http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/818.html
Tweet |
関係改善? かりそめの日中友好ムードはいつまで続くのか 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/262300
2019/09/26 日刊ゲンダイ
G20大阪サミット 日中首脳会談 中国の習近平国家主席と握手する安倍晋三首相(C)JMPA
先週、2年ぶりに中国を訪問して共産党中央に近い筋や日中関係に携わる要路の方々と意見交換する機会があった。
日韓関係と違って、日中関係にはこのところトゲトゲしいやりとりはなく、それどころか年内の日中韓首脳会談や来春の習近平主席の国賓としての来日が予定されるなど、関係は改善に向かっているように見えている。中国側もその安倍政権の努力をある程度は評価しているのだろうと思って尋ねると、いや、なかなか厳しい。もちろん彼らも、今の改善ムードを歓迎してはいるものの、それが「さて、一体いつまで続くのやら」と突き放したようなクールな見方を隠そうともしない。
ある学者は、安倍政権がこのところ韓国には喧嘩を売るような強硬姿勢を続けているのに、中国には別の対応をしていることについて「矛盾しない」と言い、こう分析した。
「安倍晋三首相は当初、韓国が李明博大統領の頃は日韓で手を組んで中国にきつく当たるという姿勢だった。ところが今は、韓国をターゲットにするのがイジリやすい(という表現を彼は使った)と見たのか、日中で手を組んで韓国を叩こうとしている。彼のバックにいる日本会議は右翼民族主義なので、韓国にも中国にもきつく当たるよう求めているが、安倍は『今は韓国を徹底的に叩くために中国とは一定程度和解するので目をつむっていただきたい』とお願いしているのではないか。しかし、中国は別に日本の韓国叩きに付き合う理由は何もない」と。
安倍の対中対話姿勢はそのように底の浅いものなので、習近平訪日までは何とか穏便を保とうとするだろうが、来夏の東京五輪が終わると、このかりそめの日中友好ムードの「賞味期限が切れるのではないか」と彼は予測する。
例えば、五輪会場で旭日旗をめぐって韓国の若者たちが過激な行動をとったりすると、今は事を荒立てないようにしている中国にもそれが波及して、中韓対日本という構図になり、そうなると安倍は仮面をかなぐり捨てて中国や南北朝鮮の近隣との全面対決姿勢を打ち出し、それをバネとして宿願の改憲に突き進むのではないか、と。
うーん、私はそれほど安倍政権が強いと思っていないので、それはワーストシナリオとしてはあるかもしれないが、それ以前に安倍が燃え尽きて政権が崩れる可能性もあると述べたのだった。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
かりそめの日中友好ムードはいつまで続くのか
— KK (@Trapelus) 2019年9月25日
例えば、五輪会場で旭日旗をめぐって韓国の若者たちが過激な行動をとったりすると、今は事を荒立てないようにしている中国にもそれが波及して、中韓対日本という構図になり、そうなると安倍は仮面を...
永田町の裏を読む 高野孟(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/8SLk1ZXEAy
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK265掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK265掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。