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かつて安倍氏を自民総裁に持ち上げたのも、今、安倍氏にレッドカードをちらつかせているのも、文藝春秋社を先手に利用する米国CIAなのか(新ベンチャー革命)
http://www.asyura2.com/19/senkyo267/msg/278.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 11 月 10 日 20:40:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

かつて安倍氏を自民総裁に持ち上げたのも、今、安倍氏にレッドカードをちらつかせているのも、文藝春秋社を先手に利用する米国CIAなのか
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/4287552.html
新ベンチャー革命2019年11月10日 No.2516


1.連日、国会で醜態を晒す安倍氏のクビに鈴をつける長老はいないのか

 今、国会で連日、安倍氏は野党から追及されていますが、案の定、次々にボロが出ています。あせった安倍氏は感情的になり、下品なヤジを連発し、彼の本性が国民に丸見えとなっています。

 このように、もう見るに堪えない安倍氏の国会での一挙手一投足は、ほんとうに醜悪そのものであり、普通なら、昭恵夫人が、安倍氏に辞任を勧めていたとしても、まったくおかしくありません。

 自民党には昔は長老が居て、自民党の尊厳を守るため、問題を起こした議員がいたら、だまっていませんでした。

 ところが、今の自民には、その長老すらもいなくなって、誰も、安倍氏のクビに鈴をつける人がいない状態です。

 このザマでは、今の自民党は政権党としてのケジメすらつけられない亡国政党に成り下がってしまいました。

2.ウソのカタマリであることがばれた安倍氏が昔、出版した「美しい国へ」という本は、ほんとうに、本人が書いたのか疑うべき

 安倍氏はかつて、「美しい国へ」という本を出版しています(注1)。筆者もかつて、この本を買った経験がありますが、サラーと目を通して、まったく、印象に残らなかったので、ブックオフに売り飛ばしました。

 このとき、筆者は、この本は、ほんとうに、安倍氏が書いたのか、疑問を持ちました。

 ネット情報によれば、安倍氏の本は、統一教会初代会長・久保木氏(注2)の遺稿集「美しい国 日本の使命」を模したシロモノというウワサが流れていました。

 その後、安倍氏が首相になってからの彼の言動に接して、本人には失礼ながら、彼は自力で、本を一冊書ける能力はないのではないかと思われます。

 一冊の本を書くという行為は、そう簡単なことではなく、相当の力量が要求されます。

 しかしながら、安倍氏なら、ゴーストライターを雇って、自著を代筆させることは十分可能です。

3.安倍晋三著「美しい日本へ」の出版社・文藝春秋社は、ロッキード事件に火をつけた立花隆と縁が深い

 安倍氏の著作にゴーストライターがいたかどうか、その出版社なら、ある程度、わかると思われますが、ロッキード事件を思い出せば、だいたい想像はつきます。

 ロッキード事件(注3)は、今、振り返ると、親中・非親米だった田中角栄を失脚させる口実に利用されたのは明らかであり、背後には日本を闇支配する米国戦争屋CIAジャパンハンドラーが控えていました。

 その田中角栄の失脚に貢献したのが立花氏であり、立花氏の背後で協力したのが文藝春秋社だったのは確かです。

4.安倍氏が大臣に任命して、すぐに辞任した菅原・河井コンビのチョンボを報道したのは週刊文春:安倍氏はアメリカ様からイエローカードを切られたのか

 さて、今の安倍氏を窮地に追い込んだのは、周知にように、上記、菅原・河井コンビの唐突な辞任劇ですが、ともに週刊文春の報道がキッカケです。

 この二人は、極めて、アッサリと大臣を辞任していますが、そのウラには何かあるとしか考えられません。

 ロッキード事件のときと同様に、文藝春秋社の背後に米戦争屋CIAジャパンハンドラーが控えているとするならば、菅原・河井コンビの性急な辞任の動機が読み解けます。彼らはCIAに震え上がったということです。

 かつて、安倍氏をヨイショして、自民総裁に持ち上げたは、米戦争屋CIAジャパンハンドラーとつながる可能性のある文藝春秋社(安倍氏著作の出版社)でしたが、今回、安倍氏を苦境に追い込んでいるのも、文藝春秋社ということになると、背後に米戦争屋CIAジャパンハンドラーが控えていてもおかしくありません。

 もしそうなら、今の安倍氏は、日本を闇支配する米戦争屋CIAジャパンハンドラーからイエローカード(まだレッドカードに至っていない)を切られている可能性が浮上します。

 このように観ると、先日、米トランプが安倍氏を39歳呼ばわりしたのは実に意味深です(注4)。

注1:美しい国
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%84%E5%9B%BD

注2:久保木修己
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%85%E4%BF%9D%E6%9C%A8%E4%BF%AE%E5%B7%B1

注3:ロッキード事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E4%BA%8B%E4%BB%B6

注4:本ブログNo.2485『最近の米国トランプ大統領は、なぜ、日本国民に向かって「安倍氏の年齢は39歳だ」と言い放ったのか:安倍氏の年齢65歳に0.6を掛けると39歳となる』2019年10月10日
http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/3957765.html



 

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コメント
1. 赤かぶ[39344] kNSCqYLU 2019年11月10日 20:42:43 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[29417] 報告


2. 2019年11月10日 22:56:30 : GuJJGWNU2A : QTJ5b3E5di9pT2c=[257] 報告
CSIS;ジャパンハンドラーたちは、トランプ大統領より首になっている。

力はあまり残っていないのでないか?、、、少しは抵抗しているようだが、時間の問題だ。いずれ安倍同様、小泉進次郎も、切り捨て去られるわ。

悪い事はできません、お天道様が見ておいでです。

日本を裏切っている政治家ですからね〜

出自が半島系ですから、まっとうな日本人でないから、情状酌量の余地はありますが、、、日本を裏入りアメリカに手を貸すとは、とんでもない政治家なんです。

日本人、人が良すぎます、、でしょう?

いずれ、安倍、および安倍の一味は粛清、収監する時が来るでしょう。

このセレモニィーが終わらないと、日本再生はあり得ませんし、将来又起こりえるかもしれません。

岸信介を解放したが、日本の悲劇の始まりだったのかもしれませんね。

最も、無罪放免したのは、アメリカ駐留軍の(影の政府)の勢力だったのですが、、、ね。

自主独立に向け、かじを切らないと、日本が日本でなくなります。

アメリカ軍は、世界で負け続けております。こんな国と同盟ですか?安倍晋三君。

命中しないミサイルを大量に買って、、というより買わされて、、、国民貧困になるばかりです。

安倍は何も成果なし,あと2年してもらっても困りますわね〜退陣してもらわないと。

利権あさりは、懸命にしております、安倍、安倍の一味。

新たに、文科省の教育利権に手を突っ込み始めました。

許しがたいことです。違うか?文芸新秋ょ。まともな会社になってくださいね。

3. 地下爺[9170] km6Jupbq 2019年11月10日 23:17:47 : ZIRPLIvmG2 : eU4xWDhqRHdxTGM=[261] 報告
 
4. 地下爺[9171] km6Jupbq 2019年11月10日 23:18:20 : ZIRPLIvmG2 : eU4xWDhqRHdxTGM=[262] 報告
 
5. 地下爺[9172] km6Jupbq 2019年11月10日 23:19:22 : ZIRPLIvmG2 : eU4xWDhqRHdxTGM=[263] 報告
 
6. 2019年11月10日 23:22:35 : PBOHMSX2yo : NjVSWXg5U2N2N1k=[215] 報告

英米軍産は300年以上前から世界を支配していますし今に始まった事ではありません
ロッキード事件田中角栄氏の失脚に尽力したのは東京地検メディア 偽知の巨人立花隆だけではありません
共産党も赤旗で散々叩いておりましたし小沢陸山会事件でもそうでした
日本の革新と言われるリベラル勢力も全てといっていいほどCIA軍産の管理下にあるように思われます
社会党村山富市は細川連立を抜けて自民党との連立政権を構築したことを観れば売国奴もいいとこでしょう
こんなのは社会主義リベラルを名乗る資格などありません
この延長線上に菅直人江田五月福島瑞穂等のトロイの木馬議員がいるのです
他に名前が出てこないのですが社民党から民主党に移り前原誠司とハグした疑惑のデパート議員もいます。


7. 2019年11月10日 23:27:45 : PBOHMSX2yo : NjVSWXg5U2N2N1k=[216] 報告

 信頼できる政治家は山本太郎三宅洋平小沢一郎ぐらいしか見当たりませんね


8. 2019年11月11日 00:41:13 : EvfCFkBBos : cUtSTzVieTJIM2M=[1315] 報告
>>2
ほんと陰謀論厨はネトウヨとかぶるんだよな
>>7
あのー三宅洋平のツイッター見ると大麻解禁で鼻息荒いんだが
9. 2019年11月11日 07:57:42 : 2QUAi3iyD6 : bWxNYlZWUmxYMVk=[25] 報告
>>7さん  

今頃、安倍昭恵の犬、三宅洋平はないだろ?行きがかりで安倍と電話で話したと

嬉々として当時の支持者もガックリしたものだが。あのアル中でヤク中の女だぜ。

https://matome.naver.jp/odai/2147008431983052101

大麻畑で微笑む女
https://bunshun.jp/articles/-/6607?page=2

10. 2019年11月11日 07:58:54 : PBOHMSX2yo : NjVSWXg5U2N2N1k=[217] 報告

>>08
ガンの終末医療大麻の事じゃないのか?
欧米先進国では当然のように導入されています
日本のメディア(テレビ)は恣意的に報道しませんが
日本人もその為に渡米渡欧していますよ


11. 中部地区y[149] koaVlJJui@aCmQ 2019年11月11日 08:14:26 : n0kUMGAUQc : aUNRYk8xZUtUZm8=[1] 報告
ジャパンハンドラーを操るのも日本側ですな。
「ワシントン拡声器」とう言葉を検索してほし。
アメリカ様の命令だから!を利用して儲けてきたというのが真実ではないのかな。
矢部なんとかさんも地位協定があるから〜と叫んでいるが、これも官僚と政治家が改正を交渉すればいいが交渉した形跡はない。
真実は「地位協定があるからしょうがない」とこれを利用してる。

アメリカ様の言いなりが真実なら戦争してアメリカに勝つしかないとなり安倍を応援してもいいと考えるがね。

12. 2019年11月11日 09:46:04 : zzVnkkptd2 : THh5cWZTbTNwUW8=[10] 報告

内田樹の研究室『対米従属テクノクラートの哀しみ』2017-06-11

http://blog.tatsuru.com/2017/06/11_0910.html


という標題の文章を「サンデー毎日」に寄稿した。発売日からだいぶ経ったから、ブログにも掲載しておく。

私たちが「問題」と呼んでいるものの多くは長期にわたる私たち自身の努力の成果である。だから、それは「問題」というよりむしろ「答え」なのである。
私見によれば、現代日本の問題点の多くは、私たちが久しく「ある現実」から必死に目を背けてきた努力の成果である。私たち目を背けてきた「ある現実」とは「日本はアメリカの属国であり、日本は主権国家ではない」という事実である。この事実を直視することを集団的に拒否したことから、今日のわが国の不具合のほとんどすべてが派生している。
日本は属国だというとすぐに怒り出す人たちがいるので、同じことをそれよりは穏やかな表現に言い換えてみる。日本国民は憲法制定の主体ではない。
日本国憲法は1946年11月3日に公布された。公布時点では「上諭」というものが憲法の「額縁」として付されていた。その主語は「朕」である。
「朕は日本国民の総意に基いて、新日本建設の礎が、定まるに至つたことを、深くよろこび、枢密顧問の諮詢及び帝国憲法第七十三条による帝国議会の議決を経た帝国憲法の改正を裁可し、ここにこれを公布せしめる」。
憲法改正を裁可し、公布したのは天皇陛下である。だが、当の憲法前文を読むと、その憲法を制定したのは日本国民だと書いてある。
「日本国民は・・・ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」
これを背理とか没論理と言ってはならない。憲法というのはそもそも「そういうもの」なのである。
憲法前文が起草された時点で憲法の制定主体となりうるような「日本国民」は存在しなかった。いなくて当然である。憲法施行の前日まで全日本人は「大日本帝国臣民」だったからである。憲法を確定するほどの政治的実力を有した「日本国民」なるものは、権利上も事実上も、憲法施行時点では日本のどこにも存在しなかった。
もちろんGHQと憲法草案について交渉をした日本人はいた。九条二項を提案したのが幣原喜重郎だったというのもおそらく歴史的事実であろう。けれども、そのことと「日本国民は・・この憲法を確定する」という条文の間には千里の径庭がある。
憲法の制定主体は憲法内部的に明文的に規定されない。現に、憲法の裁可主体が「朕」であり、大日本帝国議会が憲法改正を議決したという事実は日本国憲法の本文のどこにも書かれていない。同じように、憲法を制定したのは日本国民であるはずなのだが、その「日本国民」が何者であるかについては憲法内部には規定が存在しない(10条に「法律で定める」としてあるだけだ)。
でも、もう一度言うが、憲法というのは「そういうもの」なのだ。
憲法の事実上の制定主体は、いかなる合法的根拠もなしに憲法を強制できるほどの圧倒的な政治的実力を有しているものでなければならない。憲法を制定するのは超憲法的主体である。ふつうは戦争か革命かあるいはそれに準じる壊乱的事態を収拾した政治主体がその任を担う。日本国憲法の場合はダグラス・マッカーサーである。
米国務長官だったジョン・フォスター・ダレスは1956年に、日米安保体制とは「アメリカが、日本国内の好きな場所に、必要な規模で、いつでも、そして必要な期間基地を置くことができる」ことだと語った。これは「アメリカは超憲法的存在だ」ということを軍事用語に言い換えたものである。この言明は今に至るまで撤回されていない。
私たち日本国民は憲法制定の主体であったことはない。だから、正直に言って、私たちは自分たちがこの国の主権者であるという実感を持ったことがない。教科書では「主権在民」と教えられたけれど、ほんとうの主権者は太平洋の向こうにいるということを私たちはずっと知っていた。国に主権がないのに国民が主権者でありうるわけがない。
けれども、日本がいつかアメリカから国家主権を奪還する日が来る、日本国民がいつか晴れて日本の主権者になれる日が来るのではないかということについては日本人は漠然とした期待だけは抱き続けていた。それが「対米従属を通じての対米自立」という国家戦略の意味である。
対米従属は敗戦国にとってはそれ以外に選択肢のない必至の選択であり、また十分に合理的なものであった。そのおかげで日本は1951年にサンフランシスコ講和条約で国際法上の主権を回復し、1972年には沖縄施政権を回復した。これはまさに対米従属の「成果」と呼ぶべきものである。このペースでこのまま主権回復・国土回復(レコンキスタ)が続けばいずれ日本が主権を回復する日が来る、日本人はそう希望することができた。
そのうちに思いがけなく高度成長期が到来して、「経済戦争でアメリカに勝つ」という途方もない希望がいきなり現実性を持ってきた。「エコノミックアニマル」と国際社会では蔑まれたが、あれは「もしかすると国家主権を金で買えるかも知れない」という敗戦国民の脳裏に一瞬浮かんだ夢がもたらしたものだったのである。
バブル当時に「今の日本の地価を合計すると、アメリカが二つ買える」という言い方がよくなされた。それを口にするときのビジネスマンたちの満足げな顔を私は今でも覚えている。それは「アメリカの頬を札びらで叩いて主権を買い戻す」という想像がその時期の日本人にそれなりのリアリティを持っていたことを教えてくれる。しかし、91年のバブル崩壊でその夢はついえた。
アジアで地政学的な存在感を増して、その外交的実力を背景にアメリカに国家主権を認めさせるというプランは2005年の国連常任理事国入りの失敗によって消えた。
このとき日本の常任理事国入りの共同提案国になってくれたアジアの国はブルネイ、アフガニスタン、モルジブの三か国のみだった。中国も韓国もASEAN諸国も日本の大国化を非とした。日本が常任理事国になってもそれは「アメリカの票が一つ増えるだけ」という指摘に日本の外交当局は反論できなかった。「日本がアメリカの忠実な属国であるのは、それによってアメリカからの自立を果たし、アメリカとは違う外交的ふるまいをするためなのだ」という、日本人にとっては自明に思えるのだが、非日本人にはまったく理解不能の国家戦略を日本はアジアの隣国に説明する努力を怠ってきた。その「つけ」を払ったのである。2005年時点で、「大国化を通じての対米自立」というプランは現実性を失った。
政治経済で打つ手がない以上、他に手があるはずがない。指南力のある未来像を提示して国際社会を牽引するとか、文化的発信力で世界を領導するなどという大仕事を、戦後ずっと「金儲け」と「対米従属」しか念頭になかった国に誰が望むことができよう。
だから、2005年時点で「対米従属を通じての対米自立」という戦後60年間続いた国家戦略は事実上終焉したのである。そして、それからあとは「対米自立抜きの対米従属」という国家の漂流と政治的退廃が日本を覆うことになった。
2012年のアーミテージ・ナイ報告書は「日本は一流国家であり続けたいのか、それとも二流国家に成り下がって構わないのか? 日本の国民と政府が二流のステータスに甘んじるなら、この報告書は不要であろう」という恫喝から始まる。日本政府はこの恫喝に縮み上がって「一流国でありたいです」と答えて、報告書のすべての要求に応じた(原発再稼働、TPP交渉参加、掃海艇ホルムズ海峡派遣、特定秘密保護法の立法、PKOの法的権限の拡大、集団的自衛権の行使容認、武器輸出の解禁などなど)。「一流国でありたければ、言うことを聞け」というような剥き出しの恫喝に叩頭する国を他国は決して「一流国」とも「主権国家」とも見なさないだろうということが頭に浮かばないほどに日本人はいつの間にか「従属慣れ」してしまっていた。
この急激な「腰砕け」は一つには世代交代のせいだと私は思っている。1980年代まで、政官財の主要なプレイヤーは戦前生まれであり、「日本が主権国家であった時代」を記憶していた。彼らが生まれた時に祖国は主権国家であった。そして、自国の運命にかかわる政策を(それが亡国的なものであってさえ)他国の許諾を求めることなく自己決定することができた。それが「ふつうの国」であり、敗戦国日本はそこに回帰すべきだという「帰巣本能」のようなものをこの世代までの人々は持っていた。
けれども、21世紀に入ってしばらくすると「主権国家の国民であった記憶」を持った人たちが国の要路にはいなくなった。今の日本の指導層を形成するのは「主権を知らない子どもたち」である。この世代(私もそこに含まれる)にとって「アメリカの属国民であること」は自明の歴史的与件であり、それ以外の国のかたちがありうるということ自体もううまく想像することができなくなっている。
敗戦国が戦勝国の属国になるというのは歴史上珍しいことではない。敗戦国がそのあと主権を回復することも同じく珍しいことではない。それができたのは、「われわれは属国という屈辱的な状況のうちにある。いつの日か主権を奪還しなければならない」という臥薪嘗胆・捲土重来という気概を人々が長期的に保持していたからである。
現代日本の危機はその気概そのものが失われたことにある。
今わが国の要路にある人々はおしなべて対米従属技術に長けた「対米従属テクノクラート」である。彼らはアメリカの大学で学位を取り、アメリカに知友を持ち、アメリカの内情に通じ、アメリカ政府や財界の意向をいち早く忖度できる。そういう人たちがわが政官財学術メディアの指導層を形成している。彼らは「対米従属」技術を洗練させることでそのキャリア形成を果してきた。そして、21世紀のはじめに「対米従属は対米自立のための戦術的迂回である」ということを知っていた世代が退場したあと、取り残されたエリートたちは自分たちが何のために対米従属技術を磨いてきたのか、その理由がわからなくなった。
もちろん彼らが対米従属技術に熟達したのは、たかだか個人的な「出世」のために過ぎなかった。だから、「対米自立」という大義名分が失われたとき、彼らは本能的に「対米従属こそが日本の国益を最大化する道だ」という新しい大義名分を発明し、それにしがみついたのである。これは宗教的信憑に類するものであった。
だが、「対米従属テクノクラート」たちのこの信憑を揺るがすものたちがいる。それは「アメリカから国家主権を奪還したい」という素朴な願いを今も持ち続けている人たちである。この「素朴な」人々は日本の国益とアメリカの国益はときに相反することを現実的経験として知っており、その場合には日本の国益を優先させるべきだと思っている。この人々の「常識」が開示されることを対米従属テクノクラートたちは何よりも恐れている。
それゆえ、「日本はすでに主権国家であるので、主権奪還を願うというのは無意味かつ有害なことである」というイデオロギーを国民に刷り込むことが対米従属テクノクラートにとっての急務となるのである。ここまで書けば、安倍政権に領導される極右の政治運動が沖縄の基地問題や日米地位協定や首都上空の空域主権の問題(つまり主権回復・国土回復の問題)が前景化しないようにあらゆる手立てを尽くしていること、「国民主権の廃絶」そのものをめざしている改憲運動が当の国民たちから一定の支持を受けているという不条理の意味が少し理解できるはずである。
先に書いたとおり、私たちは「日本には国家主権がないこと」を知っている。それは「日本国民は主権者ではない」ということを意味する。むろん国家主権がないがゆえに私たちは主権の回復を願っているわけだけれど、極右の政治思想はそこを痛撃してくるのである。「主権の回復を願うお前たちは権利上何ものなのだ?」と。
お前たちは主権者ではないし、かつて主権者であったこともない。アメリカによって「主権者」と指名されただけの空疎な観念に過ぎない。お前たちがいつ憲法制定の主体となるほどの政治的実力を持ったことがあるか? 
こう言い立てられると、私たちはたじろいでしまう。まさにその通りだからである。
彼らはこう続ける。お前たちはその実状にふさわしい地位と名を与えられなくてはならない。それは「非主権者」である。だから、これから憲法を改定し、基本的人権を廃し、日本国民は日本国の主権者ではないという現実を明文化する。
極右の「廃憲」論の本質は約めて言えばそういうものである。空疎な理念を捨てて痛苦な現実を受け入れろと彼らは命じているのである。曲芸的な理路なのだが、なぜか妙な説得力がある。もちろん「日本の国益とアメリカの国益は完全に一致している」という命題そのものが偽なので、論理は土台から崩壊しているのだが、それでも「お前たちは主権者ではないのだからその無権力にふさわしい従属状態を甘受せよ」という決めつけには尋常ならざるリアリティがある。というのは、それがまさに対米従属テクノクラートたちがアメリカとのフロントラインで日々聞かされている言葉だからである。「お前たちは属国民だ。その地位にふさわしい従属状態を甘受せよ」と。それを言われると彼らも深く傷つくのだ。でも、ほんとうのことなので反論できない。そのフラストレーションを解消するために、対米従属テクノクラートたちは彼ら自身を傷つける言葉をそのままに日本国民にぶつけているのである。
日本人が国家主権の回復をめざす対米自立の道をもう一度たどり直すまで、この自傷行為は続くだろう。
病は深い。

13. 2019年11月11日 09:49:09 : fy5cg0wFpw : TDZiVkxvaHV0Z2M=[16] 報告
>>11
その通りだと思うよ
「ジャパンハンドラー」という存在が居るのかどうかは確たる証拠は無いが、「居て貰わなければ困る」連中は、間違いなく日本人の中に居るのだからね
14. 2019年11月11日 10:26:46 : 32gaobLF6I : WlBpTm96Rmw1dnM=[805] 報告
●シロアリとゴースト・ジャパンハンドラー!

トランプ大統領になってから、ジャパンハンドラーは表舞台から消えた。

しかし、日米合同委員会がある限り、ジャパンハンドラーは存続していると見るべきでしょう。

特に、日米合同委員会を利用して自らの利権の維持・拡大を画策して、日本の自立を阻止し売国を続けるシロアリ連中にとって、ジャパンハンドラー的存在はいなくなってもらっちゃ困る存在ですから。

もちろん、それがゴースト・ジャパンハンドラーだったとしても、必要なんです。

かつて、最高裁事務総局と特捜が、「幽霊検察審査会」をでっちあげたように、ゴースト・ジャパンハンドラーはありえーるでしょう。

15. 2019年11月11日 15:55:43 : eyWqTgHsZQ : bDRPbDY0UXZUUEk=[1] 報告
ネット情報だけの知ったかぶりフセイセンキョ陰謀論者は極右トランプの信者を隠そうとしない。反共極右のお里がしれる。こういう連中が山本太郎に抱きつこうとしている。怪しげな連中はいらないので排除しないといけない。
16. 命を大切に思う者[244] lr2C8JHlkNiCyY52gqSO0g 2019年11月11日 16:43:24 : OKAB7jnQEI : S2tzaVRmWlI2akU=[14] 報告
> ロッキード事件(注3)は、今、振り返ると、
> 親中・非親米だった田中角栄を失脚させる口実に利用されたのは明らかであり、
> 失脚に貢献したのが立花氏であり、立花氏の背後で協力したのが文藝春秋社だったのは確かです。

> かつて、安倍氏をヨイショして、自民総裁に持ち上げたは、
> 米戦争屋CIAジャパンハンドラーとつながる可能性のある文藝春秋社(安倍氏著作の出版社)
> でしたが、今回、安倍氏を苦境に追い込んでいるのも、文藝春秋社ということになると、
> 背後に米戦争屋CIAジャパンハンドラーが控えていてもおかしくありません。

米戦争屋CIAジャパンハンドラーという組織が本当にあるかどうかわかりませんが、
文藝春秋社が、過去に、親中派で非親米派を潰したことだけはわかります。
その文藝春秋社が、今度は、非親中派で親米派の安倍を潰そうとしてるというのなら、
文藝春秋社がなぜ方針転換したのかは、文藝春秋社自身に口を割らせない限りわかりません。
しかし、本当に、安倍氏を苦境に追い込んでるか?
安倍は文春砲なんて屁の河童みたいですが... それもその筈、打撃を与えることは避けて書いてるから。
安倍を批判する記事は、国民がクーデターを起こさないようガス抜きのためだけに書いてるだけだろう。 
17. 2019年11月11日 19:18:01 : 6nRcL5HbW2 : MENLU1NzU2FtdFE=[196] 報告
長老を 骨抜きにした 奥の院

読めてくる 安倍の言動 知るだけで

18. 2019年11月11日 21:53:25 : EZTWzdfJso : R0N1TERQWVVnS0k=[1] 報告
大麻については日本では思考停止になり体制権力側のイヌとなる。世界的にはWHOでも再検討している。痛み止めにフェンタニルを使用しているが選択肢は増やすべきだし入り口で排除している日本は異常だ。
19. 2019年11月11日 23:01:38 : EvfCFkBBos : cUtSTzVieTJIM2M=[1319] 報告
>>11,13
多数の日本人はアメリカがというだけで無思考でそうなんだ仕方が無いってなりがちだからな
反米になれとまでは言わんけど離米、精神的に独立しないとならん
あの時ルーピーとかって鳩山さんが下ろされたのが痛かった

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