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小泉進次郎とは何者か 超人気者から一転、総バッシングへ
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/society/2019/10/27/1027-04.html
https://mainichi.jp/sunday/articles/20191014/org/00m/010/001000d
2019年10月15日 05時00分(最終更新 10月15日 07時36分) サンデー毎日 2019年10月27日号
第4次安倍再改造内閣が発足、記者会見する小泉進次郎環境相=首相官邸で2019年9月11日、宮武祐希撮影
▼してやったり?大臣登用も「実は嫌い」な安倍首相
応援演説で地方を回れば黒山の人だかり。世論調査では次期首相候補の人気ナンバーワンの小泉進次郎環境相(38)。ところが、初入閣以降、メディアは手のひら返しのような総バッシングを浴びせるようになった。その裏事情と、知られざる小泉氏の「実相」を探る。
9月11日に行われた内閣改造人事で、小泉氏は初入閣を果たした。永田町随一の人気者の入閣効果は、その後の内閣支持率でも明らかで、同14、15日に毎日新聞社が実施した世論調査では内閣支持率は50%。6月の前回調査から10ポイント上昇し、小泉氏の初入閣を64%が「評価する」と答えた。また、朝日新聞社の世論調査(同14、15日実施)では、ポスト安倍として小泉氏を挙げた人が22%で、石破茂元自民党幹事長、河野太郎防衛相、菅義偉官房長官を抑えてトップ。相変わらずの国民的人気ぶりを示した。
ところが、メディアの風向きが一変した。
〈メッキの剥がれ方が凄すぎる 国会空転のキーマンは「小泉進次郎」〉(『週刊新潮』10月10日号)、〈小泉進次郎 NYから帰国早々『朝日』の記者に気色ばむ〉(『フライデー』10月18日号)など、各メディアで“進次郎バッシング”のオンパレードとなった。
その多くは、環境相就任後の発言に起因している。
今年8月、滝川クリステルさん(42)との結婚会見で小泉氏が育児休暇取得を検討していると明かすと、国会内外から異論が出た。政治ジャーナリストの安積明子氏は、環境相での入閣が決まった際に小泉氏がそのことに触れ、「日本って堅いね。古いね」と語ったことを指南する。
「『堅い、古い』は、言っている側、つまり国民に対しての批判と映る。父・純一郎氏は『自民党をぶっ壊す』と言って自民党批判をしたり、郵政改革では、改革の本丸、既得権益を潰すと言って支持を得た。これは決して国民批判ではない。不特定多数の国民への批判は政治家がやってはいけないことです」
さらに安積氏は、9月22日に気候行動サミット出席のため米ニューヨークを訪れた際の言動に注目する。「(気候変動対策は)『楽しく』『格好良く』『セクシー』でなければならない」と英語で発言した一件だ。小泉氏の発言は同席していた国連気候変動枠組条約の前事務局長の言葉の引用であり、また「セクシー」は「興味深い、わくわくするような」という意味でも使われ、必ずしも“性的”な表現ではない。炎上騒ぎになったのは気の毒な気もするが、安積氏はこう語る。
「小泉氏は出発前に『環境分野において日本の存在感を発揮していければと思っている』と意気込みを語っていたにもかかわらず、具体策を一切口にしないまま、あの発言となった。世界が注視する中、あまりにも軽すぎると映る。環境相就任以降、勉強不足が露呈している印象を受けます」
左の「発言録」をご覧いただきたい。初当選以降、10年間に報じられた注目発言のごく一部を抜粋したものだ。自民党中堅衆院議員は「小泉氏の発言は発信力がある。まねしようにも、なかなかできるものではない」と褒め、こう続ける。
「所属政党の自民党や“1強”と呼ばれた安倍晋三政権に対しても、公然と批判を口にしていた。結果として、政権与党批判のガス抜きの役割を果たしてきた」
ところが閣僚の一人となると、そうはいかない。責任ある立場としての発言を求められ、不用意な言葉は批判の的になるからだ。
しかも、“永田町のジェラシー”が集中砲火を加速させていると指摘するのは、本誌おなじみの政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏だ。
「小泉氏は当選2期目で復興政務官になりましたが、その後は党務をこなしてきた。常に用心深く、矩(のり)を踰(こ)えないできた。永田町は妬みとやっかみが渦巻く魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界だからです。入閣待機組が目白押しの中、小泉氏が入閣したら批判が殺到するのは目に見えていた。総バッシングも覚悟の上のことでしょう」
メディアの“進次郎たたき”の背景には、身内からのリークもあるとの指摘だ。
一方、安倍首相に目を向けてみよう。自民党関係者は、安倍首相には小泉氏を入閣させた“三つの理由”があると語る。第1は小泉氏人気による内閣支持率の低下防止。消費増税による支持率低下が予想された中、冒頭に記したようにその効果はてきめんだった。
二つ目は、入閣した以上、小泉氏がこれまで通りには政権批判ができないという点だ。閣議決定を覆すようなことは内閣不一致となり、政権はおろか、自身の政治生命も危うくなる。
そして、最も重要な点は、小泉氏の“ポスト安倍封じ”だと明かす。
「安倍首相は小泉氏入閣に際し、『結果をぜひ出していただきたいと期待している』と語った。実績もないのに人気だけが先行していた小泉氏に対し、実績を示せと言っているのです。ポスト安倍に対する親心のように聞こえますが、実は違います」(自民党関係者)
どういうことか。
「ホンネは『やれるものならやってみろ』です。2012年と18年の総裁選で石破氏に投票した小泉氏を快く思っていない。かといって冷遇すれば安倍首相が批判されかねない。ならば、内閣の一員にして、何もできなければポスト安倍レースから脱落するという計算が透けて見えます」(同)
かくして小泉氏は、得意の政権批判は封じられ、軽率な発言だけが批判を浴びる羽目になった。安倍首相は「してやったりと、ほくそ笑んでいるでしょう」(同)というのだ。
甘やかしなどが「最大の不幸」
ここで改めて小泉氏の足跡を見てみよう。07年9月、父・純一郎元首相の秘書になり、09年8月、“政権交代選挙”で初出馬、初当選を果たした。選挙取材に定評があり、『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』(集英社)の著書がある畠山理仁(みちよし)氏は、小泉氏が初出馬した際、何度も取材を試みたという。
「09年8月の衆院選時は、世襲批判が高まっていた時期で、小泉氏が公認されるかどうかが注目されていました。しかし小泉氏は『公認されなくても出馬する』と断言していた。彼の強い意志が見えて興味を覚え、取材を始めたのです」
こんなシーンがある。同年5月、民主党(当時)公認候補として出馬予定の横粂(よこくめ)勝仁氏が地元・横須賀市であいさつ回りの最中、小泉氏とすれ違った。横粂氏は握手を求めたが、小泉陣営の関係者が阻み、小泉氏は横粂氏を無視した。
「無所属でも出馬しようと思ったのはなぜか」「横粂氏を無視した理由は」―。聞きたいことが山ほどあった畠山氏は、活動予定を何度も事務所に尋ねた。しかし、公示前も後も事務所側は一切教えなかったという。仕方なく、畠山氏は毎朝4時に車を出し、選挙区内の駅を回った。そろいのシャツを着た運動員が集まっている駅を見つけるためだ。
ところがようやく小泉氏を見つけ、駅頭演説終了後、直撃取材を試みても、最後まで答えないこともあった。
「言いたいことは言うが、答えたくないことには答えない人」。それが最初に小泉氏に抱いた印象だった。
さらに、畠山氏が奇異に感じたのは、小泉氏を取り囲む大手メディアの記者たちの持ち上げぶりだった。
「日本のメディアは血筋に弱い。小泉家は4代続く政治家一家で、父親は元首相。しかも、本人がイケメンとなれば、皆持ち上げる。選挙に関係ない高校野球の話題を振ってコメントを取ろうとするなど、記者たちはニコニコ顔で小泉氏のご機嫌をうかがう。その中で、私が嫌な質問をすると、一斉ににらんできた」(畠山氏)
本来、記者は取材対象者が嫌がってもあえて聞くのが仕事のはず。だが、それをしなかった“罪”は重い。
事実、『産経新聞』のある政治部記者は、産経ウェブニュース「【安倍政権考】小泉進次郎環境相が“小泉語録”で被弾の理由」(10月4日付)と題して、率直にこう記している。
〈(小泉氏の番記者だった)当時の反省も込めて素直にいえば、演説上手の小泉氏は、国政選挙で全国各地に応援に入れば人が集まるスターとしてちやほやされ、永田町という“ぬるま湯”で甘やかされてきた面もあると思う〉
メディアが甘やかし、事務所は小泉氏を過剰に守ってきた。そのことが、「小泉氏にとって最大の不幸だったのではないか」と、畠山氏は振り返る。
一方、血筋や外見でもてはやしたり、片言隻句をバッシングするのでなく、“人間・小泉進次郎”と向き合い、取材するべきだと語るのは、前出・鈴木氏だ。
「小泉氏は決して『恵まれた環境』で『真っすぐに育った』わけではありません。常に父親は家におらず、しかも母親と慕っていたのが実は伯母だったことを知り、家庭へのコンプレックスを強く抱いていました」
「意識は復興相」発言は決意の表れ
父・純一郎氏は、長男・孝太郎氏が4歳、次男・進次郎氏が1歳の時に離婚。純一郎氏の実姉・道子氏が幼い兄弟の母親代わりを務めることとなった。
16年8月、享年84でこの世を去った道子氏の葬儀で、純一郎氏は弔辞の中で、こう明かした。
〈いつか本当のことを言わなければいけないと思っておりましたが、なかなか言いそびれておりました。孝太郎が高校2年、進次郎が中学2年になって、2人を呼んで本当のことを伝えました。「ママは私の姉なんだ」と言ったら、進次郎は「うそ!」と言いました。(中略)「進次郎、ママは母親じゃないんだよ」と言うと、「僕にとっては本当の母親だよ」と、はっきり言いました〉
道子氏が“母親代わり”でなく、実の母親として愛情を注いでいたことを明かすエピソードだろう。しかし、思春期に真実を明かされた小泉氏のショックはどれほど深かったか。
周囲からは絶えず「恵まれた家庭、家柄」と見られ、もてはやされるが、実はそのギャップにもがき、苦しんできた。鈴木氏はそう見る。どこか冷めた表情でぶら下がり取材に応じる姿は、その苦悩を隠す「仮面」だったのかもしれない。
しかし、そんな小泉氏に転機が訪れたのは3・11、東日本大震災だったという。鈴木氏は語る。
「11年12月、国会内で小泉氏とばったり会い、1時間立ち話をしました。その時、『10年間(被災地に)通い続けます』と語った。政治は困った人たちのためにあるものだと、惨状を目の当たりにして理解したのです」
被災地を毎月訪問するプロジェクト「TEAM―11(イレブン)」を結成したのは、震災1年を前にした12年2月。以来、小泉氏は同じ自民党若手議員と、時には一人で被災地を訪れている。
前出・畠山氏もこう語る。
「経験がない、実績がないと批判する声もあるが、被災地の人々は今なお訪れる小泉氏を信頼している。環境相引き継ぎ式で『意識は復興相』と語ったが、小泉氏なりの決意の表れでしょう。失敗や批判を恐れず、やりたいことを打ち出し、たたかれ、つまずきながら強くなっていってほしい」
果たして、“進次郎時代”の幕開けとなるのか。それとも総バッシングで崩れて終わるのか。答えは今後の“小泉環境相”次第である。
(本誌・山田厚俊)
クール?セクシー? 小泉進次郎発言録
2007年9月 小泉純一郎氏の秘書になる
2009年8月 衆院選初出馬初当選
2011年3月 東日本大震災発生
2011年10月 党青年局長
2012年2月 被災地を毎月訪問するプロジェクト「TEAM-11」結成
2012年12月 衆院選再選(2期目)
「この3年間で自民党が変わったから支持されたのではない。民主党がひどすぎ、新党が新党に見えなかったから。自民党こそ、新党として出直すべきだ」(12月16日、当確が出た横須賀の事務所で)
2013年9月 内閣府政務官兼復興政務官
「『解散の大義』が感じられない国民が多い中で、切った張ったの戦いは、むしろ国民との距離を遠ざけることになるのではないか」(2014年11月22日、解散した衆院本会議で万歳三唱に加わらなかった理由を説明)
2014年12月 衆院選再選(3期目)
「勘違いはしない。自分にはまだまだ『ぞうきん掛け』の期間がある」(2015年9月30日、都内の講演で改造人事の質問に対して)
2015年10月 党農林部会長
「農林部会で農政に尽力された誰よりも、私は農政に詳しくない」(10月27日、就任後初の農林部会の会合で)
2016年8月 党農林部会長留任
「(JAの)構造を変える歯車をJAと一緒に回したい」(9月7日、部会内に設置した農林水産業骨太方針策定PT終了後、党本部にて)
2017年8月 党筆頭副幹事長
「(選挙に)出ても出なくても無責任だ」(10月1日、都内遊説で。希望の党代表の小池百合子都知事の衆院選出馬の有無について)
2017年10月 衆院選再選(4期目)
「全く党で議論していない。このままなら党は要らない」(11月1日、安倍首相が幼児教育無償化などの財源として産業界に3000億円の拠出を求めたことについて)▼「やっぱりおかしいじゃないか」(2018年6月6日、党選挙制度関連部会の合同会議で、学校法人「加計学園」「森友学園」を巡る問題について)▼「違う声を強みに変える自民党でなければならない」(2018年9月20日、党総裁選で石破茂元幹事長に投票した理由を説明)
2018年10月 党厚労部会長
「法律を破ることはあり得ない」(10月22日、厚労部会で。中央省庁などの障害者雇用数水増し問題について)▼「日本で一番働き方改革が必要なのは国会だ。どんな小さいことでもいいから国会を変えていきたい」(2019年5月13日、さいたま市内で開かれた「第251回毎日政経文化セミナー」で)▼「丸山氏の言動にかばえるものは何もないが、みんなで糾弾するというのは腑(ふ)に落ちなかった」(2019年6月6日、衆院本会議で丸山穂高議員に対する糾弾決議の採決で退席した理由について)
2019年8月 滝川クリステルさんと結婚発表
「政治の世界は戦場だ。警戒心を解かず、いつもよろいを着たまま寝ている環境がずっと続いてきた。彼女といると『この場所はよろいを脱いでいいんだ、無防備でいいんだ』と思えた」(8月7日、首相官邸で、滝川さんとの結婚報告会見)
2019年9月 環境相兼原子力防災担当相
「(育休を)検討しています、と言っただけで、こんなに世の中いろんな賛否両論含めて騒ぎになる。日本って堅いね。古いね」(9月11日、首相官邸ロビーで)▼「福島の復興を後押しするのも大事な仕事だ。意識は復興相として頑張りたい」(9月12日、環境相引き継ぎ式で)▼「政治には数多くの問題があり、時折うんざりすることもある。気候変動のような大きな問題に取り組む際には『楽しく』『格好良く』『セクシー』でなければならない」(9月22日、米・ニューヨーク。環境保護団体が主催するイベントにて)
*【バカがバレた】「小泉進次郎とは何者か 超人気者から一転、総バッシングへ」
— Hiroshi Matsuura (@HiroshiMatsuur2) 2019年10月15日
… 10月15日付の毎日新聞より。https://t.co/yU4pzm4u8s
持ち上げたメディアってすべての媒体が気持ち悪い位そうだった。総バッシングじゃなくて元々この人には中身が無かったのに、世論は影響されやすい
— スカラ (@kurofmarry) 2019年10月14日
小泉進次郎とは何者か 超人気者から一転、 - 毎日新聞 https://t.co/qBo6KDv8ed
中身空っぽ、あたま空っぽ。
— ⊂^j^⊃子ぞうくん🍌 (@kozou_kunn) 2019年10月15日
★世論調査では次期首相候補の人気ナンバーワンの小泉進次郎環境相。ところが、初入閣以降は――。https://t.co/mT3afLmLNR
畠山理仁氏「言いたいことは言うが、答えたくないことには答えない人」「メディアが甘やかし、事務所は小泉氏を過剰に守ってきた。そのことが、「小泉氏にとって最大の不幸だったのではないか」」→ 小泉進次郎とは何者か 超人気者から一転、総バッシングへ(毎日)https://t.co/YKp3B2VDsY
— tatuki_h (@tatuki_h) 2019年10月15日
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