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1月 18, 2020 日々雑感(My impressions daily)
<育児休暇取得で注目される小泉環境相に、長男が誕生した。
小泉環境相は、17日午前、無事に生まれて安心したと喜びの心境を語った。
小泉環境相は「きょう1月17日深夜、無事に元気な男の子が誕生したことを父親としても心からうれしく、ほっとしている。生まれたばかりで、病院から直行している形で、父になる実感は、これから湧いてくるんだろうなと」と述べた。
小泉環境相は、妻でフリーアナウンサーの滝川クリステルさんの出産に立ち会い、母子ともに元気だと明かした。
そのうえで、今後3カ月の間に通算2週間分の育休を取得することをめぐり賛否があることについて、「どんなことでも、今までと違う前例のないことをやるときは、批判はつきもの。賛否両論あるのも受け止めながら、公務最優先、危機管理を万全、そういったもとに、しっかりと育休の時間を確保していきたい」と述べた>(以上「FNN Prime」より引用)
夫が「育児休暇」を取るべき、との論調が日本のマスメディアに溢れている。小泉氏が妻の出産を機に二週間程度の「育児休暇」をとることに賛同の嵐だ。
しかし、いかがなものだろうか。誰でも「育児休暇」を取るのが良いことだ、とする風潮は危険ではないだろうか。たとえば中東へ派遣される海上自衛隊員の中に嬰児を持つ夫はいないのだろうか。
たとえば若い首相が就任し、妻が出産して「育児休暇」をとるとしたらどうだろうか。たとえば防衛大臣が長期間「育児休暇」をとったらどうだろうか。
なぜ臨時的に小泉氏は環境相を退任して、代役を選定して「育児休暇」をとる措置をとらなかったのだろうか。あるいはマスメディアに沸騰している「育児休暇」は公務をこなしながら、片手間にチョイチョイッと出来る程度のものだとでも考えているのだろうか。
そうだとしたら、むしろそのことの方が「育児」を小馬鹿にしてはいないだろうか。
安倍氏は内閣組閣以前に小泉氏が結婚報告と同時に彼の妻が懐妊していることを知らされていた。それでも敢えて小泉氏を環境相に任命した。「育児休暇」騒動が持ち上がる人は百も承知だったはずだ。
それとも環境相はいてもいなくても国家の大事には関係ないからどうなろうと構わない、とでも思っていたのだろうか。小泉氏は「二週間程度だから、」と公務に影響ないかのような発言をしているようだが、育児休暇がたったの二週間とは呆れる。
育児が誕生から「二週間」でどうにかなるものでないことは常識ではないか。少なくとも離乳するまで、母親の負担は相当なものだ。もちろん独り立ちするまで、子の育成は目が離せない。二週間程度の短期休暇を「育休」などと騒ぐ方がどうかしている。
すべてに於いて、小泉氏がとる措置は中途半端だ。その程度の「休暇」ならことさら「育児休暇」などと表明すべきではなかった。この人は中身よりも目立つことが好きな御仁のようだ。決して政治家にしてはならない、むしろお笑い芸人に適している人物ではないだろうか。
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