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かつての自民プリンス・中村喜四郎氏 なぜ野党連携に奔走するのか?
https://mainichi.jp/articles/20191219/k00/00m/010/236000c
毎日新聞 2019年12月19日 20時48分(最終更新 12月19日 23時37分)
記者の質問に答える中村喜四郎衆院議員=東京都千代田区の衆院第2議員会館で2019年12月18日、藤井達也撮影
かつて自民党旧竹下派のプリンスと呼ばれながらゼネコン汚職事件で離党、実刑判決を受けたが、無所属で当選を続けている中村喜四郎元建設相(70)=衆院茨城7区=は現在、野党の連携に奔走している。何が中村氏を突き動かすのか。毎日新聞のインタビューに応じた中村氏は「政権が暴走して非自由主義的になっている。野党を強くし、政治に緊張感を取り戻す。日本再建をやりたい」と語った。【聞き手・小山由宇、野間口陽】
「日本の民主主義が壊されていく危機感」
――長らく自民党系無所属の立場だったが、野党会派に昨年転じ、今年1月には立憲民主党会派に入った。どのような理由からか。
◆日本の民主主義が壊されていく、との危機感を持ったことが大きい。背景には(1996年衆院選から導入された)小選挙区制がある。議員と有権者のつながりが弱くなり、国民軽視の政治になった。権力が政権幹部に集中し、一人一人の議員の立場も弱くなった。「物言えば唇寒し」となり、各議員の言動も弾圧されていく。
その結果、安倍政権では非自由主義的な物事の決め方が増えた。アベノミクスの政策は、働き方改革、1億総活躍、子育て支援と政策評価をしないままに目先が変わった。「選挙権威主義」により、選挙に勝てば「国民の合意を得た」と政策を転換することが続いており、議会軽視と言える。
昔の自民党は徹底的に議論したうえで自浄能力を働かせてきたが、今はそれが失われた。野党があと50の小選挙区で勝てば「保革伯仲」となり、自民党は変わらざるを得ない。それが民主主義を守ることにつながる。自民党入りする野党議員が多い中、1人ぐらい野党に行く変わり種がいたほうが、バランスがとれる。
記者の質問に答える中村喜四郎衆院議員=東京都千代田区の衆院第2議員会館で2019年12月18日、藤井達也撮影
――選挙制度は、かつての中選挙区制が望ましいのか。
◆今後の議論次第だが、一つ言えるのは、小選挙区制になって投票率が下がったということだ。国民が投票に参加しない制度は直さないといけない。
中選挙区時代は、自民党候補が1選挙区に複数立ち、「国民の思いの核心に近づく議論をしないと生き残れない。国民目線の政治をやろう」と考えた。自民党議員の幅も保守からリベラルまで広がり、国民の期待をつないだ。ところが小選挙区制では、自民党はトップの安倍晋三首相の影響を受けざるを得ない。極めて保守色が強く、権威主義的な政党になっている。野党が力をつけ、権力の乱用をさせないリベラルの旗を立てることが大切だ。
「私にとって大切なのは『日本再建』」
――2大政党制を目指すのか。
◆私にとって大切なのは「日本再建」だ。次回衆院選で保革伯仲を作り、自民党が緊張を取り戻すならそれでいい。目覚めなければ、野党の力をより高めていく。私は権力の危うさを過去の経験から知った。政治の一翼を担える機会ができたら、「国民目線で民主主義を貫く政党政治をしたい」と考えていた。20年間の雌伏の時間が私を育ててくれた。その間を支えてくれた有権者には心から感謝している。
記者の質問に答える中村喜四郎衆院議員=東京都千代田区の衆院第2議員会館で2019年12月18日、藤井達也撮影
――いまや野党連携のキーパーソンと言われている。どうすれば「保革伯仲」が実現するか。
◆政治とはみんなが主役だから、「キーパーソン」という意味は分からない。私は功名心や野心でやっているわけではない。野党は選挙をしっかり戦うことが大事だ。11月の高知県知事選では共産党系候補を各党が支援した。立憲民主党の枝野幸男代表、国民民主党の玉木雄一郎代表も応援に入り、共産党を含めた「オール野党」の態勢が生まれた。結果は6万票差で自民、公明両党が推薦する候補に敗れたが、「オール野党」の結成という「実」はとったと思っている。逃げない選挙をすれば、野党の足腰も強くなる。来年夏の東京都知事選は衆院選と同等の大きな選挙だ。旧民進党を分裂させた小池百合子知事と戦うことが、本当の意味で立憲と国民のわだかまりを解消する。
「まずは『オール野党』を育てる役割を担いたい」
――立憲と国民は合流に向けて協議入りしている。どうサポートするか。
◆立憲などの統一会派は臨時国会で成功を収めた。だからといって、一気に一つの党にするのがいいかは別だ。立憲と国民に温度差があるのは認識している。少し時間をかけて、一体感を醸成することも必要ではないか。慎重にやらなければならない。高知県知事選で培った「オール野党」が、野党間に(亀裂が生じても、それを広げさせない)セーフティーネットになると考えている。私は大多数がまとまるタイミングで入党するつもりだが、まずは「オール野党」を育てる役割を担いたい。
――野党共闘には「野合」批判がつきまとう。どんな政策を掲げるべきか。
◆自民、公明両党も憲法観や安全保障政策は違うのに連立政権を組んでいる。「野合」はためにする議論だ。野党は、まず外交、防衛政策に明るくなることが必要だ。国会議員がすべき王道だからだ。今の日米安保体制が日本の平和を今後も不動のものにできるか。北方領土問題はどうすべきか。そして内政は放漫財政の自民党に対し、野党は財政再建を訴えることだ。憲法は温度差があるが、保革伯仲の政治状況を作れた段階で、野党間で問題整理をすればいい。私は10年がかりで、政権を取ればいいと考えている。次期衆院選で保革伯仲を実現し、その次のステップ、2段階目で政権を目指すべきだ。
中村喜四郎(なかむら・きしろう)氏
1949年生まれ。日大卒。76年の衆院選で初当選し、現在14期目。茨城7区。94年にゼネコン汚職で東京地検に逮捕され、自民党を離党。2003年に最高裁であっせん収賄罪で実刑判決が確定したが、04年に仮釈放。05年衆院選から無所属で当選を続ける。科学技術庁長官、建設相を歴任した。現在も無所属で、立憲民主党と国民民主党の衆院統一会派に所属する。
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— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) 2019年12月19日
選挙の鬼なので、野党の甘ったれた議員は下働きをさせてもらって勉強したらいいよ。
— ゴマすりクソバード@たつき監督を返せ! (@animefigure3d) 2019年12月19日
したら、二大政党制も実現するだろう。ら
お、口の硬い事で有名な中村さんや。完黙で140日間勾留だからね。タフですよ
— kamenari (@kingoftoilet) 2019年12月19日
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— /踊♥ウタマロ\ (@utamaro_) 2019年12月19日
“「自民党入りする野党議員が多い中、1人ぐらい野党に行く変わり種がいたほうが、バランスがとれる」”
「旧民進党を分裂させた小池百合子知事と戦うことが、本当の意味で立憲と国民のわだかまりを解消する。」
— Shy-Shy (@Take_Shy_Shy2) 2019年12月19日
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あんなことされてもメゲずに続けていれば、また流れがくるときもあるんだなあ。なんか希望が持てる話だわ。それにしても20年か。えらいもんだ。
— Kensuke Nakata (@cyclosa_sp) 2019年12月19日
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