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野党共闘の連勝を次の衆議院選挙にどうつなげるかが課題 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/261672
2019/09/12 日刊ゲンダイ
岩手県知事選は、ダブルスコア以上の票差で達増拓也氏(左)が当選(右は落選した及川敦氏)/(C)共同通信社
8日投開票の岩手県知事選で、立憲・国民・共産・社民が共同推薦する現職の達増拓也が40・3万票対15・6万票と、ダブルスコア以上の票差で自民・公明推薦の新人を撃破したことは、野党共闘にとって意義深い。共産党の小池書記局長が「共闘の力が前進していることを鮮明に示した」とコメントした通りである。
達増は、2015年の前回選挙では無投票当選を果たしているほどで、知事としての実績があるし、もともとは同県に強い勢力を持つ小沢一郎系列の衆議院議員だったことからしても、地盤の堅固さは申し分ない。加えて、先の参院選で自民党支持だった商工・業界団体の多くが今回は達増支持に回ったこと、公明党が一応推薦を出してはいたものの全く熱心に取り組まなかったことなどで、これだけの票差となった。
これで「オール野党」共闘は参院選後、8月の埼玉県知事選に続く2連勝で、埼玉県で参議院議員から知事候補に転じて勝利した大野元裕の後を埋める10月27日の参院埼玉補欠選挙につないでいくことになる。この「オール野党」候補としては、大野に席を譲った上田清司前知事の出馬が取り沙汰されていて、そうなるとこれもまた野党の勝利となる可能性が大きい。上田は元は旧民主党の衆議院議員で、知事に転じてから4期を務めてそこそこの実績を上げ、ある意味でゆとりを残して辞めているので、もし立てば圧勝だろう。
同県自民党は早くも「不戦敗でも仕方がない」という諦めムードで、大野新知事の初仕事となった防災訓練視察や、登庁初日の各党挨拶回りで、知事が姿を現すとわざと退席するという子供じみたやりかたで嫌みを投げつけるという以外に方策が立たないありさまである。
野党共闘としては、その先、次の衆院選に向かってどう共闘の中身を深められるかが課題だろう。衆院選は政権選択を問うもので、個別の選挙での共闘をいくら重ねても、それだけでは政権には届かない。
イタリアでは保守もリベラルも多数の政党の連合によってしか政権が組めないので、政策協議や候補者調整だけでなく次期首相候補の擁立など連立政治の運営に習熟している。埼玉を本拠とする立憲の枝野幸男代表のリーダーシップ如何を見極めたい。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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— 新保吉章 (@pat052) 2019年9月11日
野党共闘の連勝を次の衆院選にどうつなげるか
— KK (@Trapelus) 2019年9月11日
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