http://www.asyura2.com/19/senkyo265/msg/120.html
Tweet |
公明党、前回から「100万票減」で激震…創価学会の“反・公明党”深刻で組織疲労
https://biz-journal.jp/2019/08/post_116577.html
2019.08.30 文=編集部 Business Journal
公明党の山口那津男代表(右、写真:東洋経済/アフロ)
公明党が“参院選ショック”から抜け切れないでいる。7月の参院選で公明党は選挙区7、比例区7の合計14議席を獲得。3年前に続き、過去最高の議席獲得で、一見、大勝利のように見えるが実態は違う。議席こそ目標を達成したものの、全国の比例票は大幅減。3年前の参院選から104万票減の653万6336票となったうえ、2017年の衆院選に続いて、目標の700万票を割り込んだ。
この「700万票ライン」は公明党や最大の支援団体である創価学会にとって大事な数字だ。「雨が降っても槍が降っても絶対に投票に行く組織票」が700万票あり、これに運動を拡大させ、800万票、900万票と積み上げていくのが、公明党・創価学会の選挙なのだが、基礎票の700万票すら達成できないということは、組織の弱体化を意味する。参院選で明確となった深刻な事態に、組織は途方に暮れているというのが現状なのだ。
この影響がもろに出たのが、8月25日に投開票された埼玉県知事選だ。事実上の与野党一騎打ちの構図の下、自公が推薦したスポーツライターの青島健太氏が現職の上田清司知事と野党4党が支援した元参院議員の大野元裕氏に敗れた。
当初は非自民系の元参院議員・行田邦子氏も立候補予定で、三つ巴の構図の下、野党票が大野と行田で割れると予想された。そのため、知名度のある青島氏が俄然有利で圧勝予測だった。ところが、告示直前に行田氏が体調不良を理由に出馬を取りやめたことで、状況は一変。告示後は青島氏と大野氏が大接戦となったのだ。
そこで、投開票1週間前に青島陣営が学会にテコ入れを頼んだのだが、結局「学会はほとんど動かなかった」というのである。
「今年は統一地方選もあったので、この半年は選挙一色で、組織はただでさえ疲れている。そのうえ参院選であれだけがんばったのに比例票が伸びなかった。組織は徒労感でいっぱいです。そんなところに、埼玉県知事選で号令がかかっても、幹部クラスは動いたとしても、下は反応が鈍い。ましてや、組織の外に広げる運動なんて、やるわけがありません。加えて、8月は夏休みです。創価学会では夏休みはみんな本当に休みますから」(創価学会関係者)
■婦人部の不満
このところ自公の選挙協力は、昵懇の仲とされる菅義偉官房長官と創価学会の佐藤浩副会長のパイプを軸に行われてきた。沖縄県名護市長選、新潟県知事選、沖縄県知事選、大阪の知事と市長のダブル選、そして今回の埼玉県知事選といずれもそうだ。
しかし、学会内部、特に選挙の主力となる婦人部で、これに反発もあるという。
「組織の弱体化の理由としては、学会員の高齢化や新たな学会員獲得がうまくいっていないという世代交代の難しさがあるのですが、自民党に引っ張られすぎて、公明党が福祉と平和の党ではなくなってきていることに対し、婦人部の不満は強い。沖縄の選挙などはまさにそうでした」(創価学会関係者)
菅―佐藤ラインへの反発は、今年11月に任期が切れる創価学会会長の後継をめぐるゴタゴタにも発展している。現在の会長は原田稔氏。有力な後継候補は谷川佳樹副会長だというが、谷川氏は佐藤氏と近く、谷川氏が会長に昇格すれば、ますます自民ベッタリが加速するとして、谷川氏の後継に不快感を示す動きも出てきているという。
こうした状況のなかで、公明党・創価学会は今、選挙に力が入らない。埼玉では10月に大野氏の転出に伴う、参議院の補欠選挙が行われるが、公明党と創価学会は「組織の立て直しと会長人事が優先」というのが実情だ。
(文=編集部)
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK265掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK265掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。