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「閉会」は裏目に出る 支持率急落は「逃げているから」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265985
2019/12/10 日刊ゲンダイ
自己弁護ばかり(9日、会見に臨む安倍首相)/(C)共同通信社
狂い咲きの「桜」がまだ満開の中、臨時国会が9日、閉会した。安倍首相が自ら主催した「桜を見る会」を巡り、おびただしい数の疑惑を残したまま、幕引きしたのだ。
閉会日恒例の首相会見でも安倍は、冒頭発言で「桜を見る会」には一切触れず、記者からの質問もその話題に及んだのは全6問のうち1問だけ。安倍は「長年の慣行で予算や招待人数が膨らんだ」と他人事のようだったが、招待人数が1・8倍、支出が3倍に膨らんだ例は過去にはない。
「長年の慣行」ではなく、自身の在任期間中の不始末なのに、安倍は「私自身の手で運用を全般的に見直す」とエラソーに言い放つのだから、どの口が言うのか。つくづく、恥も外聞もない首相である。
国会閉会で追及から逃れ、臭いモノにはフタの“逃げ恥”首相を守るように、自民党の森山裕国対委員長は「国民の理解もいただきつつあるのではないか」とトンデモ発言。安倍が参院本会議で2度、桜疑惑に答えたことを挙げて「議論を重ねてきた」と強調したが、疑惑に真正面から答えず「議論を避けてきた」のは、どこのどいつだ。
それでも安倍周辺は「低俗な話はもう終わりだ」と豪語しているらしい。安倍1強の弊害をまざまざと見せつけられる思いだが、恐らく「あとは年末年始のドサクサで世間も忘れてくれる」という魂胆である。
この7年間はその繰り返しで、今回もうまくいくと踏んでいるのだろうが、そうは問屋が卸さない。“桜疑惑”が炸裂して以降、内閣支持率はジワジワと下落。最新のJNNの世論調査で、支持率は前月比5・2ポイント下がり、49・1%と5割を割り込んだ。逆に不支持率は5・3ポイント増え、47・7%。その理由も明白だ。
桜を見る会に安倍の地元支援者が数多く招かれていたことについては「問題だと思う」が67%で、「思わない」の25%を上回った。安倍の一連の説明も「納得していない」が実に72%に上り、「納得している」の15%を大きく上回った。
安倍の“逃げ恥”答弁に世論の大多数は閉口しているのである。
低俗なのは首相自身の常軌を逸した感覚
他の調査でも支持率はつるべ落とし。毎日新聞の調査(先月30日、12月1日実施)だと、10月の前回調査から6ポイント減の42%。共同通信(先月23、24日実施)でも支持率は48・7%と、10月の前回調査から5・4ポイント低下した。
相次ぐ支持率急落は、この間に嫌というほど見せつけられた卑しい権力者の人間性と無縁ではない。本来なら各界の功労者を慰労する目的で国の税金を使う公的行事に、首相夫妻らの「身内」を1000人単位で招待。悪徳商法の「巨魁」にまで招待状を送り、勧誘に手を貸す始末だ。
桜を見る会やその「前夜祭」での安倍の振る舞いには、公職選挙法や政治資金規正法、財政法に違反する疑いがある。公金が実質的に首相の「地盤」の有権者対策に消えたのだから、由々しき事態だ。安倍周辺が言うような「低俗な話」では決してない。むしろ、低俗なのは安倍自身である。これだけ法に抵触する恐れがありながら、平然と年々招待客を増やしてきた感覚は、常軌を逸している。
「自分にスリ寄って来る者だけを選び抜き、国の公的行事に招待し、彼らに囲まれて悦に入るとは俗物そのもの。いざ疑惑が浮上すると、国会審議から逃げ回るクセに、裏でこそこそ官邸詰の記者と会食し、懐柔を図る。まさに俗も俗、俗物性の塊ですよ」(政治評論家・森田実氏)
俗物首相にとって「国会閉幕」こそが裏目となる。なぜなら支持率下落の理由は、こうして逃げ回ることに国民が嫌気を差しているからだ。
もっと怒りを!(C)日刊ゲンダイ
疑惑のド真ん中が逃げるほど咲き誇る「桜」 |
桜を見る会を巡る安倍政権の対応について、5日付の朝日新聞で「国の向上は終わり衰退が始まる」兆候と喝破したのは、早大教授の齋藤純一氏だ。
「競合する全勢力を抑え込み、すべてを自分と同じ鋳型に流し込むのに成功してしまうと、その国の向上は終わり衰退が始まる」――。19世紀の英哲学者、J・S・ミルの「代議制統治論」の一節を引きながら、齋藤氏は〈「抵抗を受ける可能性のない人」は、「理性」を必要としなくなり、代わりにその「意思」を押し通すようになる。「間違っている」と告げてくれる人の話を聞けば、苛立ってしまう〉と説く。まさに野党の批判にイラ立ちまくる安倍の姿が目に浮かぶ。
官僚組織の忖度文化を生み出したのも、自身への異論を絶対に許さない安倍の不寛容さだ。この7年間、安倍官邸に歯向かった官僚には、必ず“みせしめ人事”がつきもの。だからこそ、ひとたび俗物首相が窮地に陥ると、嘘も方便と開き直って官僚は必死でかばい続けなければいけないのだ。
こんな恐怖政治の下ではなるほど、安倍とその周辺だけが栄え、国が衰退してもおかしくない。
「官僚の忖度が蔓延した結果、不都合な文書の隠蔽、改ざん、捏造、廃棄が横行してしまったのです」と嘆くのは、法大名誉教授の五十嵐仁氏だ。こう続ける。
「加えて今回は『委員の3分の1以上』から要求された場合、委員長は『委員会を開かなければならない』との国会のルールまで無視。予算委員会を開かず、議会政治を踏みにじりました。安倍首相も身の潔白を主張するなら、それを証明する招待者名簿のデータの探索を指示したり、ホテルから明細書を取り寄せればいい。それなのに、官僚にみっともない言い訳を押しつけ、逃げ回るから疑念は深まるばかり。森友問題では昭恵夫人、加計問題では“腹心の友”が疑惑のド真ん中にいましたが、桜疑惑の中心は首相本人です。逃げれば逃げるほど、支持率は下がり続けることでしょう」
始まった国の衰退を止めるのは支持率1桁
国会を閉じたって、数々の疑惑が消えてなくなるわけではない。つまり安倍が逃げ回る限り、「桜」は散らないのだ。
どのみち来年1月の通常国会が始まれば、予算審議のため、安倍は予算委に出席せざるを得ない。
これまで通り真正面から質問に答えず、クドクド、グダグダと説明すればするほど、さすがの国民もウンザリする。時にはヤジを飛ばし、逆ギレも交えれば、安倍を見放す。この先、支持率は下がっても、上がることはないだろう。前出の森田実氏はこう言った。
「紀元前の古代ギリシャの哲学者・アリストテレスの昔から、政治家には3つの要素が求められています。1つは倫理的に人並み以上に優れていること。2つ目は知性の面で人並み以上に優れていること。最後は国民を必ず幸せにするという愛です。安倍首相にはこの3つの要素がひとつもない。桜を見る会の疑惑にも、我が身第一で自分をかばうため、平然と開き直る。そんな自己弁護首相を守るため、自民党も官僚組織も“安倍ファースト”で嘘八百を並べ立てるありさまです。
こんなヒドい首相の在任期間が憲政史上最長を更新するとは、歴史の珍事です。国民はもっと怒るべきですよ。過去の竹下登内閣や森喜朗内閣のように、支持率を2桁どころか1桁台に下落させ、安倍政権を崩壊させなければいけません」
支持率が5、6ポイント減くらいでは、体面など気にしない厚顔無恥首相には屁のカッパ。かといって政治にうんざりして無関心になるのは、衰退が始まった日本にとって最悪の選択となる。
この国の衰退を止める意味でも「安倍ノー」の意思をハッキリと打ち出し、支持率1桁で目に物を見せるしかない。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakuten) 2019年12月10日
【支持率急落 理由はこうして逃げること】
『「国会閉幕」こそが裏目』
「自分によってくるものだけを選別、招待し、彼らに囲まれて悦に入る俗物が国会から逃げ回り、裏でコソコソ記者懐柔」
「こんな首相の在任記録史更新は歴史の珍事だ」
#買って応援 pic.twitter.com/9fbqShfm7M
「閉会」は裏目に出る 支持率急落は「逃げているから」 https://t.co/VxaRJVP129 #日刊ゲンダイDIGITAL
— 国民こそ主権者;砂頭巾 (@553Sandhood) 2019年12月10日
「国会閉幕」こそが裏目【支持率急落】理由はこうして逃げること この先、支持率が上がることはないだろう 周辺は「桜は終わり」と豪語しているらしいが、この間に嫌というほど見せつけられた卑しい権力者の人間性 こんな首相の在任記録更新は歴史の珍事だ(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/PZvFTVmPGr
— KK (@Trapelus) 2019年12月10日
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