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福島瑞穂・前川喜平氏が萩生田文科相を批判、「表現の自由へのどう喝」「資格に欠く」
http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/2022041.html
2019年11月12日13:21 高橋清隆の文書館
福島瑞穂参院院議員(社会民主党)は11日、東京・平河町のホテルでパーティーを開き、前川喜平・前文部科学事務次官とともに、教育行政をお仲間や民間に売り飛ばす萩生田光一文部科学相を「表現の自由に対するどう喝」「基本的な資格に欠く」などと批判した。
祝辞を述べる前川氏(左)と福島氏(2019.11.11筆者撮影)
主催者としてあいさつに立った福島氏は、あいちトリエンナーレへの文化庁の補助金不交付やしんゆり映画祭の上映中止問題に触れ、「表現の自由に対する萎縮、検閲、どう喝」と非難。カジノ法や水道法改正、種子法廃止などを挙げ、「外資や大企業に何でも売り飛ばす法律ばかり通している」と安倍政権の姿勢をやり玉に挙げた。
福島氏は9月1日に金沢市を訪れ、喫茶店で茶話会を開いた体験を披歴。「そこのアルバイトの金沢大学の学生が、『福島さん、英語の民間検定試験を中止してください』と言った。私は『分かりました』と国会に戻って大車輪で動き始めた」と述べ、生徒が企業の食い物にされているとの告発が背中を押してくれたことを明かした。
来賓として登壇した前川氏は、福島氏と三浦まり氏との鼎談(ていだん)本『生きづらさに立ち向かう』(岩波書店)を手に「私は文科省で38年間仕事をしてきたが、そのときは生きづらかった」と笑いを取った。
現職時代、自民党議員のパーティーにしばしば参加したことを明かし、「下村(博文・元文科相)さんや萩生田さんが大臣になったら、ひどいことになるだろうと思ってたら、本当にひどいことになった」と述べ、森友・加計の両学園疑惑をほのめかすとともに、予算を通じた「検閲ドミノ」をけん制した。
さらに、「もう一つ聞き捨てならないのは、『身の丈』発言。文部科学大臣の最大の仕事は、教育の機会均等を実現すること。『身の丈に合わせて頑張れ』などと大臣が口にすることは、あってはいけない。基本的な資格に欠けている」とこき下ろした。
その上で、「今日は『福島みずほと希望をつなぐパーティー』。教育勅語を事務所に張っている萩生田さんのように後ろ向きでなく、歴史を前に進め、希望につなげましょう」と呼び掛けた。
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