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覚せい剤逮捕の元経産省キャリア官僚公判で明らかになった異常な残業時間「仕事に行くために覚せい剤を打った」(wezzy)
http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/556.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 9 月 15 日 23:40:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

覚せい剤逮捕の元経産省キャリア官僚公判で明らかになった異常な残業時間「仕事に行くために覚せい剤を打った」
https://wezz-y.com/archives/69227
2019.09.14 wezzy


「Getty Images」より


 今年4月に覚せい剤取締法違反(密輸、使用)の罪などで逮捕、のちに起訴された経済産業省の元課長補佐、西田哲也被告(28)に対して、東京地裁は9月10日、懲役3年、執行猶予5年(保護観察付き・求刑懲役3年6月)の判決を言い渡した。

 西田被告は今年4月、覚醒剤約20グラムが入っている国際スピード郵便1個を米国から取り寄せ自宅で受け取ろうとしたほか、東京都内の自宅で覚醒剤を使用したという。逮捕直後の経産省への家宅捜索では注射器が押収されており、西田被告が勤務中に覚せい剤を使用していたこともわかっているが、こちらは起訴されていない。

 判決で三浦隆昭裁判長は、西田被告が覚せい剤を入手し使用したことについては「単なる快楽目的とは異なる」として執行猶予判決が相当だとした。「仕事の影響でうつ病を発症し、治療を受けるなかで、強い効き目を求め覚醒剤に手を出した」という西田被告の供述を踏まえての判断となる。

■「仕事に行くために覚せい剤を使った」

 8月に開かれた公判で、逮捕前の壮絶な勤務状況が、西田被告や彼の父親から語られていた。

 東京大学を卒業し2013年に経済産業省へ入省したのち、資源エネルギー庁へ配属された西田被告だったが、ここでの業務が彼の社会人人生を狂わせる。

 「残業が多かった。終電で帰れたら早いほう。ときにタクシーで帰宅していた」と、情状証人として出廷した父親は語る。そのうち、うつ病を発症した西田被告に対し父親は「実家に帰ってきてしっかり療養したら、と何回も言いました」というが、西田被告はそれを固辞した。

 逮捕について父親は「兄から電話がかかって知った。ネットニュースに哲也が出てると。そのあとNHKニュースでも観て……。大変驚いて信じられない、夢を見ている感じ」と、寝耳に水だったと語った。

 「いまは薬物依存治療のため、週に5日、クリニックに通っています。体調には異常なく、なかなか笑顔は出ませんが、普通通りに生活できており、眠れないなどはなく、毎朝起きて、クリニックに通っています」

 西田被告はまず薬物依存についての治療を行っており、それを両親が見守り支えていることも明かした。父親の尋問後、西田被告も、うつ病に至った背景、そこから覚せい剤に手を出した経緯を次のように語っている。

 「数年前からうつ病になり、症状が年々悪化し、通勤が困難になりました。しかし、どうしても仕事に行きたい。ひどい抑鬱状態を改善して仕事に行くために覚せい剤を使うようになりました」

■月に300時間の残業

 資源エネルギー庁から経済産業省の製造産業局自動車課に配置換えとなった2015年、西田被告はうつ病を発症した。それには資源エネルギー庁時代の激務が影響していたようだ。

 「当時は残業がかなり多く、月に150……多いときは月に300時間。帰れない日もありました。1週間泊まり込みも……。緊張感と責任でなんとか耐えていましたが、通勤時に車が走っているのを見て、轢かれたらどれだけ楽かと考えたこともあります。自動車課に移ってからの残業は月100時間程度でした」

 自動車課でも残業時間は多いが、資源エネルギー庁での尋常ではない残業時間の多さが、西田被告の精神を追い詰めたのか。

 「当時の医師から、過労の状況は、当時、緊張感があって耐えられたが、移動で時間的余裕ができて、それまでのストレスがかかったのではないかと言われました」

 うつ病が悪化する中、西田被告は数カ月単位の休みを3回取得したが、病状は改善しなかった。薬の量は増えてゆく。 

 「正直、悪くなる一方で、今に至るまで通院しています。抗うつ剤や眠剤など……中には強い薬もありました。より効果が強いものを求めるようになり、ベタナミンが処方されるようになりました」

 それでも完全には回復しない。その次に西田被告が目をつけたものがリタリンだった。うつ病ではリタリンは処方されないため、これをネットで購入するようになる。

 そんな生活を送る中、上司から「今度休みを取るときは休職扱いにして、その後は配置換えにしよう」という提案をされた。この提案が、強い薬に手を出し回復を焦っていた西田被告を、さらに焦らせたようだ。

 「私としては当時の自動車課で働きたいと思っていましたが追い詰められて、なんとか仕事に行かないといけない、と……。自動車課で働くか、休んで異動するか、その二択を迫られていた、藁にもすがる思いで手を出した」

 こうして今年2月、覚せい剤に手を出してしまった。使用頻度も高く、1日2回の頻度で毎日使用。経済産業省のトイレや会議室でも注射器を用い、自己の体内に摂取していた。

 「朝起きて、出勤前に注射で打っていました。起きたらまず打つ……。覚せい剤を使った時の抗うつ状況改善……言っちゃ悪いけど、これをやれば一番よくなると思い、打っていました」

 うつ病の悪化を食い止め、休職を避けたいとの思いから手を出した覚せい剤だった。それは何よりも、仕事にやりがいを感じ、仕事を続けていきたいと強く思っていたからだろう。

 だが、働き方改革などを推し進める中、国家公務員がこれほどの激務にさらされている状況に矛盾を感じざるを得ない。少なくとも西田被告にとっては、違法薬物に手を出さなければ仕事を続けられない、と追い詰められるほど、過酷な就労状況だった。彼以外にも、こうした環境で働き続けている者がいるのではないかという疑いも湧く。

 西田被告の公判が報じられることで、彼が置かれていた過酷な状況が広く知られることとなった。今回の件で経済産業省は5月31日付で、西田被告を懲戒免職処分としたが、これで一件落着ではなく、改めてその職場環境を見直す機会ではないだろうか。


高橋ユキ
傍聴人・フリーライター。2005年に傍聴仲間と「霞っ子クラブ」を結成(現在は解散)。著作に「木嶋佳苗 危険な愛の奥義」(高橋ユキ/徳間書店)など。好きな食べ物は氷。
twitter:@tk84yuki



 

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コメント
1. 赤かぶ[30667] kNSCqYLU 2019年9月15日 23:41:24 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[20737] 報告


2. 赤かぶ[30668] kNSCqYLU 2019年9月15日 23:41:52 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[20738] 報告


3. 赤かぶ[30669] kNSCqYLU 2019年9月15日 23:42:31 : 48FW7XOL3U : ODEvY0JSVUxLeU0=[20739] 報告


4. 2019年9月16日 00:01:02 : KRwy6ovjTc : M3N0dGovVHpvd0E=[1] 報告
単なる快楽目的とはことなる、って
仕事のために使いましたって言えば量刑が軽くなるのね覚せい剤取締法
5. 2019年9月16日 07:00:53 : vkxQLLkGc6 : WG5ZSXgzc2tnZHM=[24] 報告
2013年からって、もろ、安倍政権になってからか?
6. 2019年9月16日 07:30:21 : myJmO9sK9c : QnZLQmppeUlwMDI=[634] 報告

 過酷な労働時間 => 官僚の10人に 6人は 廃人になる

 10人に 4人だけが 働くので ますます 激務となる => 激務をこなして 1人前

 悪循環の官僚組織 

 

7. 2019年9月16日 07:39:34 : myJmO9sK9c : QnZLQmppeUlwMDI=[635] 報告

 国会が開かれない = 官僚のサボタージュ = 激務からの解放 

 機密保護法 = 忖度政治の隠ぺい = 官僚の激務の解放

 安倍政治 = 密室政治 = 官僚の待遇改善

 ===

 どっちみち 政治とは(政治家とは)説明のつかない 不公平・不正の塊なのだから

 説明を 止めてしまうのが 一番!! 
 
 

8. 2019年9月16日 07:43:56 : myJmO9sK9c : QnZLQmppeUlwMDI=[636] 報告

 記録するから 説明させられる => 記録は 1年で 廃棄 = 官僚の待遇改善

 

 

9. 2019年9月16日 07:59:37 : myJmO9sK9c : QnZLQmppeUlwMDI=[637] 報告

 100年安全な年金システム = その場しのぎの年金 = 官僚の仕事放棄

 1000万人の年金消失 = 最後の一人まで回復 = 時間稼ぎ = 官僚の待遇改善

 ===

 払えない年金は 払えない by 官僚 = 官僚の開き直り = 官僚の精神安定剤
 
 

10. 2019年9月16日 08:16:35 : myJmO9sK9c : QnZLQmppeUlwMDI=[638] 報告

 仕事の激務 = 皆やってる 麻薬官僚 = 脳内モルヒネ = 善悪の逆転
 
 
 官僚から モラルを抜いたら 一人前 = 入省して 早く気付ば 楽になる
 
 国民のために働く官僚は半人前 = 政治家の片棒を担ぐのが 官僚のお仕事
 
 ===

 悪意の政治家 = 悪意の官僚 = 崩壊する日本 = 何処の国でも 70年で私物化される

 善意の官僚 => 悪意の官僚 = 安定的な官僚生活 = 官僚は 日々快適
 

11. 2019年9月16日 19:03:03 : GdzoXjoZdA : dTR2QzZCdWdvTVk=[57] 報告
追い込んだ 過酷なまでの 残業が
12. 2019年9月16日 22:00:57 : IJjjrLkBu1 : TkVzTE5CdVJubC4=[620] 報告
  日本国憲法の理念が確立尊重されていれば、そこから労働のあるべき姿も公務労働のあるべき姿も導き出される筈だ。酷い労働環境であれば提訴することさえ可能である。公務員労組も無い訳では無いところ結局労働法原則も顧みられることのない職場が、国民に対して率先垂範せねばならない役所であるところが、日本国の最大の特徴かも知れない。
   そして公務の結果の管理監督任務を国民代表として担うべき大臣ポストを有する内閣こそが、自国の最高法規たる憲法を順守し、拠るべき法治主義国の指針とすべきが、他国とは違い国民の前に護憲を宣誓することもなく閣僚任務に就いていることこそが、日本国が法治主義ならぬ人治主義つまり無法主義たる所以だろう。人治主義であるからこそ労働法にも反する長時間労働に対して国民が法に訴えることも躊躇されるのであり、公務現場がそうであれば官僚の天下りがトップを占める民間企業も到底ブラック労働化するだろう。
   日本ではトップが自国の最高法規を無視、軽視しているところ法務官僚の采配下にある司法研修所では当然ならが憲法も労働法も俎上に登らない仰天状態であるようだ。これでは労働法規に準じた働き方が裁判所で精査検証される流れにはならないのであり、異常な長時間労働が、民間公務現場を問わず上位者の顔色を忖度する人治主義の中で、帰るに帰れない職場が蔓延するのだろう。
   兎に角、今ある自国最高法規である憲法の理念に沿った働き方をするためにも、内閣自体が一先ず護憲を国民の前に宣誓するシステムの構築が急務だろう。
   法が確立していても実践されねば意味が無いとはいえ、あまりにも憲法が軽視されている故に国権の最高機関たる国会も軽視され、過労死も長時間労働も国会が尊重されなければ基本法が尊重されず、従って司法も内閣に忖度した憲法理念との精査検証を怠る姿勢が顕著な、いわば無法主義が跋扈すれば、必然的に闇社会の利権でもある、公務現場での長時間労働から自分を守る為の覚醒剤使用の流れが普遍化するだろう。

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