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新選組が与野党馴れ合いを斬る京都市長選
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2020年1月17日 植草一秀の『知られざる真実』
「2020年「政策連合」による日本政治刷新」のゆくえを占う最重要選挙が告示日を迎える。 令和2年2月2日、西暦2020年2月2日に投票日を迎える京都市長選挙が1月19日に告示される。 立候補が見込まれるのは 門川大作氏(69)=公明、自民府連、立憲民主府連、国民民主府連、社民府連推薦 福山和人氏=共産、れいわ新選組推薦 村山祥栄氏=無所属 の3名だ。 京都では非共産で国政与野党が相乗りしている。 2018年4月に行われた京都府知事選では 西脇隆俊氏 402,672票 自民・民進・公明・立憲・希望推薦 福山和人氏 317,617票 共産推薦 で西脇氏が当選した。 国政で自公と対決する野党勢力が京都では自公と共闘している。 京都では共産党が強い支持基盤を有しており、反共産で自公と旧民主系が連携している。 「敵の敵は味方」ということなのか。 国政において反自公で共産党を含む共闘体制を築こうとしているのに、京都では自公と、共産を除く野党が共産党と敵対している。 京都は旧民主の前原誠司衆院議員、福山哲郎参院議員の地元で、この二人が選挙で生き残るために反共産戦術が採用されているのだと見られる。 自分都合、自分の利益優先なのだ。 2018年の知事選でも反自公の共闘が形成されていれば福山氏が野党共闘候補として勝利を収めたはずだ。 このような共闘さえできないのが旧民主党の実態だ。 国政において立憲、国民の合流を主権者が冷め切った目で見ているのは、この両勢力のなかに「隠れ自公」が潜んでいるからだ。 「隠れ自公」の見分け方は簡単だ。 原発稼働即時ゼロ 消費税率5% への賛否を問えばよい。 明確に賛成の意思を表示できる者は「隠れ自公」ではない。 あいまいな回答しか示さない者は「隠れ自公」と見て間違いないだろう。 「隠れ自公」が多く潜む勢力が政権を樹立しても、自公と大差のない政策しか実行しない。 これでは政権交代の意味がない。 日本の二大勢力体制を「守旧」と「革新」の二大勢力体制にしなければならない。 どちらを選択するのかを決めるのは私たちだ。 私たち市民が主権者で、決めるのは私たち市民なのだ。 「守旧」と「革新」の二大勢力体制にならなければ、私たちの前に選べる選択肢がなくなる。 和食を食べたいのにアメリカ料理とイギリス料理しか提示されないようなものだ。 日本の体制を固定したい既得権勢力は、どっちに転んでも何も変わらない「自公」と「第二自公」の二大勢力体制を築こうと全力を挙げている。 これが立憲と国民の再合流話の背景だ。 1月19日に告示される京都市長選では「れいわ新選組」が福山氏の推薦を決めた。 これこそ「政策連合」である。 基本的な政策を共有する勢力が連合を構築する。 政策を基軸にした「政策連合」が形成される。 この「政策連合」が勝利を収めると大きな衝撃が走る。 京都市民の叡智が問われる局面だ。 国政において最重要の争点は 1.消費税率5%への回帰 2.原発稼働即時ゼロ である。 さらに 3.最低賃金全国一律1500円政府補償 だ。 京都において「政策連合」が勝利できるかどうか。 2020政治決戦を占う最重要の選挙が始動する。 |
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