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シリア政府軍が化学兵器を使ったという西側の主張に合わせるためOPCWが隠蔽
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201910300001/
2019.10.31 櫻井ジャーナル
アメリカをはじめとする西側諸国の政府や有力メディアはシリア政府軍が自国民を虐殺、化学兵器を使っていると言い続けてきた。その嘘は暴かれ続けているが、ここにきて新たな情報が出てきた。 西側ではSCD(シリア市民防衛/通称白いヘルメット)やアル・カイダ系武装集団の話に基づき、2018年4月7日にドゥーマでシリア政府軍が化学兵器を使用したと主張してきた。本ブログでは繰り返し書いてきたが、SCDは武装集団の医療部隊的な存在。リビアのときのように、アメリカ/NATO軍が介入する口実として化学兵器の話を流してきた。 この出来事では、OPCW(化学兵器禁止機関)の調査チームが武装勢力の妨害の中、現地へ入って調査している。同機関は今年、曖昧な報告書を公表しているが、OPCWで専門家の中心的な存在であるイラン・ヘンダーソン名義の文書のニュアンスは違った。化学物質が入っていた筒状の物体は航空機から投下されたのではなく、人の手で地面に置かれていたことを証拠は示していると指摘している。 ここにきてウィキリークスが明らかにした文書には、予定された結論が導かれるように専門的な分析や目撃証言が隠されたとされている。 この「攻撃」に関する情報源はSCD(シリア市民防衛/通称白いヘルメット)やアル・カイダ系武装集団のジャイシュ・アル・イスラム。シリア政府はロシア政府のアドバイスに従い、早い段階で化学兵器を廃棄していたので、その話に説得力はない。余りに事実と矛盾する話だったこともあり、西側のメディアの中からも疑問の声が挙がった。 例えば、イギリスのインディペンデント紙が派遣していたロバート・フィスク特派員は攻撃があったとされる地域へ入り、治療に当たった医師らを取材、その際に患者は毒ガスではなく粉塵による呼吸困難が原因で担ぎ込まれたという説明を受けている。毒ガス攻撃があったことを示す痕跡はないという。 また、アメリカのケーブル・テレビ局のOAN記者も現地を調査し、同じ内容の報告をしている。ロシア系のRTは西側の有力メディアが化学兵器の被害者だとして報道した子どもとその父親を取材、やはり化学兵器が使用されたという話を否定している。 ところで、シリア政府軍が化学兵器を使っているという宣伝をバラク・オバマ政権が始めたのは2012年8月。アメリカ軍が本格的に介入する「レッド・ライン」は化学兵器の使用だと語ったのだ。その月には、同政権が進めていたシリアの「穏健派」を支援するという政策が危険だとアメリカ軍の情報機関DIAがホワイトハウスへ報告している。 DIAは報告の中で、シリアで政府軍と戦っている武装勢力はサラフィ主義者やムスリム同胞団が中心だと指摘、アル・ヌスラ(AQIと実態は同じだと指摘されていた)が戦闘の主体だとも書いていた。ちなみにアル・ヌスラの主力はサラフ主義者やムスリム同胞団だ。 2012年12月には国防長官だったヒラリー・クリントンがシリア政府軍による化学兵器使用の可能性を口にする。自暴自棄になったバシャール・アル・アサド大統領が化学兵器を使うかもしれないと言ったのだ。年明け早々、イギリスのデイリー・メイル紙に、化学兵器に使用を口実にしてアサド政権に対する軍事行動を始める作戦をオバマ大統領は許可したという記事が掲載された。(すぐに削除) その後、化学兵器が使われたという話は繰り返し出てくるものの、いずれも否定されている。 |
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