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2019年 10月 23日
昨日22日には、午後から新天皇が即位したことを国内外に示す「即位礼正殿の儀」、そして夜には「饗宴の儀」などが行なわれた。外国の元首や王室関係者なども含め、400名が出席したという。
<尚、台風19号の被害を受けて延期されたパレード「祝賀御列の儀」は11月10日午後3時から、皇居から赤坂御所までの約4・6キロのコースで行われることになった。>
徳仁天皇は「即位礼正殿の儀」において、このようなお言葉を述べた。
『さきに、日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました。
ここに「即位礼正殿の儀」を行い、即位を内外に宣明いたします。
上皇陛下が三十年以上にわたる御在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その御(み)心を御自身のお姿でお示しになってきたことに、改めて深く思いを致し、ここに、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。
国民の叡智(えいち)とたゆみない努力によって、我が国が一層の発展を遂げ、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。(時事通信19年10月22日)。』
父である上皇が30年にわたり、強く抱いて来た「国民の幸せと世界の平和」への思い、「国民に寄り添う気持ち」をを踏襲する意思を、まさに内外に示したものであって。mewは、ほっとさせられた。<安倍くんも、少しは理解できるといいのだけどね〜。>
* * * * *
ちなみに皇室行事は、これからも何ヶ月か続き、来年4月には、秋篠宮親王が皇位継承順位1位の皇嗣となったことを明らかにする「立皇嗣の礼」が宮殿で行われるとのこと。
徳仁皇太子が天皇に即位したことにより、皇位継承者は1位が秋篠宮文仁皇嗣、2位が悠仁親王、3位が常陸宮正仁親王(上皇の弟・80歳)の3人になる。
日本は、それまでの伝統にのっとり、皇室典範で、天皇は男系男子による世襲で行なうことを決めているのだが、もし悠仁親王が結婚した後、男の子が生まれなければ、皇位を継承する者がいなくなってしまうおそれがある。
<皇位継承者がもはやわずかしかいないことから、この夏、秋篠宮夫妻&悠仁親王がブータンを訪問した時は、万一に備えて、父と子を違う飛行機に乗せたほどだ。>
そこで宮内庁からの要請もあって、小泉政権の時から、女性天皇や女系天皇の是非、皇族減少の防止策(女性宮家の創設)など、皇室典範の改正案を国会の議員の間で話し合う機会が何回かあったのだが。
そのたびに、話を潰してしまうのが。安倍晋三氏をはじめとする伝統重視&戦前志向の日本会議系の超保守派の議員たちなのである。(-"-)
今週も、安倍氏の超保守仲間である自民党の「日本の尊厳と国益を護る会」(代表幹事・青山繁晴参院議員)が、もし女系天皇になったら、「王朝変わってしまう」と危惧して、皇位の男系継承堅持の提言する書面を、安倍首相に手渡しに行ったという。(~_~;)
小泉政権の頃、「皇室典範に関する有識者会議」が設置され、「女系天皇容認」を柱とする典範改正案がまとまりつつあった。
政府は06年春に国会に提出する予定だったが、秋篠宮妃が第3子を懐妊し、男子が生まれたことから、この動きはストップしてしまった。
<真偽は不明だが、どうしても「皇室典範改正」を止めたい超保守勢力が、秋篠宮親王サイドに子作りを要請したというウワサも出ていたりして。^^;>
『05年の自民党の小泉純一郎内閣で、「皇室典範に関する有識者会議」が提言した「女系天皇容認」を柱とする典範改正に向けての動きが具体化した。その時の政府は「皇室典範改正準備室」を設け、改正法案も準備し、06年春にも国会に提出するばかりになっていた。ところがその年の2月、秋篠宮妃紀子さまの第3子懐妊が明らかになり、この動きがストップした。しかし動きが止まったのはご懐妊だけが理由ではなかった。
典範改正に関しては自民党を中心に「日本の皇室は男系男子が万世一系で継承している。女系天皇を認めることは天皇家以外の血筋が入る」として、「女系天皇反対」を唱え、神社界など保守層を動員した反対運動を盛り上げていた。当時、天皇陛下も皇室のことで国論が分裂するような状況に憂慮されたという。
羽毛田長官は、野田内閣に限らず、自民党政権時代から内閣が代わるたびに時の首相に皇室の現状と課題を説明してきた。天皇陛下はじめ皇族の高齢化の問題もあるが、最大の課題は、陛下の孫の世代の皇位継承資格者は5歳になった秋篠宮家の悠仁親王1人しかいないことだ。
さらに、「皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる」(皇室典範12条)ため、両陛下の長女紀宮さまがそうであったように女性皇族は結婚すると皇籍を離れなくてはならない。皇太子ご夫妻の長女愛子さま、秋篠宮ご夫妻の長女眞子さま、次女の佳子さま、さらに三笠宮系統の5人の未婚の女性皇族がいるが、結婚すればいずれは皇室から離れることになり、陛下の孫世代は、いずれ悠仁親王1人になってしまい、皇室が縮小することは目に見えている。
それによって将来的に考えられる最悪のシナリオは、国民の間で皇室自体の存在感が希薄になり、皇室不要論までも惹起しかねないことだ。
「女系天皇」容認は、こうした「皇室の危機=国家体制の危機」を回避し、将来的にも安定的に皇位を継承でき、また皇族の数を一定程度維持できる制度改正だったのだが、男系男子派の根強い反対で頓挫してしまった。(現代メディア、2012年1月21日)』
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小泉政権の当時もそうだったのだが。今でも、日本国民の中には、女性天皇、女系天皇を容認する声の方が多い。
これは、NHKが先週行なった世論調査の結果なのだが・・・。
『女性が天皇になるのを認めることについて賛否を尋ねたところ、「賛成」と答えた人が74%と、「反対」の12%を大きく上回り、特に18歳から29歳の若い世代で「賛成」が90%に上りました。
女性天皇の子どもが皇位を継承すること、つまり、「女系」の天皇を認めることについて賛否を聞いたところ、「賛成」が71%、「反対」は13%でした。
しかし、女系天皇の意味を知っているかどうか尋ねたところ、「よく知っている」と「ある程度知っている」を合わせた「知っている」は42%にとどまり、「あまり知らない」と「全く知らない」を合わせた「知らない」が52%と多くなりました。(NHK19年10月21日)』<もう、そういうことには関心がないし、強くこだわっていないってことだよね。>
そんな中、女性天皇や女系天皇の話が出始めていることに、日本会議系の超保守派は耐えられないようで。安倍首相に、男系男子の天皇という伝統を守るように、直訴しようと考えたようなのである。
<もう「王朝が変わってしまう」という発想が、現代人じゃないよね。(~_~;)>
『「女系天皇」を危惧 「王朝変わってしまう」自民有志提言
自民党の「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」(代表幹事・青山繁晴参院議員)が、皇位の男系継承堅持のための具体策を提言するのは、政府が今後本格化させる安定的な皇位継承に向けた議論の中で、前例のない女系天皇への道が開かれることを危惧するためだ。提言を安倍晋三首相に直接手渡すことで政府の動きを牽制(けんせい)する狙いもある。
皇統は126代にわたり、父方の系統に天皇を持つ男系で維持されてきた。女性天皇は10代8人いたが、いずれも父系をたどると初代の神武天皇に行き着く男系だ。女性天皇の子が即位した「女系天皇」は存在しない。
ただ、現在皇位継承順位を持つ年少の男性皇族は、秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さましかおられない。自民党には男系継承を重視する声が多い一方、主要野党には女性天皇や、女性皇族が結婚後も皇室にとどまる女性宮家を認める意見が強い。
平成29年に成立した上皇さまの譲位を可能とする譲位特例法では、付帯決議で「安定的な皇位継承を確保するための諸課題」などを速やかに検討するよう求め、女性宮家創設を検討対象とした。
護る会はこうした流れを警戒し、提言案では「二千数百年にわたり変わらず受け継がれてきた、かけがえのない伝統を、ひとときの時代の価値観や判断で断絶することは許されない」と明言した。その上で、一度も存在したことがない女系天皇を認めれば、「異質の王朝」「天皇ならざる天皇」を生み出すと危機感をあらわにした。
護る会には「女性天皇が民間人と結婚され、その子が即位された場合に王朝が変わってしまう」との意見もあった。提言案では皇位継承議論に関し「性差による優劣を論じるものでは全くない」と強調。「男系」「女系」の言葉を女性差別との誤解を避けるため「父系」「母系」と改めることも提案している。(産経新聞19年10月21日)』
『提言案では、女性皇族が結婚後も皇室にとどまる「女性宮家」の創設について、婚姻した民間人男性が皇族となり、男系継承の伝統が途切れる女系天皇の呼び水になりかねないことから、否定的な見解を示す。
男系維持のため、旧宮家の男子が現在の皇族の養子か女性皇族の婿養子となるか、国民の理解に基づく立法措置後、了承の意思があれば皇族に復帰できるようにする。現在の皇位継承順位は一切変えないことも明確化する。(同上)』
* * * * *
天皇制を今後もずっと続けるべきなのか、それとも「もし継承者がいなくなったら」または、「もし国民がもう制度を変えた方がいいと考えたら」、やめるべきなのか・・・。<超保守派の男系男性の意見を通した場合、天皇制は近い将来終わる可能性もあるからね。>
今、天皇は、憲法上の象徴という地位にあることから、最終的にはその地位も国民の意思にかかることになるわけだが・・・。
もし国民が、できれば天皇制が続いた方がいい、女性天皇または女系天皇でも構わないと考えるのであれば、安倍内閣は、憲法改正よりも、皇室典範の改正を先に考えるべきではないかと思うmewなのだった。(@@)
THANKS
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