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安倍4選論を笑う<本澤二郎の「日本の風景」(3552)
http://jlj0011.livedoor.blog/archives/22996222.html
2020年01月11日 jlj0011のblog
<改憲はったり発言にかこつけた右翼マスコミの無責任記事>
安倍4選論が、一部右翼マスコミが喧伝している。理由は昨年暮れの記者会見で「改憲を私の手でやり遂げる」とはったりをかましたことから、4選狙いと宣伝したものだが、目の前の1月20日からの予算国会の先が見えない。冒頭解散は依然として消えていない。
野党弱体化の分断がしたはっきりしたことから、再び冒頭解散は浮上しているものの、かつての勢いはない。スキャンダルまみれと公明党創価学会の失墜も、悲願の3分の2議席確保は危うい。
ゴルフ休日をたっぷりとらないと、体調管理さえままならない。安倍家の家庭騒動も、精神を悪化させている。安倍4選論を笑うしかない。
<死に体論に必死で抵抗した記者会見引用>
「私の手で9条改憲をやり遂げる」と叫んだことに、永田町や平河町、信濃町で興奮した者は一人もいないだろう。「いつもの枕詞に過ぎない」というのが、大方の受け止め方であろう。第一、日本国民の多数は安倍改憲による戦争体制に反対している。
沈下する一方の公明党は、ポーズに過ぎないが、改憲に慎重論を繰り返している。同党は冒頭解散どころではない。
以下の状況の下では、文字通りの死に体政権である。党内や右翼から「中国の国賓招待反対」の声さえ上がっている。安倍4選論は、ためにする安倍・御用記者の作文にすぎない。
<清和会も四分五裂、二階も菅も失墜>
安倍の足元の細田派からして、四分五裂、バラバラである。90余人の派閥だといいながら、入閣するのは、ごく一部の側近ばかりだから、派内の空気は乱れ切っている。
「安倍に忠誠を尽くすのは、女性の幹事長代行くらいだ。代行から入閣した萩生田文科相は、大学入試問題でミソをつけて元気がない。派内はガタガタ」と清和会OBは指摘している。
人事の直後に法相と経済産業相の二人が公選法、政治資金規正法違反で首を斬られた。その責任は安倍・菅・二階の3人だが、今もって誰も責任を取っていない。「無能・無責任内閣を露呈したままだ」と非難されている。
二人を押し込んだ菅官房長官と二階幹事長の足腰も弱り切ってしまって、取り巻きの記者団に声を荒げるという、哀れな姿態をさらけ出している。
内閣支持率の大幅ダウンを契機に、新聞テレビも元気が出てきたことも、北風が安倍と菅・二階に吹きまくり始めた。
<日本会議ひとりわめく>
要するに、先にふれたように安倍4選論を吹聴しているのは、極右の秘密結社の日本会議のみ。「日本会議の広報担当者の桜井という女性は、ベトナム華僑の反共主義者」ということも分かってきた。
靖国神社・伊勢神宮・出雲大社などの神社神道が主体であるが、そこに統一教会、生長の家などカルト天皇狂がまとわりついている日本会議。ただし、資金面を財閥が面倒を見ている、との分析もある。
<安倍の公金横領事件追及>
安倍の支持率低下の元凶は、政府の「桜を見る会」を、実際は安倍の公金横領よろしく、詐欺師や入れ墨やくざ、地元の運動員ばかりを、国の功労者として招待していたことが発覚した。
この事件発覚は共産党など野党の成果だが、事件の性格からして一般の市民もよく理解できるところから、支持率が落下したため、安倍の衝撃は大きかった。引き続き通常国会冒頭から「桜」追及が開始される。
従来の追及と異なる点は、野党が一本化して、集中して問題を効果的に責め立てる。これに世論が強く期待していることも注目点だ。
<カジノ汚職で緊張する二階と菅と公明党>
安倍スキャンダルは、次いで安倍内閣が公明党国交相と強行したカジノ法の汚職事件が発覚したことだ。カジノ法に世論は反対したが、3分の2で押し切ったとの経緯がある。
すでに当選3回の秋元という国会議員が逮捕され、それ以外の議員に対する検察の事情聴取も行われている。贈賄側の中国企業関係者は、賄賂の時期と金額を明かしているため、金を懐に入れた議員は逃げることができない。
事件は拡大するかもしれない。ただし、安倍事件に蓋をするための検察捜査、との見方もある。ただし、新聞テレビはこぞって報道を強めている。カジノ法強行に熱心だった菅と二階の周辺もあわただしい。
<ゴーン国策捜査疑惑>
そこに降ってわいたカルロス・ゴーン被告のレバノンへの逃亡事件が発生、世論はこの事件の行く方に振り回されている。
ゴーンは「日本政府と日産のクーデター」と記者会見でぶちまけたが、裏付けるように安倍が、日産がゴーン追放をやらないので、日本政府が強行した、と受け止められかねないコメントを、1月8日夜の宴席でぶちまけた。
一転してゴーン事件は、日本の司法制度のみならず、日本政府と財閥一体の事件化と両者の腐敗・汚職構造を暴露してしまった。野党は、新たな追及の材料を手にしたことになる。
<「予算国会」乗り切れず>
以上のことだけでも、難問山積の安倍スキャンダル内閣・腐敗自民党と決めつけられるだろう。
清和会OBは「予算国会を乗り切ることは不可能。文字通りの死に体政権」と断じている。筆者も素直に受け止めようと思う。
安倍4選論がいかに荒唐無稽であるか、小学生でも理解できるだろう。「私の手で、9条改憲を成し遂げる」という言葉を信じる国民は少ない。五輪花道引退論は、かなり甘い見通しであろう。
<ストレスで悪化する持病の行く方>
政治屋の健康問題は報道しない、という自主規制をしている新聞テレビは、それゆえに安倍の健康問題について報道しない。
議会質問中によく便所へと抜け出す安倍の姿を、特にNHKは映さないようにしている。彼の持病を伏せるようにしている。確かに、大腸炎治療のいい薬が見つかったとはいえ、ストレスに耐えられる特効薬はない。
安倍家の騒動だけでも厳しい。一番の薬は、政府専用機での遊びのような外遊である。屁理屈をつけての外遊を、昨日からイラン、イラクではないサウジアラビアに飛んだ。
中東訪問で一息つけるだろうが、通常国会は甘くない。冒頭解散のゆくえはともかく、足元は来年秋の4選どころでない。
2020年1月12日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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