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黒田日銀崖っぷち IMF成長率3%下方修正で切り札政策なし
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/263700
2019/10/24 日刊ゲンダイ
円安・株高にひと息も(C)日刊ゲンダイ
23日の日経平均終値は、3営業日続伸し、前営業日比76円高の2万2625円と年初来高値を更新した。消費増税や台風災害を尻目に株価だけは絶好調。30、31日に政策決定会合を開く日銀の黒田東彦総裁も胸をなでおろしているに違いない。
「1ドル=105円を切るような円高なら、決定会合で黒田総裁にはアクションが求められた。ところが現在、為替は108円台をキープし、株価も高水準。日銀内では“緩和カード温存”の意見が大勢になっている」(日銀関係者)
一方、日銀関係者をビビらせているのが、世界経済の成長率だ。IMF(国際通貨基金)は先週、2019年の見通しを3・0%に引き下げた。これが日銀にとっては崖っぷちの数値なのだ。
これまで世界経済の成長率が3・0%を下回れば、日銀はすかさず大胆な金融政策を打ってきた。アジア通貨危機の影響が広がった1998年、世界の成長率は2・6%に落ち込んだ。翌99年に当時の速水優総裁は「ゼロ金利政策」に踏み切った。ITバブルが崩壊し、成長率が2・5%にとどまった2001年、速水総裁は「量的金融緩和」を断行。08年のリーマン・ショックの翌09年は、世界経済は成長率マイナス0・1%の地獄を見た。翌10年、当時の白川方明総裁は巨額の資産買い取りなど「包括的な金融政策」を打ち出した。
ところが、今の黒田総裁は速水、白川両総裁のようには振る舞えない。金融ジャーナリストの小林佳樹氏が言う。
「黒田総裁は、ゼロ金利どころかマイナス金利を続けたままで、金融機関が悲鳴を上げている。また、異次元量的緩和で、国債や株など資産を大量に買い入れ、国債市場や株式市場をゆがめてきました。現在、これらの金融政策の副作用が露呈し、国債の購入減など、むしろ行き過ぎた政策を修正する段階に来ている。過去の総裁とは違い、世界の成長率が3%を下回っても、黒田総裁には、有効な金融政策は残されていません」
もはや黒田総裁に“切り札”は残されていないのだ。
「しかも、東京五輪特需はもう終わりかけている。消費増税のポイント還元は来年6月に終了し、満額増税になる。国内の消費や投資など内需がボロボロの中、世界の成長率も3%を下回れば、輸出も厳しい。そこで、有効な金融政策を打てないのですから、日本経済は八方ふさがりです」(小林佳樹氏)
足元の円安・株高に浮かれている場合じゃない。
黒田日銀崖っぷち IMF成長率3%下方修正で切り札政策なし https://t.co/WSvGhEwYjE #日刊ゲンダイDIGITAL
— まつかげ (@kouku21) 2019年10月24日
【日経平均 年初以来高値更新するも】IMF世界経済予測2019年成長率3% ビビる日銀黒田総裁のフン詰まり もはや黒田に切り札≠ヘ残されていない 足元の円安・株高に浮かれている場合じゃない(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/XjdnaXi0gv
— KK (@Trapelus) 2019年10月24日
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