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“辞任ドミノ”口先謝罪の安倍首相 マトモな任命一度もなし
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/264289
2019/11/06 日刊ゲンダイ
野党の追及にいつも口だけ(安倍首相と麻生副総理)/(C)日刊ゲンダイ
1週間で2閣僚が辞任という異常事態を受け、6日は衆院で、8日には参院で予算委員会が開かれることになった。安倍首相が出席しての集中審議だ。
菅原一秀前経産相、河井克行前法相が疑惑について国会での説明責任も果たさずトンズラしてしまったことで、止まっていた審議もこれで正常化。野党側は、辞任した2閣僚だけでなく、大学入試への英語民間試験の導入延期をめぐる萩生田光一文科相の責任も厳しく追及する考えだ。もちろん、安倍の任命責任も問うと息巻いている。
「安倍首相はいつも『任命責任は自分にある』と言いますが、任命責任の意味が分かっていない。責任と言うのなら、少なくとも自分が任命した閣僚に法令違反の疑惑が持ち上がれば、国会できっちり国民に説明しろと命じ、法務・検察にも徹底的な調査をさせるのが筋でしょう。ところが、さっさと大臣のクビをスゲ替えて、疑惑を封印してしまう。国会で野党から任命責任を追及されても、口先だけ反省したようなことを言って、集中審議さえ乗り切ってしまえばいいと考えているように見えます。だから、『行政を前に進めることが政治責任だ』などという詭弁を弄し、開き直っている。こんな屁理屈が通用するのなら、何があっても辞めなくていいことになります。国民と国会をあまりに愚弄しています」(政治評論家・本澤二郎氏)
2014年10月の臨時国会でもそうだった。小渕優子経産相(当時)や松島みどり法相(同)に「政治とカネ」の問題が浮上し、閣僚の辞任ドミノによる内閣総辞職は早晩避けられないとみられていたが、衆院本会議で野党議員から「任命責任をどう取るのか」と質問された安倍は、こう答えたのだ。
「行政に、政治に遅滞をもたらすことのないよう、今後さらに緊張感を持って政権運営に当たってまいります。2年前の総選挙で国民の皆さまからいただいた負託にしっかりと応えるため、政治を力強く前に進め、国民への責任を果たしていく決意であります」
反省ゼロでしばらくするとケロリ
その直後、安倍は11月に衆院を解散し、自民党は291議席を得て圧勝。
その後も閣僚の辞任は相次ぎ、河井でついに2ケタの10人目に達したがシレッと権力に居座り続け、今日に至るのだ。
小沢一郎(事務所)が5日、こうツイートした。
<総理は、閣僚が法を破ろうが何をしようが、実は何とも思っていない。直後はしおらしい演技。しばらくするとけろり。反省ゼロで何度でも繰り返す。不正が多すぎて国民の中にも免疫ができつつある。自分達がやりたい放題やるために、国民を不正に慣れさせ、政治への関心を失わせることが最終目標だろう>
このツイートで小沢事務所が引用していたのが、「『責任は私に』49回 なぜ安倍首相の『任命』は失敗続きなのか」――と題する毎日新聞の記事だ。第2次安倍政権発足後、不祥事や失言で閣僚が辞任するたびに安倍は「任命責任は私に……」とお決まりのフレーズを繰り返してきたが、その回数は実に33の本会議・委員会で49回に上るという。
「私、失敗しないので」の決めゼリフで人気を博しているのは人気ドラマシリーズ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」の主人公だが、安倍の閣僚人事は失敗の繰り返しなのである。それを49回にわたってメディアや国民が不問に付してきたということでもある。
今回辞任した菅原と河井は菅官房長官に近く、菅が入閣を後押ししたことから「菅人事」と言われる。大メディアも重要閣僚の連続辞任は「令和おじさんに逆風」などと、まるで安倍の責任ではないかのような報道ぶりだが、そういう論調がまた安倍の長期政権を助けることになる。
「菅人事」だから何なのか(C)日刊ゲンダイ
政権維持だけが目的で政治の劣化は目を覆うばかり |
「民間企業の社長が『副社長に任せていたから自分は関係ない』『役員が勝手にやったことだから知らない』という態度だったら、株主も消費者も納得しないでしょう。辞任なり、給与返上なり、責任を問われたら何らかの形でトップがケジメをつける。たとえ菅官房長官による人選だったとしても、全責任は安倍首相にあるのです。都合のいい時だけ『最高責任者は私』と言うのは通りません。ところが、大メディアは首相の責任を厳しく追及せず、なぁなぁで済ませてしまうため、閣僚の不祥事で内閣支持率が一時的に下落しても、ほとぼりが冷めれば持ち直すという状況が続いている。この内閣で閣僚不祥事が連発する元凶は、能力度外視で任命してきた安倍首相にあるということをハッキリさせる必要があります。“類は友を呼ぶ”で、オトモダチを重用し、派閥への恩売りで在庫一掃を繰り返してきた首相の人事が、大臣の辞任ドミノを招いてきたのです」(本澤二郎氏=前出)
菅原の後任には、やはり菅に近い梶山弘志元地方創生相、河井の後任には首相派閥の細田派から森雅子元少子化担当相が起用された。この期に及んでオトモダチ人事なのである。
「適材適所」の言葉がむなしく響くばかりだが、首相の責任を問う声が自民党内から上がらないのも異様だ。
「今の自民党は政権維持だけが目的になり、そのために安倍首相を黙って支えている。国民のための政治という原則を忘れてしまっています。一方、安倍首相もまた自分の保身しか考えていない。側近の重用、論功行賞による抜擢、そして派閥推薦を受け入れる在庫一掃人事。どれも自分を支えてもらうためです。だから、閣僚の不祥事にも内心では『あいつが悪い』『こいつのせい』と他人事なのでしょう。その姿勢は拉致問題や改憲など、信念もなく、掛け声だけでやってる感を演出して維持してきた政権運営とも通底しています。その結果、自民党はゴマすりや忖度にたけた議員ばかりが閣僚や党幹部になり、政治の劣化は目を覆うばかりになってきました」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
モリカケで味をしめた居直り
冷静に振り返れば、この国のために能力や見識を生かしてもらうというマトモな任命が、安倍政権で一度でもあったのかどうか。すべては政権維持のため。問題閣僚の素早い更迭も、政権へのダメージを最小限に抑えるためでしかなく、誰も責任を痛感しているようには見えない。辞めた閣僚にしても、安倍や派閥の長には謝っても、国民にはロクに説明も謝罪もしないのだ。だが、法律違反を犯しても「大臣を辞任すればOK」なんて、ちょっと国民をナメ過ぎてはいないか。
「残念ながら、その場だけ口先で謝罪すれば、ゴマカシと隠蔽、開き直りで乗り切れるという経験則は、モリカケ問題で味をしめたのだと思います。公文書が改ざんされ、自殺者まで出る事態になっても政権は倒れなかった。野党の体たらくもあり、何があっても政権は安泰というおごりが与党内に蔓延している。しかし、資質に欠ける政治家が閣僚に任命され、次々と不祥事で交代することは国民生活にとってマイナスでしかありません。先進国とは思えないありさまで、こんなことが続けば、国際社会でのプレゼンスも低下する一方です」(山田厚俊氏=前出)
どれだけナメた人事を繰り返し、閣僚の不祥事が続出しても、内閣支持率は下がらない。選挙をやれば与党が勝つ。それでは政権が緩むのも当然だ。そのツケは有権者にはね返ってくるということを忘れてはいけない。国民は本当にそれでいいのか。
英国の作家サミュエル・スマイルズは「政治は国民を映し出す鏡」と言った。日本国民のレベルが、今の安倍政権ということなのか。今月20日、安倍は歴代最長の通算在職日数を記録しようとしている。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakuten) 2019年11月6日
【安倍ドヤ顔 海外バラマキ 60兆円突破】
【マトモな任命を一度でもしたことがあるのか】
『野党の追及にいつも口だけ』
「友達優先、論功、派閥への恩売りと、人事はすべて国民のためではなく自分のため」
「大臣辞任ドミノは“類は友を呼ぶ”典型的失敗」
#買って応援 pic.twitter.com/2fIlm8gNyM
日本瓦解する!おかしくなってる。パッパラパーだ。何としても交代せよ!
— 地域縁尽倶楽部 (@chiiki_enjin) 2019年11月6日
“辞任ドミノ”口先謝罪の安倍首相 マトモな任命一度もなしhttps://t.co/bHqjESgixg
— 平凡な労働者の一人™ (@macfreesoftjp) 2019年11月6日
【野党の追及にいつも口だけ】マトモな任命を一度でもしたことがあるのか 辞めた閣僚、問題大臣は菅人事などと言われ、大メディアは菅の求心力低下を指摘するが、大臣辞任ドミノは「類は友を呼ぶ」典型的失敗 政権維持だけが目的で政治の劣化は目を覆うばかり(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/k233rAg01Q
— KK (@Trapelus) 2019年11月6日
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