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嫌韓で河野防衛相 おぞましい内閣改造“下馬評”の顔ぶれ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/261539
2019/09/09 日刊ゲンダイ
嫌韓姿勢が気に入られ(安倍首相と河野外相)/(C)日刊ゲンダイ
いやはや、驚いた。安倍首相が11日に行う内閣改造・自民党役員人事で、防衛相に河野太郎外相の起用を検討しているという。産経新聞が8日、1面トップで報じた。
河野が所属する麻生派内では「そろそろ党務や閥務をしっかりやるべきだ」との声が出ていた。閣外に出す意見を押し切り、安倍が防衛相に河野を横滑りさせたい理由が振るっている。産経によると、徴用工訴訟を巡り、韓国政府に対する毅然とした対応を評価しているというのだ。
河野は徴用工訴訟について面会した韓国の南官杓駐日韓国大使の発言を遮り、「極めて無礼だ」とテレビカメラの前でわざわざ面罵。この嫌韓パフォーマンスで、日韓関係を「戦後最悪」のレベルにまでこじれにこじれさせた当事者のひとりである。
一方、現職の岩屋毅防衛相は今年6月、韓国の鄭景斗国防相と会談し、笑顔で握手。自民党の国防部会や“ネトウヨ”から「レーダー照射事件を放置したまま、満面の笑みを浮かべて握手とは、韓国を増長させるだけ」「即刻更迭すべきだ」と猛批判を浴びた。
韓国の国防相と手を握っただけでネトウヨに攻撃された防衛相を交代させ、よりによって後任に日韓関係を悪化させたチンピラを就けるとは……。
今から韓国のGSOMIA破棄を巡り、河野がキャンキャン吠える姿が目に浮かぶ。
父親の顔に泥を塗ってでも首相に取り入る
「隣国に礼を失した態度で、日韓関係を悪化させた張本人である河野氏を本当に防衛相に起用するのなら、安倍首相が日韓関係を改善する気はみじんもないことの表れ。これまで以上に嫌韓姿勢を強めるというメッセージにほかなりません」と言うのは、法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)だ。こう続けた。
「かつて河野氏は反原発を掲げ、歯に衣着せぬ発言で注目を集めましたが、2015年の初入閣と同時に、反原発を主張したメルマガを消去した。しかも父親の洋平氏は日韓関係の改善に尽くし、『河野談話』を表明したハト派のシンボル。政治家としての信念をねじ曲げ、父親の顔に泥を塗ってでも、首相の価値観に合わせる。そうして下からおもねり、首相に気に入られれば“ポスト安倍”のひとりとしてチヤホヤされ、逆に首相の勘気に触れれば出世が遠のく。独裁者の顔色を常にうかがうような異常さが、自民党内に蔓延しているのです」
安倍の価値観に合わせているのは公明党も同じ。交代する石井啓一国交相の後任には当初、石田祝稔政調会長が有力視されていた。だが、石田は安倍政権が推進するカジノを含む統合型リゾートに慎重なため、石田を外して安倍におもねり、赤羽一嘉衆院議員を充てることになったという。
三原じゅん子参院議員のように、われ先にと安倍にシッポを振る“政治屋”もいる。先の通常国会で野党4会派が安倍の問責決議案を提出すると、反対討論でフェイク交じりに安倍政権の“成果”を強調。「愚か者の所業」「恥を知りなさい」と芝居がかった口調で野党をなじった。
この演説が、よっぽど安倍の胸に刺さったのか、今回の内閣改造でいきなり大臣候補に浮上したのだから、三原のヨイショは奏功したのだろう。これでは安倍に取り入る無定見な議員が、ますます増えるだけである。
ヨイショが奉功(三原じゅん子参議院議員)/(C)日刊ゲンダイ
絶対権力は絶対に腐敗するを地でいく政権 |
外相就任が有力な茂木敏充経済再生相も、安倍に「評価」されているひとりだ。
日米貿易交渉の“論功行賞”らしいが、合意内容は米国の要求を丸のみし、日本の主張はベタ降り。どうして「手腕を評価」できるのかチンプンカンプンだが、トランプ大統領にシッポを振り続けることが絶対というポチ首相の価値観であれば、茂木のベタ降り交渉は“ご褒美”に値するのだろう。
詰まるところ、安倍の人事評価というのは自分と同じ価値観を共有しているかどうかだけ。その価値観も、この6年半で安倍政権がやったことを挙げれば理解できる。
集団的自衛権の行使容認の閣議決定による「解釈改憲」。NHK支配と放送法をタテに取ったメディアへの忖度強要の「言論弾圧」。森友文書の改ざん・隠蔽など「文書破棄」。過去の歴史に目もくれず、河野談話や村山談話を見直そうとした「歴史冒涜」。そして今の薄っぺらいナショナリズムに根差したケンカ腰の「韓国叩き」――。
その背景に横たわるのはタカ派、メディア潰し、情報統制、軍事強化、独裁志向、民主主義否定、国会冒涜、そして「安倍サマ絶対」の党内運営である。
世にもおぞましい安倍の価値観に染まった議員でなければ重用されず、大臣なんて夢のまた夢。だから、安倍の眼鏡にかなった改造内閣の下馬評の顔ぶれは河野や三原以下、危ない面々がズラリと並ぶわけだ。
異論を許さぬ政権トップの狂気が所属議員に伝播し、もはや手に負えない状況に陥っているのが、7年近くに及ぶ「安倍1強」を経た与党内の惨状なのである。
「『権力は腐敗する。絶対権力は絶対に腐敗する』との格言を地で行くのが、今の政権と与党の姿です。6年半もの長期政権は腐臭プンプン。内閣や党の中枢以外は中堅・若手議員を登用し、臭いを消そうとしているのかも知れませんが、長期政権を支えた麻生財務相や菅官房長官、二階幹事長ら首相の“お気に入り”が中枢に居座る限り、約7年モノの古漬けの臭いは絶対に消せません。権力の腐敗を止めるには、トップに辞めてもらうしかないのです」(五十嵐仁氏=前出)
沈みゆく国民生活を放置し、改憲に固執
おぞましい価値観に染まった腐敗政権が暴走を加速させるために、安倍のお気に入りは全員続投、横滑りという露骨な人事。今回の改造内閣はいよいよ手が付けられなくなってきた安倍独裁政治の“総仕上げ”となりかねない。政治評論家の森田実氏はこう言った。
「長期政権がその末期にまともになった例はありません。もっと堕落していくのが世の常です。日本全体が右傾化する中、韓国との無用な対立をあおり、アジアの平和を害し、将来を危うくする。日本全体が進むべき、平和・中立の道を閉ざして露骨なトランプファースト。日本の利益を差し出してしまう。米中貿易戦争やEU離脱を巡るイギリスの迷走など世界レベルの混乱には傍観を決め込むのみ。消費増税を強行し消費不況を進行させて庶民を苦しめ、企業が貯め込んだ460兆円超の内部留保には何ら手を打たない。日本が沈んでいくのを放置し、国民を引きずり込ませようとする最低・最悪の政治です。その上、国民の多くが望まない改憲に突き進む気マンマンですから、正気とは思えません」
先の参院選で改憲勢力は3分の2を割り込み、安倍自民は単独過半数を失った。当初から勝敗ラインを低めに設定し、改選前から議席を減らした。
それでも安倍は「参院選でいただいた国民の力強い支援・支持に応える」と言い切って強引に勝利を演出するのだ。
「参院選の結果で事実上、改憲は否決されています。そんな国民の意思に反発するように、安倍首相は改憲に意固地となり、改造人事でも改憲賛成を条件に大臣ポストをぶら下げ、改憲に賛成する大臣たちだけで脇を固めようとする。国民が望む政治と真っ向から対立する政権を潰さないと、日本はおかしくなってしまいます」(森田実氏=前出)
俺サマの安倍が暴走するための人事を、みすみす見逃すわけにはいかないのだ。
日刊ゲンダイ
— 但馬問屋 (@wanpakuten) 2019年9月9日
【世にもおぞましい、“改造内閣”下馬評の顔ぶれ】
『首相が評価、危ない面々がズラリ』
「この6年半、やったことといえば、壊憲、言論弾圧、文書破棄、歴史冒涜、韓国叩きという危険な政権が、暴走を加速させるためにお気に入りは全員続投、横滑りの露骨人事」
#買って応援 pic.twitter.com/xOHwYqZcRA
自らトドメを刺しに行った感じ?
— みわさん (@miwmiw35526630) 2019年9月9日
最低でも西村、北村、太郎、小泉Jr.、三原このメンツがそろうだけでも日本破壊内閣決定。
— fancylala (@fancylala1115) 2019年9月9日
首相が評価、危ない面々がズラリ【世にもおぞましい「改造内閣」下馬評の顔ぶれ】この6年半、やったことといえば、壊憲、言論弾圧、文書破棄、歴史冒涜、韓国叩きという危険な政権が、暴走を加速させるためにお気に入りは全員続投、横滑りの露骨人事(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/6wKMGHXfeN
— KK (@Trapelus) 2019年9月9日
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