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改憲もポスト安倍も4選次第/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201910100000041.html
2019年10月10日7時21分 日刊スポーツ
★国会が始まったが、宮中行事や国際会議など国会の実質審議時間は短い。関西電力の一連の原発マネーの件にしても与党はうみを出す調査に消極的だ。ところが来年もオリンピック(五輪)で国全体がそわそわしてしまい、都知事選挙もあるなど国会は早めに閉じたがることになるだろう。国会が世論動向に合わせて審議を閉じてしまう必要はないが、今年も3月から会期末まで予算委員会は開かれないなど与党の国会審議嫌いが続いている。 ★そこで気になるのが衆院の解散の時期だ。第一に11月解散は夏ごろからささやかれている。続いて来年通常国会冒頭解散。五輪直前の都知事選とのダブル選挙、そして五輪後の解散総選挙。この解散の時期によって首相・安倍晋三の4選への意欲があるかどうかが占える。いずれも何となくタイミングのようにも見えるが、現実的な日程の窮屈さから言えばもう1つ任期満了という考え方もある。再来年の9月が自民党総裁任期となり、総裁選挙が8月までに行われることになる。つまり任期満了宣言を首相がいつの時点で発表するかによっても政局カレンダーは大きく書き変えられることになる。 ★加えてこれだけ首相、幹事長が声高に訴える改憲が現実的に行えるのかどうかの政界カレンダーもそれに準じて変わってくるだろう。もうひとつ、総裁選挙となれば選挙の顔が必要になる。普通の禅譲ではなく選挙の顔を選ぶ総裁選挙となれば誰でもいいということにはならない。安倍政権と距離がある人物の方が好印象という場合もある。そうなると安倍に近い官房長官・菅義偉、外相・茂木敏充、厚労相・加藤勝信、環境相・小泉進次郎ら閣内にいる人物よりも党政調会長・岸田文雄や元幹事長・石破茂も捨てがたい。さてそうなるのかどうか。改憲もポスト安倍も首相の4選有り無しにかかってきた。(K)※敬称略
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