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安倍総理は9月16日、北朝鮮による拉致被害者家族と東京都内で面会し、金正恩委員長と無条件で首脳会談を目指す方針を改めて表明した。「条件を付けずに金氏と向き合い、冷静な分析の上に、あらゆるチャンスを逃さない姿勢で早期解決に取り組む決意だ」と述べた。
安倍総理は、「最大限の圧力」、「対話のための対話はしない」、「拉致問題の前進を前提にした対話」と言っていたが、拉致問題の解決は何ら進展しなかった。どうして進展しなかったのかの十分な分析,反省もないまま、無条件で対話することへと方針を転換した。韓国が北朝鮮との首脳会談を実現しても「必要なのは対話ではない。圧力だ」と、制裁一辺倒を継続したが、歴史的な米朝首脳会談や中国、ロシアの首脳が既に金正恩委員長と直接会談を行っているのを見るに及んで、「条件を付けずに金氏と向き合う」と言い出した。
しかし、この発言は、一見拉致問題の解決にと取り組む姿勢を示しているように見えるが、内容のない見せかけの虚言であり、拉致問題解決の進展などありえない。
拉致問題の解決には、お互いに解決のための条件や主張を提案し合い合意に達することが必要であるから、「条件を付けずに金氏と向き合う」というのは、「金氏の提案を受け入れる」ということではなく、「金氏と向き合ったときに、そこで条件や主張を提案する」と言っているに過ぎない。安倍総理が「条件を付けずに金氏と向き合う」と言ったところで、金正恩委員長からすれば安倍総理との首脳会談を行う何の動機付けにもならない。
そもそも、安倍総理は日本独自の制裁を課しているのであり、制裁という条件下で会うのであるから、「条件を付けずに向き合う」と言ったところで、それは左手で相手を殴り右手で握手を求めるもので、相手が受け入れることはない。
安倍総理の発言は、あたかも拉致問題に取り組むように見せかけるパフォーマンである。こんなことをしている安倍総理では拉致問題の解決は不可能である。
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