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F35とは“別腹” F2後継ステルス機国産化で防衛費は青天井
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/260675
2019/08/23 日刊ゲンダイ
後継戦闘機にいくらかかる?(F2戦闘機)/(C)共同通信社
2030年代に退役が始まる空自F2。その後継ステルス戦闘機を防衛省は自国主導で開発するため、具体的な金額を明記せず来年度の概算要求に開発費を計上する。
機体がステルス性を備えている上に、長距離巡航ミサイルを搭載。遠い場所からでも発射可能で、敵のレーダーに探知されず、敵基地を攻撃できる。国産初のステルス戦闘機になるという。軍事問題に詳しいジャーナリストの田中稔氏が言う。
「ステルス戦闘機自体、先制攻撃のためのもので、憲法の専守防衛に反します。仮にF2後継機を配備するにしても、ステルス戦闘機F35と役割がダブります。F35は米国から爆買いしトランプ大統領にいい顔をして、F2後継機は国内で開発し、国内の防衛産業を潤わせるということです。三菱重工など防衛関連企業は防衛省の重要な天下り先ですからね。米国と国内“どちらも計上”なのです。こんなお金の使い方がまかり通るのは防衛費だけ。概算要求に金額を明記しないのも財務省をなめ切っている証拠。安倍政権下で防衛費は聖域化されているのです」
■開発費1.5兆円で済まない
147機の配備計画がある米国製F35は、機体購入費と維持費で6.2兆円超もかかる見通しだ。F2後継機の開発費は総額1兆5000億円以上と見積もられているが、それでは済まない。開発では常に、追加費用がかさむ。後継機は約90機の配備が予定されているが、想定以上に製造コストが膨れ上がれば、数兆円など軽く吹っ飛ぶ。
「かつて、半導体や液晶など日本の技術が世界を引っ張りましたが、例えば、5G(第5世代移動通信システム)で日本の技術はカヤの外です。これは、国の産業育成政策の失敗を表しています。安倍政権は、成長戦略をうたっていますが、中身はカジノ、原発、防衛産業です。成長産業を支える技術が育つわけがありません」(田中稔氏)
技術大国日本は今は昔。軍事大国化で国が滅ぶのは、古今東西、歴史が証明している。
F2戦闘機の後継機を防衛相は自国主導で開発するため具体的な金額を明記せず来年度の概算要求に計上するとのこと「こんなやり方がまかり通るのは防衛費だけ」専門家「安倍政権の成長戦略はカジノ・原発・防衛産業。成長産業を支える技術は育たない」と危惧https://t.co/BqiRS2LI6f #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2019年8月22日
【来年度概要要求 F2後継 国産初ステルス戦闘機】F35とは別腹 防衛費青天井で国滅ぶ 開発費1.5兆円で済まない 技術大国日本は今は昔。軍事大国化で国が滅ぶのは、古今東西、歴史が証明している(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/DYHGVErxZ2
— KK (@Trapelus) 2019年8月22日
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