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「桜」の説明二転三転 絶頂の長期政権“突然死”の可能性
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/265072
2019/11/21 日刊ゲンダイ
在職日数が憲政史上歴代1位となり、記者の質問に答える安倍首相(C)共同通信社
「好事魔多し」。人間は絶頂期にある時ほど、その運命が暗転するケースが多いものだが、20日、総理大臣の通算在職日数が歴代最長となった安倍首相も例外ではないらしい。
首相主催の「桜を見る会」の招待客を巡る疑惑で、野党から集中砲火を浴びている安倍。ぶらさがり取材を重ねるたびに矛盾が次々と明らかになり、ドツボにはまっていたが、20日の参院本会議では、恐らく首相答弁としては憲政史上初と言っていい“希代のペテン発言”が飛び出した。
「桜を見る会」の招待客について、「私は主催者として挨拶や接遇は行うが、招待者の取りまとめには関与していない」(8日の参院予算委)との答弁を百八十度変え、安倍事務所による招待者推薦に関与していたことを認めたのだ。
安倍は、内閣官房からの推薦依頼を受け、安倍事務所が参加希望者を募集していたと明かした上で、「私自身も事務所から相談を受ければ、推薦者について意見を言うこともあった」などと言い放っていたから唖然ボー然。しかも推薦枠は「1000人程度」あったというのだ。
月刊「文芸春秋」(文芸春秋社)12月号にも、森功氏が寄稿した〈霞が関を踏み潰した3人の「官邸官僚」〉の中に、警察官僚の証言として〈総理は桜を見る会なんかにも北村(滋国家安全保障局長)の子供たちを呼んでいるからね〉とのくだりが出てくるが、これまでの国会答弁は一体、何だったのか。「虚偽」そのものではないか。
私人である昭恵夫人にも「推薦枠」という愚
しかも、ウソはこれだけじゃなかった。公選法違反や政治資金規正法違反の可能性が高まる前夜祭の「会費5000円」について、これまでは記者に「大多数が(夕食会場の)ホテル宿泊者という事情を踏まえ、ホテル側が設定した価格」と説明していたのに、2015年は夕食会と宿泊先が別のホテルだったことも発覚。20日は「(安倍事務所と)ホテルとの交渉で会費5000円を維持した」と答弁せざるを得なくなった。
「長年の慣行で行われてきたことだが、招待者の選定基準が曖昧で、結果として数が膨れ上がってしまった。こうした運用を大いに反省し、招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討する」
安倍は本会議答弁をこう締めくくっていたが、何をエラソーに言っているのか。多額の公費が投じられた「桜を見る会」を、政治活動、後援会活動に利用し、際限なく招待客を増やすなどのメチャクチャな運用をしてきたのは他ならぬ安倍自身だろう。どのツラ下げて「招待プロセスの透明化」などと言っているのか。全く冗談じゃない。立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。
「これまで発覚した安倍政権の不祥事と違う点は、今回のケースは安倍首相が張本人だということ。もはや、これ以上、逃げられないと思って方針転換。政治的なダメージを抑えるために関与を認めたのでしょう。
もちろん反省などしていないでしょうから、しばらくしたら『やっぱり花見は復活します』などと言い出しかねません」
20日の衆院内閣委では、共産党の宮本徹議員が、安倍の妻・昭恵氏の「推薦枠」についても質問。答弁に立った大西証史内閣審議官は「安倍事務所で幅広く参加希望者を募るプロセスの中で、夫人の推薦もあった」と暴露したが、「桜を見る会」の招待客は〈各界を代表する功労・功績者〉だったはずだ。閣議決定で「私人」とされた昭恵氏が「推薦枠」を持つこと自体が支離滅裂だし、さらに顔見知りになれば誰でも参加できたなんてデタラメにも程がある。もはや公私混同とかいうレベルでは済まない。
サヨナラ!(C)日刊ゲンダイ
「長期政権の緩み」で起きた問題ではなく、政権発足時からデタラメ続き |
総理大臣という絶大な権力をバックに夫妻揃って公金でやりたい放題。悪事がバレたら、苦し紛れの弁明、言い訳、その場しのぎの矛盾だらけの説明を繰り返す。まるでモリカケ問題の構図そのものではないか。
なるほど、モリカケ問題でも、国会で野党に説明を求められた官僚が「一切の資料を廃棄した」と答弁拒否する場面が何度もあったが、今回の問題でも招待客に関する資料開示を求められた内閣府が資料を廃棄していたことが判明。それも野党議員が資料要求した当日に廃棄というからメチャクチャなのだが、森友問題でも、安倍が衆院予算委で「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と答弁した直後から証拠隠滅が始まっていた。全く同じ流れだ。
20日の衆院内閣委で、大塚幸寛内閣府官房長は資料要求当日に廃棄した理由を問われると、「廃棄の分量が多く、大型のシュレッダーを使おうとしたところ、各局の使用が重なり、もろもろの調整をした結果」と答えていた。偶然その日になった、みたいな説明だったワケだが、「はい、そうですか」と信じる国民がいると思っているのか。一体いつから、この国の官僚は国会で平気でウソをつくようになったのか。政治評論家の小林吉弥氏はこう言う。
「モリカケ問題も今回の問題も根っこは同じ。最大の問題は、政治家に対して是々非々で意見具申していた官僚組織が政権与党の言いなりに動くようになってしまったこと。国民全体の奉仕者であるはずの官僚が、自民党の奉仕者のようになったのです。その点を非常に危惧しています」
安倍本人の国会説明を野党は強く要求するべき
安倍の顔色ばかりうかがってきた忖度メディアも、新たな証拠が次々と見つかり、説明が二転三転する前代未聞の事態をさすがに無視できなくなったのだろう。
NHKのニュース番組や民放のワイドショーでも、安倍の「花見疑獄」をトップで報じる場面が増えたほか、文科省など官僚側も関係資料を出さざるを得ない状況に追い込まれつつある。
そこに追い打ちをかけるように、今度は「私人・昭恵枠」の問題だ。さらに前夜祭を「会費5000円」で応じたホテルに対する官邸や安倍事務所の「便宜供与」などの新たな事実が出てくれば、いよいよ逃げ切れなくなった安倍が破れかぶれ解散に打って出たり、総裁選を前倒ししたりするかもしれない。歴代最長などと浮かれていた長期政権があっという間にジ・エンドになる可能性が現実味を帯びてくるのだ。
もっとも、いまだに今回の問題を「長期政権の緩み」などと解説しているメディアもあるが、間違えてはいけない。安倍政権は「長期政権」になったから、国民無視のメチャクチャをやるようになったワケではない。社会保障でも安全保障でも、第2次政権発足以来、ずっとメチャクチャなのだ。それを「野党がだらしない」と論理をすり替え、緩みっぱなしの安倍政権を擁護してきたのはメディアなのだ。今回の「花見疑獄」で違法行為すらお構いなしの「安倍政権」の腐った本質が分かっただろう。元NHK政治部記者で評論家の川崎泰資氏はこう言う。
「首相の国会答弁が二転三転するなど言語道断。野党は予算委でも内閣委でも首相本人が出席するよう強く要求するべき。本人しか答えられない問題なのだから、それ以外に真相解明はできません。メディアは徹底して追及するべきです」
「安倍政権からこの国を取り戻す」。今がその時だ。
【写真特集】安倍首相、走る走る…桜を見る会
【写真特集】2018年新宿御苑で「桜を見る会」が開催
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakuten) 2019年11月21日
【昭恵暗躍 安倍口封じ疑惑】
【“一寸先は闇”長期政権が突如、終わる可能性】
『「桜」の説明、二転三転』
「安全保障トップの子供も花見へ」
「苦しい弁明、言い訳、その場しのぎ、矛盾だらけの説明に安倍メディアもトップ報道、安倍夫人の関与も露呈の重大転換…」
#買って応援 pic.twitter.com/RHcZrTK2TF
安倍政権が終わる日を夢見てきた。正夢になる日がきますように🙏
— negu (@negu847988091) 2019年11月21日
終わってくれ〜
— 紫陽花 (@haiirousa) 2019年11月21日
さあ、逮捕、裁判、刑務所へ!
— テル (@tanimacco123) 2019年11月21日
沢尻問題なんか吹っ飛ぶわ。
— 小雨 (@YamaguchiShoko) 2019年11月21日
「桜」の説明二転三転 絶頂の長期政権“突然死”の可能性 https://t.co/d8AZq8n2Yy #日刊ゲンダイDIGITAL
— wellfed-wellbred (@WellbredWellfed) 2019年11月21日
日刊ゲンダイは安倍晋三批判に積極的な数少ないメディアですね。
— シンパ (@shinpansiron1) 2019年11月21日
一寸先は闇【長期政権が突如、終わる可能性】「桜」の説明、二転三転 苦しい弁明、言い訳、その場しのぎ、矛盾だらけの説明に普段は忖度の安倍メディアもトップ報道、官僚も資料を出さざるを得なくなり、昭恵夫人の関与も露呈の重大転換。これでホテルの便宜などが出てくれば...(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/nbtBrE0WCG
— KK (@Trapelus) 2019年11月21日
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- 「首相も夫人も食事せず」菅氏、会費払わぬ正当性を強調(朝日/野平悠一) AN 2019/11/22 13:56:43
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