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野党共闘 消費税率が踏み絵? れいわ「5%」、立憲「8%」 各党温度差
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190916/k00/00m/010/070000c
毎日新聞 2019年9月16日 17時41分(最終更新 9月16日 20時46分)
党首会談を終えて握手する共産党の志位和夫委員長(右)とれいわ新選組の山本太郎代表=国会内で2019年9月12日午後4時15分、川田雅浩撮影
次期衆院選で共闘を目指す野党各党にとって、消費税に対するスタンスの違いがハードルになりつつある。各党とも10月の消費税率10%への引き上げ反対では一致するが、れいわ新選組が共闘の条件に掲げた「5%への減税」に対しては各党の反応に温度差があるためだ。
「5%に下げるための具体的、合理的な話し合いをまず進めることに賛成する立場だ」。れいわの山本太郎代表は今月12日、共産党の志位和夫委員長との共同記者会見で、「消費税5%」を野党共闘の条件に据えることに改めて意欲を示した。これに先立つ党首会談では、将来の消費税廃止を目指す考えで一致。志位氏は会見で、野党共闘の条件について「5%への減税は一つの選択肢だ。検討したい」と前向きな姿勢を示した。
れいわは、先の参院選公約で消費税廃止を掲げた。「消費税5%」は、2議席獲得で野党各党からの期待が高まったことを受け、共闘に協力するため提示した妥協案だ。とはいえ、野党各党の反応はさまざまだ。
統一会派結成についての党首会談と記者会見を終えて握手する立憲民主党の枝野幸男代表(中央右)と国民民主党の玉木雄一郎代表(同左)=国会内で2019年8月20日午後1時3分、川田雅浩撮影
党勢低迷に悩む国民民主党の玉木雄一郎代表は、れいわに秋波を送る。山本氏が8月、消費税を昨年廃止したマレーシアを立憲民主党の若手議員らと視察したのに対し、9月5日の会見で「研究はしてみる価値がある。場合によっては山本氏の報告を聞いて私も勉強したい」と語った。立憲の枝野幸男代表が8月30日の会見で「消費税をなくしたけれども失敗した国だ」と突き放したのとは対照的だ。
立憲は「まずは8%に凍結すべきだ」(枝野氏)とし、各党との一致点を探る構えだ。国民と結成する予定の統一会派には、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」(社保)の参加も呼びかけている。社保の野田佳彦代表は「(増税)凍結とかはいい。ただ、減税、廃止までするとベクトルが違う」と強調。立憲内には「『減税』に社保が乗れるわけがない」(関係者)との見方が広がっており、会派の足並みの乱れを懸念しているからだ。
立憲、国民が支援を受ける連合も10月の増税実施を求めている。神津里季生会長は今月12日の会見で、れいわを念頭に「参院選でも消費税が思い切り悪者にされた」と不快感を示した。立憲、国民がれいわの「消費税5%」を受け入れるハードルは高い。
旧民主党政権(2009〜12年)は、消費増税を巡る党内対立で離党者が続出しただけに、消費税を巡る対応は野党内で対立の火種になりかねない。野党各党は、れいわの勢いを見極めながら共闘のあり方を探ることになりそうだ。【浜中慎哉】
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