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2019年 11月 26日
香港で24日、区議会(地方議会)の選挙が行なわれ、民主派は452議席中、85%に相当する388議席を獲得し、歴史的な勝利をおさめた。(*^^)v祝 (*1)
区議選で民主派が過半数を取ったのは1997年の中国への返還後初めて。投票率は前回(2015年)の47%をはるかに上回る71・2%で過去最高だった。
6月から香港政府への抗議デモが拡大。デモが若者主体だったこともあり、住民全体がどのようにとらえているのか不安視する声も出ていたのだが。投票率のアップと民主派の議席の大幅増加によって、一般住民の多くがデモを支持し、政府やその背後にいる中国指導部に反発を感じていることが示された。
親中派は、小選挙区制の影響もあって、86議席しかとれなかったのだが。得票率は4割近くあったとのこと。今後、中国や香港政府がどのような対応をして行くのか、注目される。(・・)
香港の状況は、このブログには書かなかったけど、個人的にはずっと気になっていて。居酒屋談義でも、常に話題になっていた。<日本の学生運動を経験or見聞した人は、懐かしいものがある様子。mew個人は、近年、中国政府が香港で、愛国教育を進めようとしているのも、安倍政権と重なるところがあって、気になっている。>
mew周辺では、一部の血気盛んな若者が、武器や火炎瓶を使った暴力的な行為はエスカレートしたり、暴徒化して市街地や店舗を破壊するなど市民生活に迷惑をかけたりすることを懸念。これが高じると、警察が武力を使って鎮圧しやすくなるし、一般住民の支持も得られなくなると考え、あくまでも冷静にデモや集会で訴えたり、選挙活動を行なったりすることを願っていた。
いくつかのトラブルはあったものの、幸いすごく大きな混乱はなく、選挙が終了。投票率が70%以上に上がり、いわば野党サイドである民主派が勝ったのは嬉しかったし。同時に、めっちゃ、うらやましくもある。(・・)
どうか、日本でも、投票率がせめて60%にはなるように。そして民主的な考えを持つ政党や議員が数多く当選するようにと、願わずにはいられない。(-人-)
* * * * *
でも、残念ながら、日本では、まだ明るい展望が開けていないのが実情だ。(ノ_-。)
今月8日から野党やメディアが大きく取り上げるよういなった「桜を見る会」の問題で、日本の国民も、ようやく安倍政権に愛想をつかすようになったのではないかと期待していたのだが。
11月16〜7日、23〜4日に行なわれた世論調査では、5社中4社で内閣支持率が5〜7%落ちたものの、不支持率は思ったほど上がっておらず。
内閣支持率は44〜50%、不支持率は36〜40%で、どこも支持率が不支持率を10%前後上回っており、逆転には程遠い状況だ。(ーー)
たとえば、23〜4日の共同通信の調査では、『公費による首相主催の「桜を見る会」に関する安倍晋三首相の発言を「信頼できない」との回答は69.2%に上り、「信頼できる」は21.4%にとどまった』のであるが。
安倍内閣の支持率は48.7%(-5,4)で、不支持率は38.1%と、10%の浮きがある。
おそらく安倍内閣や自民党の内閣は、この2週間ぐらいは、支持率が激減するのではないかとビクビクしていたのではないかと察するが。
これらの結果を見て、「大丈夫だ。もう少ししのげば、何とか乗り切れる」「結局、日本国民なんて、こんなもんだろう」と安心したのではないかと。そして、日本の国民は、さらにナメられることになったのではないかと思うのだ。_(。。)_
ただ、安倍首相にとって、一つ大きな痛手が生じている。(・・)
安倍首相&改憲仲間たちは、2020年に憲法改正の国会発議&国民投票を行なうために、何とかして、この臨時国会で国民投票法の改正案を通したかったのだが。
「桜を見る会」問題が出て、強引な国会運営がやりにくくなったことから、今国会での国民投票法改正案の成立を見送る可能性が大きくなったからだ。
『改憲日程、一段と厳しく 国民投票法見送り、安倍首相誤算続き
憲法改正国民投票の利便性を高める国民投票法改正案の今国会成立が見送られ、安倍晋三首相が宿願とする改憲は、残り2年弱となった首相の自民党総裁任期中の実現が一段と厳しくなった。
首相は在任中の改憲をなお模索するが、安倍政権下での改憲に反対する主要野党の姿勢に変化の兆しは見られず、改憲論議に入るのも容易でないのが実情だ。
衆院憲法審査会は21日、幹事懇談会を開催。与党が次回定例日の28日の自由討議を提案し、野党は持ち帰った。主要野党は20日、改正案の今国会採決阻止を確認している。
今国会での与党の誤算は、欧州視察に関する自由討議を予定した10月31日の衆院憲法審が、同日の河井克行前法相辞任の余波で流会となったこと。さらに「桜を見る会」に首相の後援会関係者が多数参加していたことが表面化して与野党の対決色が強まり、「今は押し切るべきでないという判断になった」(自民党関係者)という。(時事通信19年11月21日)』
* * * * *
実は改憲派が、「桜を見る会」問題に関して、最も恐れていたのは、このような事態だったのだ。
安倍シンパの辛坊治郎氏も、先週、大阪・ABCラジオ「週刊ニュース解説 辛坊治郎のズバリ&どうよ!」(土曜・後12時30分)で、こんなことを言っていた。
『辛坊氏は番組内で「桜を見る会」を野党が追及する理由について「意図は明らか。これで支持率を下げることで国会混乱させて、国会で最大の議論になっている憲法改正のための『国民投票法』改正の審議入りをさせずに廃案にする。なおかつ、支持率が下がればいいな」と主張。
「今回のことでよくわかったのは、例のモリカケ問題であれだけ騒いだのも同じ構図。もともとそんなに大した話じゃない問題を、とにかく騒ぐことで国会の審議を止め、なおかつ支持率を下げるという一点で国会の活動が行われている。本質的な議論がされずに時間だけが浪費されている。その国会の維持費に、お前ら一体いくらかかっていると思っているんだ」と話した。
そして「今週、国会とマスコミを見ていてつくづく嫌になった。俺。本音で。ほんとね、なんだお前ら。ビックリするよ」とトークを展開していた。(スポーツ報知19年11月16日)』
* * * * *
正直、辛坊氏のことをつくづく嫌になった&ビックリしたのは、mewの方である。超保守派であることはわかっていたが、ここまで偏ったものの見方をしていたとは。(・o・)
モリカケ問題の時と同様、保守系メディアやネットのアチコチで、「『桜を見る会』は、問題ではない」「野党が左派メディアが勝手に問題を作って、安倍首相の国政や憲法改正をジャマしようとしているだけだ」という主張が見られるのだが・・・。
そろそろ国民も「何言ってんだか」とクビをかしげているのではないだろうか?(@@)
それに、野党はまだまだ諦めていない。(++)
野党7党は、25日に「桜を見る会」追及本部を立ち上げ初会合を実施。れいわ新選組も参加し、人員も追及チームから7倍の76人に増加。追及本部は「山口・下関ルート」「ホテルルート」「昭恵夫人ルート」など8つの班を編成し、さらなる調査を進めて行くという。
『「桜を見る会」追及本部、野党陣容7倍に れいわも参加、「倒閣」訴え
立憲民主党など主要野党は25日、首相主催「桜を見る会」追及本部の初会合を開いた。前身の追及チームから陣容が7倍の76人となり、れいわ新選組などが新たに参加。安倍晋三首相出席の衆参予算委員会の開催要求など攻勢を強める構えで、本部長に就いた福山哲郎立憲幹事長は「倒閣に向けて一致結束して頑張ろう」と訴えた。
支持固め、政治ショーの様相 識者「脱法的」指摘も―本来の趣旨逸脱・桜を見る会
福山氏は「しっかりと野党が共闘して真相究明する。万が一(政府・与党が予算委開催から)逃げても、次の通常国会に向けて弾込めし、追及の手を緩めない」と強調。共産党の小池晃書記局長は「『桜を見る会』転じて『桜が散る会』にしていくため力を合わせよう」と気勢を上げた。
(時事通信19年11月25日)』
『「このような形の本部の構成は憲政史上まれに見るものだ。真相を究明し、倒閣に向けた運動をしっかり進めると誓い合いたい」
会合では本部長に就いた立民の福山哲郎幹事長がこう述べ、団結を訴えた。本部長代行には追及の先鞭(せんべん)をつけた共産から小池晃書記局長が就任。参加議員は「ホテルルート」「昭恵夫人ルート」など8チームに分かれて調査などを行う予定だ。れいわ新選組を含む各党連名のビラも作成済みで、街頭などで配布する。(産経新聞19年11月25日)』
* * * * *
で、25日には「名簿調査」班が早速、内閣府に招待者名簿を全て裁断したという例の大型シュレッダーを見に行ったのだが。何と内閣府の入り口で、門前払いをくらったという。(・o・)
『野党のシュレッダー視察を内閣府拒否 「官房長の判断でだめと決まった」と押し切る
立憲民主党などの野党議員は25日、内閣府を訪れ、「桜を見る会」を巡る疑惑の解明に向け、招待者名簿を処理したとされるシュレッダーを視察しようとした。だが、職員は「アポイントがない」などと拒否。共産党の小池晃書記局長は「隠蔽(いんぺい)体質極まれりだ。内閣府は伏魔殿か」と批判した。
立憲や共産の衆参8議員が内閣府を訪れた。職員は「シュレッダーが稼働中だ」「責任者がいない」などと視察をさせなかった。野党側は「稼働していない執務時間外なら見られるだろう」と食い下がったが、約2時間の押し問答の末に「官房長の判断でだめと決まった」と押し切られた。
招待者名簿は、共産党議員が会を巡る資料要求をした5月9日の同日にシュレッダーで処理されたとされる。内閣府は「シュレッダーが空いた日だった」と説明するが、野党は「40秒で1000枚を処理できる性能だ。何日間も空かないことはなく、資料要求を受けて慌てて廃棄したのではないか」と疑っている。
視察した立憲の黒岩宇洋衆院議員は記者団に「痛いところを突かれると、物理的な抵抗まで始める。非常に残念だ」と批判した。【浜中慎哉、東久保逸夫】(毎日新聞19年11月25日)』
野党は、どうかめげずに今後も「桜を見る会」&「前夜祭」の件を追及して、今度こそ安倍内閣の諸問題を国民にあらわにして欲しいと。そして、次の世論調査でさらに支持率を下げるようにして欲しいと(で、近い将来、香港のように民主勢力が選挙で勝利するように)と願っているmewなのだった。(@@)
THANKS
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