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百合子呪縛が解けぬ野党に希望はあるか/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201908230000114.html
2019年8月23日8時45分 日刊スポーツ
★21日、国民民主党は立憲民主党との衆参両院の統一会派結成を同党代表・玉木雄一郎が報告。総務会で了承された。党内から異論はなかったものの、両党の党首会談で合意した会派の名前が立憲民主党を軸に「立憲民主党・国民フォーラム」、参院が「立憲民主党・国民・希望の会」になっていることにかみつく議員が出始めた。立憲には野党第1党としての意地とプライドがあるだろうが、国民にとっては対等合流のはずなのに立憲に入れてもらったようだということらしい。 ★両党が旧民進党に戻ろうするのではなく新たなフェーズに入ろうとすることを念頭にここまでこぎつけても恩讐(おんしゅう)を超えて次のステップへ進もうとすることに水を差す議員たちは結局、希望の党の小池百合子呪縛が解けないだけだ。憲法観や安全保障観で踏み絵を踏まされて以来、憲法観や安保観を国民や有権者と共有したことや問いかけたことなどないくせに、価値観が違う者とはやれないと言い続けるならば、自分の選挙でそのことだけで戦ってみろと言いたい。自民党議員ですら、そのテーマは選挙で持ち出さない。55年体制型議員がいかに野党に多いかということだ。 ★それに拍車をかけるような話が続く。立憲は統一会派議論の中、原発ゼロ基本法案などへの協力を要請し、国民は「理解し、協力する」としたが、わざわざ立憲幹事長・福山哲郎が挑発する。「(同法案を)受け入れてもらえると思っている」。これに電力総連出身の国民総務会長・小林正夫が「容認したわけではない」と応酬した。これが旧民進・希望の党呪縛レベルだといっているのだ。福山は党と自分のポジション第一主義、小林は労働組合第一主義の枠から出られない。この2人に国民や有権者は見えているのだろうか。小林に至っては党総務会で異論なく了承された総務会長ではないのか。この程度の議員が跋扈(ばっこ)する会派など集まっても意味がない。または次のステージにはい上がれない議員はどうぞ文句だけでなく辞めてもらったらいい。1日でこの人たちは何も変わらないし変わる気がないことが露呈した。こんな野党を信用しても意味がない。(K)※敬称略 国民民主、統一会派結成を総務会で了承=立憲と認識違いも https://www.jiji.com/jc/article?k=2019082100683&g=pol 2019年08月21日19時14分 時事通信 国民民主党は21日、党本部で総務会を開き、立憲民主党と衆参両院で統一会派を結成する方針を了承した。玉木雄一郎代表が立憲の枝野幸男代表との合意内容を報告、出席者から異論は出なかった。玉木氏は立憲などとの協議会で会派運営の詳細を詰めた上で、9月にも両院議員総会を開いて合流を正式決定したい考え。ただ、合意内容について、立憲との認識の違いも表面化した。 玉木氏は21日午前、熊本市で開かれた日本郵政グループ労働組合(JP労組)大会であいさつ。立憲との会派合流に触れ、「民主党に先祖返りするだけでは駄目。次世代与党への準備期間にフェーズを変えていく」と強調した。 大会には枝野氏も出席し、「反転攻勢に向けた第一歩を踏み出した。ステージを変えて前に進んでいく決意だ」と述べた。 立憲は提案段階で、会派入りの前提条件として、同党が提出した原発ゼロ基本法案などへの協力を要請。玉木氏は20日の党首会談で、立憲の主張を「理解し、協力する」と表明した。立憲の福山哲郎幹事長は、この後の記者会見で「(同法案を)受け入れてもらえると思っている」と語った。 これに関し、国民民主の小林正夫総務会長(電力総連出身)は21日の総務会後、記者団に「立憲が原発ゼロを考え方として持っていることは理解したという意味だ」と説明。原発ゼロ法案に関しては「容認したわけではない」と述べた。
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