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8月 23, 2019 日々雑感(My impressions daily)
<トランプ米政権は22日、韓国による日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄にまで発展した両国の対立激化に懸念を強めた。これまで政府高官を派遣するなど関係改善に努めてきたが、効果的な方策は見いだせておらず、対応に苦慮している。
国防総省の報道官は22日、声明を発表し「日韓に意見の相違を早く解決するよう促す」と表明。「日米韓が友好的に結束すれば北東アジアはより安全になる。情報共有は共通の国防政策や戦略を立案する上で鍵となる」と指摘し、GSOMIAの必要性を強調した>(以上「共同通信」より引用)
昨日朝鮮日報の記事を引用して制限付きながら軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を延長する、との韓国マスメディアの観測をこのブログに書いたばかりだ。しかし韓国政府はGSOMIAの破棄を決定したという。
文大統領は正気だろうか。「慰安婦」や「徴用工」といった歴史ファンタジーを現実問題だとして日本に「謝罪」と「賠償」を突き付ける脅しの外交を延々と続けるうちにノッピキならない事態に自らを追い込んでしまった。
北朝鮮と一旦有事があれば韓国は後方支援基地として日本を頼らざるを得ない。もちろん北朝鮮は日本も同時に北朝鮮からミサイル攻撃を受けるだろうが、イージス艦と迎撃ミサイルが全部ではないにしろ数十%の確率で撃ち落とすだろう。日本国内の基地がすべて破壊されるわけではない。
だが韓国はそうはいかない。全人口5000万人のうち1000万人が集中しているソウルは北朝鮮の砲撃の射程内にある。雨霰と砲弾がソウルの街に降り注ぐだろう。もちろん地下鉄やビルの地下は避難壕として造られているが、都市機能は完全に破壊され韓国内の基地も大打撃を受けるだろう。
ミサイルを迎撃するにしても南北朝鮮は至近距離にあるため、迎撃システムを発動しても機能が作動するまでに着弾する。韓国が反撃体制を整えるにしても、どうしても日本を頼らざるを得ないのは論を俟たない自明の理だ。
そうした時、GSOMIAの破棄は日韓が直接軍事情報を共有していないことになる。日本は韓国からではなく、米国からの要請を受けることになる。至近距離の敵と対峙している場合は一瞬一瞬が勝敗を分ける。そうした緊迫した事態に陥り一瞬が事態を悲惨なものにしかねない、という想定は働かないのだろうか。
韓国民はそれでも歴史ファンタジーに酔い痴れて事の本質を見ようとしないのだろうか。「慰安婦」は「売春婦」でしかないことと、「徴用工」は「募集工」に賃金の良さから群がった朝鮮人でしかなく、終戦月の未払い賃金も先の日韓基本条約と賠償により決着済みとする国際条約に反する行為だという現実から目を背けて「可哀そうな朝鮮人」を国際社会に訴え続ける恥知らずにして愚かな行為をいつまで続けるつもりなのだろうか。
あるいは米国は北朝鮮と取引しているかも知れない。歴史ファンタジーに酔い痴れている韓国を見放して、北朝鮮は手を結び、金正恩氏を米国の傀儡政権にして存続させ朝鮮半島を統一国家として対中最前線にする、という戦略を持っているかも知れない。そう考えれば米国は必ずしも北朝鮮の核兵器を排除する必要はない。むしろ朝鮮半島の統一国家が核武装している方がロシアや中国に対して脅威だからだ。
トランプ氏が北朝鮮の短距離弾道ミサイル試射は「気にしない」と見解述べているのも、上記のような米国の戦略を想起させる。そうすれば韓国こそが米国にとって邪魔でしかない。あるいは文大統領は韓国を終わらせるために歴史ファンタジー騒動を続けているのかも知れない。GSOMIAを終わらせる決定をした文大統領は韓国を終わらせようとしている、としか思えない、が。
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