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「ウソの上塗りを続けると、さらに大きなウソや滑稽(こっけい)な言い訳を繰り出さざるを得なくなる」――。桜を見る会を巡る松尾貴史の「ちょっと違和感」です。https://t.co/fzdRzsZIH8
— 毎日新聞 (@mainichi) 2019年12月8日
松尾貴史のちょっと違和感
「桜を見る会」疑惑 安倍政権こそ「悪夢」そのもの
https://mainichi.jp/articles/20191208/ddv/010/070/019000c
2019年12月8日 02時06分(最終更新 12月8日 03時43分) 毎日新聞
=松尾貴史さん作
総理大臣主催の「桜を見る会」の疑惑は、安倍晋三氏のもくろみとは裏腹に、一向に収束する兆しを見せない。違法薬物所持による芸能人の逮捕でニュースや情報番組は一斉にそちらに傾くと思いきや、まさかの検査陰性という事態になって材料が乏しくなったのか、あるいはそれが追い付かないほど次から次へウソと新たな疑惑が浮かび上がってきて、この騒ぎは来年まで尾を引きそうだ。
それも、この案件は関係者が安倍夫妻、副総理、官房長官、内閣府、自民党関係者、安倍晋三後援会、ホテルニューオータニ、そして招待客の1万8000人というおびただしさなので、ウソで蓋(ふた)をしようとすればするほど、つじつまの合わないところが出てきて疑惑が数珠つなぎに引っ張り出される構造になっている。
森友学園や加計学園の疑惑は何となくほとぼりが冷めているだけなので、もしこの桜を見る会についてのスキャンダルが長引けば、さらに政権の体質自体が問題であることがどんどん顕在化して、ダメージは大きくなっていくだろう。
それでなくとも、書類がない、あってもノリ弁的な黒塗り、覚えがない、官僚も無理なへりくつでかばう、データの復元はできない、公私の混同と、「モリカケ」を再び想起させる記号が目白押しで、自ら火に油を注いでいる感もある。
サークルの和を乱さない新人記者の多い、いわゆる「ぶら下がり」の取材には答える格好を見せ、発言の隙(すき)を野党の議員に突かれることのない本会議では官僚の書いた文面を読み上げて説明したふりをしているけれども、記者会見で老練な記者たちの鋭い質問に答える自信もなければ、予算委員会に出て野党の追及を受けて立つ度胸もない。
共産党の田村智子参院議員の追及が始まってから、現時点まで安倍氏は予算委員会の審議に応じていない。忙しいのかと思いきや、アイドルグループとの面談は「律義」にやっている。この人の優先順位はいったいどこにあるのだろうか。
本会議での発言の中に、疑問を感じた人も多いようだ。名簿を管理する内閣府の電子データの取り扱いについて、サーバーでデータを保存する「シンクライアント方式」を採用しているから、「復元は不可能」だと言うのだ。この「言い訳」を誰が考えたのかはわからないが、多くのIT関係者は、「逆に復元できないように完全にデータを消し去ることの方が難しい」と言っている。それこそ、電気ドリルでハードディスクを破壊した「小渕(優子衆院議員)方式」を採用しないと無理なのだ。
横にそれるが、安倍氏が「サーバー」ではなく「サーバ」と尻を伸ばさずに「コーラ」と同じように最初の文字を高く発音する頭高のアクセントで読んでいたことに苦笑させてもらった。おそらく安倍氏は、サーバーが何かをわかっておらず、官僚が「サーバ」と習慣的な表記をしていたので、文字通り読んでしまったのだろうと思う。
ウソの上塗りを続けると、さらに大きなウソや滑稽(こっけい)な言い訳を繰り出さざるを得なくなる。しかし、ここまでくると見苦しく人ごとながら恥ずかしい。
そして、おなじみ「困ったときの民主党」も持ち出していた。鳩山由紀夫総理の時も桜を見る会をやっていたということらしい。もし私物化し、反社会的勢力や問題のある人物を呼び、後援会で取りまとめ、資料の隠蔽(いんぺい)などをやっていたのなら、一緒に責任を追及すればいいだけのことだ。日本を良き方向にかじ取りをして浮揚させてくれていればまだマシだけれど、7年間もほしいままにやらかしておいて、「悪夢のような民主党政権」はもう使えないだろう。あの頃より何を良くしてくれましたか。私にとっては「悪夢そのものの安倍政権」である。(放送タレント、イラストも)
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