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2019年 11月 17日
【実は、昨日の『安倍、金曜夜に不意打ちの釈明会見・・・』の記事の最後にね。半分冗談で、「週明けにワイドショーが飛びつきそうなネタがこの土日に突然出て来たりして」みたいな一文を入れていたんだけど。<知人ともそんな話をしていたのでね。>そこまで書かずともと思って、カットしたのだ。
そうしたら土曜日の夕方に突然、あの女優が違法薬物で逮捕されたという速報を見て、「あらら〜」と。(゚Д゚)<TVでも速報したとこがあったとか?「何でこのタイミングに」って思った人、結構いたんじゃいかな?>
たまたまだけど、妙な殺人事件も連続して起きているし。もう週明けの月曜日からは、ワイドショーは「桜を見る会」のことは、ほとんど取り上げなくなっちゃうかな〜。
世の中、悪運が強い人って本当にいるんですね!(>_<)】
* * * * *
「桜を見る会」の問題も大切なのだが。<当ブログでは、今後もしっかり扱う予定。>
もう一つ、mewが今、問題視しているのが、共通テストの国数の記述式問題の採点に関する件だ。(**)
7日にアップした『余裕なき安倍、質問者に野次+共通テストは国数の記述式採点の民間委託、学生バイトも大問題』にも書いたのだが・・・。
文科省は、2020年度の共通テストから、国語と数学で記述で解答する問題を出すと発表している。
記述式の解答の採点をするには、それ相当の能力や経験が必要だし。採点者の主観により左右される面が大きい。それゆえ、このような問題の導入や採点者の決定などは、万全な準備を行った上で、慎重に実施すべなのであるが・・・。
大学入試センターは、自分たちで採点者を準備するのではなく、記述式問題の採点業務を民間会社(ベネッセグループの学力評価研究機構)に約61億円で委託することに決定。
そのベネッセの子会社は、採点者に大学生のバイトも起用する可能性を示していたのだけど。先週、出したバイト募集の広告には、こんなことを記していた。<下の方に詳しい写真が載っている。https://togetter.com/li/1430315>
仕事内容は、「採点、編集、採点基準作成」
「未経験大歓迎、四年生大学在学中・・歓迎」「お友達同士の応募もOK」
そして、何より驚いたのが「短時間でサクッと稼ぎたい方」の表現だ。(゚Д゚)
ちなみに、採点者(新宿会場)の時給は、経験者1080円〜、未経験者1070円〜だとか。
<大学入試の採点なのに、小中採点のみ参加したことある人も経験者。東京では高校生が飲食店でバイトしても1000円以上もらえるのに、共通テストの採点がこの時給?>
* * * * *
しかも先週になって、また新たな問題点が出た。
民間業者が各問題の採点基準を決めるため、共通テストの試験の実施前に、予め問題や正答例が知らされる仕組みになっているというのだ。(・o・)
20年度の共通テストでは、国語の場合、約50万人が受検すると見られているのだが。民間業者が約1万人の採点者を使って、この50万人分の解答を20日間で採点することになっているのだが。(国語の記述式は3問。業者は採点の公正を期すために、1問につき3人に採点させると言っている。>
1万人が採点するとなれば、かなり具体的にわかりやすく採点基準を設けておかないと、採点にバラつきが出てしまうので、それ相当に時間がかかるのは確かではあるのだが。
しかし、学生も含め、多数のものが関わっている民間企業に、事前に問題や政党例を知らせて、果たして問題の漏洩を防ぐことができるのか、懸念されるところだ。(ーー)
<ましてや、こんな軽い募集広告を出している企業&サクッと稼ぐバイトが来ているところに?(~_~;)>
あくまで、昔、きいた話なのだが。大学の中には、事前に学生(院生含む)に、入試の出題候補となる問題を解かせて、どんな風に解答するかとか、各問の出来ばえなどをチェックしてから、実際に出す問題や採点基準を決めるところがあったらしい。
もし共通テストでも、事前に採点基準を検討するために、大学生などに入試問題を解かせたら、とんでもないことになりかねない。^^;
* * * * *
『『国語記述式』問題事前共有で強まる懸念
国会では13日、来年度から始まる『大学入学共通テスト』の『国語と数学の記述式』について議論が行われた。
文部科学省の記述式の採点に関する仕様書によると、採点業者が『採点マニュアルの作成』や『助言・提案』を行うとある。つまり、採点業者は試験の前に問題や解答例を入手することになる。「情報漏えいの懸念はないのか」と問われた萩生田文科大臣は「守秘義務を課している」と強調した。
採点業務を落札したベネッセグループは12日、準備状況を公表した。質の高い採点を行うため、設問ごとに3人以上で採点することや、高い採点力を持つ人を確保し、研修も行うとしているが、アルバイトが含まれる点は変わっていない。
また、ベネッセグループの企業が出したスタッフ募集には『小学校・中学校のみ参加したことがある方も等級は経験者』とある。「高校生向けのテストの採点経験がない人を経験者として扱うような、ずさんな人集めによる採点作業を信用できるのか」と問われた萩生田大臣は「ベネッセグループの記述式学力テストには457万枚に及ぶ答案を20日間で安定的に採点・返却していることなどが高い評価を受けたものと承知している」と述べた。そのうえで「すでに契約行為をしているので、一つ一つ解決していきたい」とした。
(ANN19年11月13日)』
『“記述式問題” 事業者が事前に正答例把握 大学入学共通テスト
英語の民間試験が延期された「大学入学共通テスト」に新たな懸念です。共通テストには、国語と数学に記述式の問題が導入されますが、採点を任された民間事業者に、大学入試センターから問題と正答例が試験を実施する前に知らされる仕組みになっていることが分かりました。センターは、採点を迅速に行うためとしていますが、専門家は、「試験の前に、民間事業者に問題などが知らされれば、漏えいなどの懸念がある」と指摘しています。・・・
大学入試に詳しい東京大学の南風原朝和名誉教授は「試験の教材を販売する教育産業の関連会社が、試験実施前に問題や正答を知ることになれば極めて異例だ。問題の漏えいにとどまらず、採点しやすさを優先に基準が改変されることなど懸念がある」と指摘しています。(NHK19年11月12日)』<NHKの詳しい記事を*1に>
一番問題なのは、文科省が、結論先にありきで、採点の公正公平性はヨコに起き、まともに準備が整っていないうちに、どんどんと計画を進めている。
いかんせん、この計画を決めた下村文科大臣が「(混乱の一因になっている)記述式問題でも採点をどこまで公正公平にできるか、現場は試行錯誤している。公正公平を求めすぎて入試が元通りになっては困る」って言っているぐらいで。<『下村「公正公平を求め過ぎては困る」って。入試改悪、民間導入の根源に・・・』>
たぶん計画を作った段階で、関わった政治家や識者、業者が、後戻りしたいと思っても、許してくれないのかも知れない。^^;
<教育に関してマジメに考えている人もいないわけじゃないけど。受験生の利益や立場より、自分たちの利権や立場などを優先させるタチの悪いやつらが絡んでいるので困る。(-"-)>
* * * * *
先週も、大学教授らが、記述式問題を含む共通テストの導入の延期を求める要望書を文科省に提出。
『大学入学共通テストの導入延期求める要望書、文科省に提出
来年度から始まる大学入学共通テストについて、大学教授らのグループが「導入の延期を求める」要望書を、文科省に提出しました。
来年度から始まる大学入学共通テストでは、国語と数学で記述式問題が導入されますが、「公平な採点が出来るのか」などと批判が出ています。
中京大学の大内裕和教授らは15日、文科省に対し、「記述式問題の採用は困難だ」として、共通テストの来年度からの導入の延期を求める要望書と1068人分の署名を文科省に提出しました。大内教授は会見で、「記述式問題を採点する採点者の質などを公的にチェックする仕組みがないことは問題だ」などと指摘しました。
また、日本大学の紅野謙介教授は、国語の記述式問題について、「50万人以上の解答を採点しやすくしようとすると問題の質が下がる」などと問題点を指摘しました。(TBS19年11月15日)』
野党は、国会に記述式中止法案を提出した。
『立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党は14日、大学入学共通テストの国語と数学で導入が予定される記述式問題を中止する法案を衆院に提出した。採点ミスへの不安が解消できず、公平性が保てないとしている。萩生田光一文部科学相が導入見送りを発表した英語民間検定試験に続き、阻止を狙う考えだ。
法案は独立行政法人大学入試センター法の改正案とし、センターが実施する試験はマークシート式で行うと明記した。ただ、萩生田氏は記述式で指摘される課題を解決した上で、2021年1月から予定通り導入する意向を示している。(共同通信19年11月14日)』
どうかこれから大学進学を目指す受験生が、公正、公平な入試を受けられるように。共通テストの問題、採点を信用した上で入試に臨んで、自分の能力や勉強して来たことをしっかり出せるように・・・。
与野党問わず、省庁問わず、職業問わず、国民全体で、日本の未来を背負う若者たちのために、準備不足の共通テストの延期または中止を検討して欲しいと願っているmewなのである。
THANKS
“記述式問題” 事業者が事前に正答例把握 大学入学共通テスト
NHK2019年11月12日
英語の民間試験が延期された「大学入学共通テスト」に新たな懸念です。共通テストには、国語と数学に記述式の問題が導入されますが、採点を任された民間事業者に、大学入試センターから問題と正答例が試験を実施する前に知らされる仕組みになっていることが分かりました。センターは、採点を迅速に行うためとしていますが、専門家は、「試験の前に、民間事業者に問題などが知らされれば、漏えいなどの懸念がある」と指摘しています。
センター試験に代わる「大学入学共通テスト」は、再来年1月に実施され、国語と数学に従来のマークシート方式に加えて記述式問題が初めて導入されます。
採点は、ベネッセの関連会社に委託されましたが、国は50万人に上る記述式の採点をどのように適切に進めるのか、詳細を明らかにしていません。
これについて、NHKは採点の手順などを大学入試センターが記した「仕様書」と呼ばれる資料を入手しました。
そこにはベネッセの関連会社が試験を実施する前に、正答例や採点基準の作成に関与すると明記されていました。つまり、民間事業者は、試験前から問題と正答例が知らされる立場にあるということです。
大学入試センターは、こうした方法でなければ、20日間という短期間で大量の採点を行うことはできないとしたうえで、守秘義務などを厳守してもらうことで、問題の漏えいなどを防ぎたいとしています。
共通テストをめぐっては、先日、英語の民間試験の導入が延期されたばかりです。
大学入試に詳しい東京大学の南風原朝和名誉教授は「試験の教材を販売する教育産業の関連会社が、試験実施前に問題や正答を知ることになれば極めて異例だ。問題の漏えいにとどまらず、採点しやすさを優先に基準が改変されることなど懸念がある」と指摘しています。
記述式問題 経緯と課題
記述式の問題は、従来のマークシート方式では難しいとされた思考力や表現力を測定するため、2021年1月に始まる「大学入学共通テスト」の国語と数学で、新たに導入されることになりました。
国語は、120文字を上限に、3つの問題が出されて、評価は5段階で行われます。
数学は、数式などを答えさせるものが3つ出題され、マークシートと同様に点数化されます。
その導入で課題となったのが、採点をどうするかでした。
大学入試センター試験はすべてマークシートなので機械で採点できましたが、記述式の場合はそれは不可能です。当初は、AI=人工知能の活用も検討されましたが、実用化は見送られました。
結果として、採点は公募によって、ことし8月、ベネッセの関連会社、「学力評価研究機構」に委託することが決まりました。
このベネッセの関連会社は、およそ1万人を採点者として活用する予定ですが、そこには学生のアルバイトも含まれていて、試験の公正、公平さが確保できるか、懸念する声が上がっています。
一方、各大学は、記述式の5段階評価をそれぞれ点数化して合否判定に使うことになっていますが、東北大学など一部の大学は公平性への懸念などを理由に共通テストの記述式を合否判定に原則使わないことを公表しています。
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