安部一味は介護保険給付から要介護1、2の方を切り。予防扱いにしようと目論んでいる。 それと同時に居宅ケアマネ激減させるため管理者要件を上げた❗ 研修必要をぼったる積もりだ。 悪魔の政権だ。 下記参考情報です。 ケアマネ間の上下関係とケアマネ不要論〜主任介護支援専門員更新研修を受講して〜 by toramaru子(10年以上に渡って介護福祉系の業務に携わり、現在は主任介護支援専門員として勤務。) 2017-12-07 2016年度から介護支援専門員(ケアマネジャー)の質の向上を目的として研修制度が大幅に見直され、主任介護支援専門員については更新制が導入されました。更新は初回の主任介護支援専門員取得年から5年ごとに必要で、2016年度からの主任介護支援専門員研修修了証明書には有効期間が記載されています。今回、はじめて主任介護支援専門員更新研修に参加してきたので、所感を含めてその内容をお伝えしていきます。 主任介護支援専門員更新研修の内容 話を進めていくうえで参考になるかもしれないので、まずは私が住んでいる県の場合の主任介護支援専門員更新研修の内容をご紹介します。 【研修内容】 ・研修期間 8日間を3回に分けて行う ・研修内容 1日目:終日講義(聴講のみ)「介護保険と地域包括ケアシステムの今後の動向」 2日目〜8日目:事例演習(1日1事例×7日間) ※事例は事前に作成して当日持参する形式 【事例(課題)のテーマ】 【研修の流れ】 この流れが、初日の講義以外の7日間で毎日続きます。持ち寄る事例のポイントは主任ケアマネ更新研修ですので、普段の業務の中でスーパーバイザーとしての立場で他のケアマネにどう指導したか、気づきを与えたかという観点で事例を作成することになります。 研修で初めて感じたケアマネ間の上下関係〜立場の違い〜 主任介護支援専門更新研修に参加して感じたことを、いくつかお伝えしていきます。 <居宅ケアマネだもの> 主任ケアマネ更新研修なので、グループ内のメンバー構成もここまでくると居宅の主任ケアマネだけではなく、地域包括支援センターの主任ケアマネやケアマネ関連の研修で講師を務めている方と同じグループになる割合がこれまでの研修より高くなります。それは当然なのですが、明らかにそこにケアマネ間の上下関係のような感覚を感じてしまいました。 地域包括支援センターや講師の資格を持つ主任ケアマネは、ケアマネの質の向上や給付の適正利用に対する意識が居宅ケアマネよりも高いです。そして、実際の業務でも強く意識しているでしょう。また、地域のケアマネに対して指導的立場でもあり良き相談相手でもあります。実際、多くのケアマネに頼られ助言を求められているようです。そのためか、グループ内の会話では、これまでの研修では耳にしたことがない以下のような言葉が聞かれることも少なくありません。 「所詮、居宅ケアマネだもの」 「だから研修時間を国に増やされてしまうのだよ」など ケアマネがケアマネに向けて発してしまうのです。 ちなみに、これらの言葉はグループメンバー内のケアマネ個人に対してではありません。よくケアマネ研修中にありがちな、自分が持っているケースや知っているケースに対する雑談(私はその手の雑談がもっとも無意味と思っています)等でのやり取りでよく聞かれます。 主任ケアマネの役割は、どこに居ても変わらないでしょう。しかし所属する機関によっては日常的な業務として扱い、遂行している内容は異なります。例えば地域包括支援センターの主任ケアマネは、地域の居宅ケアマネから困難事例の相談を受けたり、自ら助言したりする機会が多いでしょう。 しかし居宅の主任ケアマネは、事業所内の関係の中で助言するにとどまることが大半ではないでしょうか。この違いだけで、いわゆる「ケアマネの質」の高い・低いがイコールであるとは考えません。 <社会資源の構築、提言、開発に関する立場の違いによる温度差> もう一つは、「社会資源の活用、提言、開発」に関しての温度差です。冒頭で研修の流れについて書きましたが、研修期間内に毎日行われる事例演習では、どの事例でも後半に仕上げるシート2枚は共通して「社会資源、地域づくり」について考える演習となっています(シートは1事例につき概ね7枚あります)。 主任介護支援専門員は地域の社会資源を十分に活用し、不足する事柄に関しては自らが提言し開発していくよう日々努めていなければなりません。すなわち、研修の場でシートに格好良く「指導者の立場から社会資源を熟知し、活用できるように後輩ケアマネに指導する、もしくは気づきを与える」「主任ケアマネがまず民生委員や町内会長など、地域の支援者となり得る人と顔の見える関係を持つ」などが絵に描いた餅ではならないのです。 しかし、それはなかなか容易ではないことです。「居宅ケアマネだから時間がない」などの言い訳はしませんが、主任ケアマネになったからと言ってすぐにできるということでもないのです。 主任ケアマネ研修、もしくは主任ケアマネ更新研修を終えたケアマネがそれぞれの地域に戻っても、タイムリーな話では地域包括ケアシステムの構築を目指すに当たり、社会資源が非常に重要です。 しかしそれが分かっていても、自分の働く地域では社会資源を新しく作るのか、現にあるものを発展させて活用するのか、地域包括支援センターがある程度主導するのかそうでないのか……など、方向性を示した市町村があるのでしょうか。手探り状態で何も明確にされないままに、地域包括ケアシステムが始まってしまったと感じているケアマネは多いと思います。 「本気で社会資源の構築に動いていますか? ケアプランはこれからAIだって作れるのですよ。ケアマネ不要論、国は本気ですよ」と、講師の方は言いました。 そして、行政や地域包括支援センターの主任ケアマネたちは深く頷いています。この言葉に、私はひどく落ち込みました。日頃、自分がしてきた業務は無意味だったのでしょうか。 主任ケアマネ間に上下関係が生まれてきているなら 先に所感を2つ述べましたが、特に社会資源の開発について更に考えてみました。 主任ケアマネ更新研修では「主任介護支援専門員は社会資源の活用、提言、開発が一番の役割」だと8日間、叩き込まれました。研修では「地域ケア会議をもっと有意義なものにする努力、提言もしていくべき」と言いますが、地域ケア会議が事例検討の場から意見交換や提言の場になっていくことは良いことでしょう。しかし、その先に意見が吸い上げられていくシステムは誰が築くのでしょうか。 これも地域の、ひいては居宅の主任ケアマネの質に左右されることになるのか。そこは地域包括支援センター(この話の流れでは直轄の)や市町村レベルで社会資源について本気で取り組むべきことで、本気であれば地域ケア会議から市町村レベルに意見が届くようなシステムは既に整備されているべきだと私は考えます。 思ったように社会資源が開発されて行かないことを、地域の居宅ケアマネの意識の低さ、あるいは働きの悪さという言い訳で済ませていることに疑問を感じます。 主任ケアマネ間に上下関係が生まれていると書くと、語弊があるかもしれません。しかしそのことを前向きに捉えるならば、主任ケアマネ間においても、属する場によって役割分担を明確にしてはどうでしょう。 主任ケアマネの役割分担〜居宅ケアマネは社会資源になり得る〜 居宅の主任ケアマネは、得てして管理者を兼務していることが多いでしょう。管理業務に少しでも専念できるよう、持ち件数を他のケアマネよりも少なくしている事業所もあります。しかし多くの場合、運営していくうえで件数は調整していないでしょう。主任ケアマネであり管理者だからと言って、他のケアマネと大きく業務内容は変わらないのです。 私の知り得るケアマネには、一人暮らしの利用者さんの安否が気になって帰宅途中に少し遠回りしても家の灯りがついていること車中から確認していく人や、薬を届ける人、出勤途中に利用者さんの診察券を出している人もいます。ただし、どれも慢性的ではなく単発や一時的なことが多いようです。もちろん、御用聞きケアマネを擁護するものではありません。「ヘルパー支援からもこぼれ落ちる、でも必要な雑用」をしているケアマネは多いのです。 社会資源の開発と今しなくてはならない雑用では、後者の方が居宅ケアマネにとっては優先順位が高いでしょう。「いや、だからこそ社会資源を作るのだよ」と言われるかもしれませんが、では今日・明日のその雑用は誰が行うのか。主任ケアマネになったからと言って、してはいけないことでもないでしょう。 サービスからこぼれ落ちる「必要なこと」をケアマネがしてきたことは事実 居宅ケアマネは、社会資源にはなり得ないのでしょうか。誰かがやらなければならないが、制度の枠ではできないこと。少し手助けをするだけの単発のことを、居宅ケアマネであれば何かしらやってきたはずです。厳密にいえば、業務なのかボランティアなのかの区別は難しいところでしょう。 また、各種書類の作成支援や新たな制度が出来ればその周知など、国や行政、または介護支援専門員協会を通して、居宅ケアマネに協力要請があるたびに私たちは応えてきました。 本来は工夫して、行政がするべきこともケアマネは足を使い、時間を使い、時には費用をかけてその要請に応えてきました。それは、利用者様が困らないようにというケアマネの心理、想いからです。その部分も、人工知能が心まで持ち合わせ、将来的にAIがしてくれるのでしょうか。 地域包括ケアシステムの構築と同時進行するケアマネ不要論の不思議 地域包括ケアシステムの構築は少子高齢化にあって、将来的に医療・介護の専門職の担い手さえ不足になるかもしれないことも鑑みて構築が進められています。高齢者が住み慣れた地域で生活を継続できるためのこのシステムは、素晴らしい地域づくりだと素直に思います。 しかし、社会資源の開発やボランティアのなり手が増えていかない要因もまた、少子高齢化であることは紛れもないのです。だからこそ、行政や地域包括支援センターであっても社会資源の開発に関する策を打ち出せないのではないでしょうか。民生委員や町内会長は、みんな高齢者です。自分のことで手一杯、個人情報の取り扱いはどうする……問題は山積みです。 では、現役のケアマネはどうでしょう。介護保険に精通している現役世代。多職種との連携も、全員がベテランというわけではないものの心得ています。ケアプランは小さな地域包括ケアシステムの箱庭です。ケアマネの存在意義を問う研修、ケアマネ不要論を論じながら地域包括ケアシステムの構築の実現を目指している社会が不思議でなりません。 まとめ 最後に、研修の中で「社会資源の開発、提言ができないケアマネは主任介護支援専門員更新ではなく介護支援専門員更新のみでよいだろう」とも講師の方がおっしゃいました。これは、おそらく叱咤激励の意味で話されたのだと思います。この言葉で、多くの人はやる気に火が付いたかもしれません。しかし少なくとも私は、「それもいいな」と感じてしまったのでした。 カイゴジョブ より
|