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2019年 08月 23日
今の日韓関係については、あまり取り上げる気が起きないのだが。<結局、そもそも論になっちゃうし。>ここまで来ると、触れずにもいられまい。(~_~;)
というのも、22日夕方、韓国が24日に期限が迫っていた日韓のGSOMIA(軍事情報包括保護協定)を延長せず、破棄することを発表したからである。(゚Д゚)
日本政府は、オモテ向き「さしたる影響はない」と言っているが、実際は防衛省内にも困惑の声が出ているとのこと。<安倍内閣の中には、GSOMIA破棄まではしないと、タカをくくっている人もいたかも。>
近年は、北朝鮮や中国、ロシアへの対策として、日米韓の3国が外交、安保軍事で協力して行く方針で、軍事演習や戦略策定なども行なっていることから、米国もとまどっているようだし。
日本は、特に北朝鮮のミサイル発射の情報などは、一義的に韓国に頼っている面もあるだけに、影響がないわけはないのである。(-"-)
* * * * *
日本も韓国も、一般の国民は、お互いのことをさほど悪くは思っていないし。相手の国の映画やドラマ、音楽、商品などに興味を抱いたり、相手の国に旅行したりする人も少なくない。
しかし、今、日本(安倍首相)も、韓国(文大統領)もいわゆる保守派が首脳の座にあって。もともと個人的な政治思想において相手を快く思わず、敵視している部分が強いし。各首脳が相手に対して、強硬な姿勢を示せば示すほど、それぞれの支持者が評価、賛美してくれるような状況にある。
そして、それが、お互いの敵対心を煽り、言動をエスカレートさせて、さらなる関係悪化につながっていることは否めない。(~_~;)
でも、このまま、お互いが、自己満足や自分の支持者を喜ばせるために、強気な姿勢を通し続ければ、結局、一般の国民が経済や安保面で損失を受けることになりかねない。<というか、もう日韓とも経済的に損害を受けている企業や個人が出ているのよね。>
安倍首相&仲間たちは、「悪くないのは韓国の方だ」「相手が折れるまでor文が辞めるまで、とことん強気を通す」という気でいるかも知れない。(-_-;)
それこそ、安倍シンパの超保守系のメディアやネトウヨは、韓国との国交断絶をしても構わないとまで言っているとか。_(。。)_
<先日、「ダンカンって何?」ってきかれて、一瞬「???」だったのだが。(ベタだけど、タケシ軍団じゃないよ。)そこで「断韓」という言葉が、ネットで出回っていることを初めて知った。(>_<)>
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実際のところ、mew周辺を見る限り、一般国民の多くは、徴用工問題、ホワイト国除外のことなどはほとんど知らないor関心のないようにも思えるし。韓国に敵対意識を持っている人もあまりいないのであるが。
安倍内閣としては、韓国の徴用工判決を批判し、ホワイト国を除外しても、参院選もしっかり勝ったし。国民やメディアからも強く批判を受けることはないし。尚更に「強気を通してもOK」という感じになっているかも知れないのだが。
果たして、日本の国民は、戦後最悪になりつつある両国の関係を、このまま放置していていいのか。自分たちにマイナスはないのか。そろそろ、考えるべき時期、状況にあるのではないかと思う。(**)
<ちなみに、mewは特に韓国やその文化などが好きだというわけではないのだが。<辛いものは得意じゃないし。いわゆる韓流ものも、焼肉も特別に好きでもない。>
ただ、同じ東アジアの近隣の国として、それなりに良好な関係は保った方がいいと思っているし。首脳や政府の対応次第で、それは可能だと思っている。(・・)>
そもそも安倍晋三氏&超保守仲間は、昔から、中朝韓の国や国民を好ます、むしろ敵視している部分があるし。韓国で言えば、慰安婦問題も戦争責任も認めていない。
それゆえ、安倍自民党が12年末に政権を奪還してから、中朝韓との関係は悪化することに。しかし、安倍首相は、戦没者追悼式の挨拶で、加害責任や反省に触れないようにしたり、13年末に靖国参拝を断行したり、自分の思想を通し続けて来た。(-_-;)
また、安倍首相らは、何とか戦後70年を契機に慰安婦の問題に決着をつけたい(もうこの件をオモテで扱わせないようにしたい)と考え、15年12月28日に岸田外務大臣(当時)をソウルに派遣。韓国外相との間で、突然、「日韓間の慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」という合意が整ったと表明するに至った。<日本政府は元慰安婦の支援財団に10億円を拠出。>
暮れも押し迫った頃、突然、日韓合意の報道を受けて、私たち日本の国民も「???」という感じだったのであるが。おそらく韓国の国民や政治家にとっては、それこそ「はあ?」という感じで、理解、納得できない部分が多かったに違いない。
17年5月、韓国の大統領に就任した保守派の文在寅(ムン・ジェイン)氏も、この合意に納得していなかったようで。合意を反故するような態度をとったことから、日韓関係がますます悪化することになった。(~_~;)
さらに、昨年10月、韓国の大法院(最高裁)が、第二次世界大戦中、日本企業で働かされていた韓国人の徴用工に関して、個人の賠償請求を命じる判決を出したことで、日韓の溝はとんでも深まってしまうことになる。(@@)<日本政府は、条約締結の経緯や賠償対象の解釈に関する資料を出すなど、訴訟に協力したのかな?>
これには、安倍内閣が激怒して、強く抗議をしたものの、韓国政府がなかなか善処しようとせず。 日本政府は、今年7月、ついに安全保障上、信頼できないとして(本当は、実質的な報復措置として)、韓国を輸出手続きの優遇措置を受けられる「グループA(ホワイト国)」から除外したのである。(゚Д゚)<尚、韓国も日本をホワイト国から除外。>
* * * * *
米国は、北朝鮮や中ロ対策において、日米韓の3国の協力が不可欠であることから、日本と韓国の仲裁に乗り出すことに。韓国が示唆していた日韓のGSOMIAの破棄も行なわないように提言していたとのこと。^^;
また、韓国側も、文大統領が、例年なら日本の批判を行なう8月15日の光復節の演説で、対日批判を抑え、「日本が対話と協力の道へと進むならば我々は喜んで手を取る」「過去を乗り越え未来に進む」などと述べて、少し歩み寄るような姿勢を示していたのだ。
しかし、日本政府は、このメッセージをスル〜し、韓国に対抗する姿勢を続けていた。_(。。)_
<大統領府の関係者も「(文大統領が対話を呼びかけた)光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の演説にも公式な反応を示さなかった」と、日本が文大統領の歩み寄りのメッセージを無視したことを批判していたという。(聯合ニュース19年8月22日)』
文大統領や韓国の保守派にしてみれば、これ以上、韓国側が譲歩することは、自分たちのプライドが許さないし、支持者からの批判につながることになりかねない。
そこで、とうとうGSOMIAの破棄を発表に至ったのではないかと察する。(@@)
『韓国政府は22日、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄することを決めた。韓国政府は、日本政府による安全保障上の輸出管理の手続きを優遇する対象国「グループA(ホワイト国)」からの除外措置の撤回を求めたが、受け入れられなかったため踏み切った。一方、日米両政府は北朝鮮への対応などを念頭に協定継続を求めてきた。これを無視する韓国の対応に、日米両政府は衝撃を受け、北東アジアの安全保障環境の変化に対する懸念を強めている。(毎日新聞19年8月22日)』
『◇韓国、世論配慮「自尊心守ることも重要だ」
韓国大統領府は22日、国家安全保障会議(NSC)の会合を開き、24日が更新の判断期限だった日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、破棄すると決定した。日本の対韓輸出規制強化を元徴用工問題に絡む「報復」と認識し、対抗措置を取った形だ。歴史問題に端を発して激化する日韓の対立は、通商分野に続いて安保上の協力関係にまで影響が拡大した。北朝鮮がミサイル発射を繰り返す中、日米両政府は韓国側に協定継続を働きかけていた。日本政府は22日、外交ルートを通じて韓国政府に抗議した。
会合後、記者会見した大統領府の金有根(キムユグン)国家安保室第1次長は、日本が輸出手続きを優遇する対象国「グループA(ホワイト国)」から韓国を除外した政令改正を閣議決定したことが「両国間の安保協力環境に重大な変化をもたらした」と批判したうえで、GSOMIAの維持が「韓国の国益に合致しない」と主張した。
GSOMIAは、国同士が防衛上の機密情報を提供し合う際に第三国への漏えいなどを防ぐために結ぶ協定で、日韓の間では米国の強い働きかけもあって朴槿恵前政権時代の2016年11月に締結された。当時も韓国政界などでは日韓間の歴史的経緯から反対する意見があった。効力は1年間で、これまでは毎年更新されてきた。
この協定により、北朝鮮がミサイルを発射した際などに日韓が衛星やレーダーなどによる情報を共有でき、迎撃能力を強化できるなどの狙いがあった。韓国政府によると、日韓ではこれまでに29回の情報交換が行われた。協定破棄は韓国側にとってもマイナスとなるが、米国を介した情報共有は存続する。(同上)』
『韓国によるGSOMIA破棄に、日本政府は衝撃を受けている。日韓は元徴用工問題などで激しく対立するが、「安全保障協力は続ける流れ」(海上自衛隊幹部)と見ていたためだ。北朝鮮問題をにらんだ日米韓の連携が揺らぎかねず、河野太郎外相は韓国政府の発表を受け、「現下の地域の安全保障環境を完全に見誤った対応と言わざるを得ず、極めて遺憾だ」との談話を出した。
河野氏は22日夜、南官杓(ナムグァンピョ)駐日大使に抗議した後、記者団に「北朝鮮問題を考えた時、協定の重要性は誰しもが理解していると思う。(破棄は)安全保障環境を完全に見誤っていると言わざるを得ない。断固として抗議したい」と語った。安倍晋三首相は22日、記者団からの声かけに応じず、硬い表情で首相官邸を後にした。(同上)』
『日本政府内には「日米がしっかり情報交換すれば影響がない。困るのは韓国だ」(政府高官)と強気な分析もある。だが、この見方について、自民党の中谷元・元防衛相は「ミサイルが飛んだ場合、日米韓の各部門が発射状況や予測落下点の情報を合わせて判断し、迎撃態勢をとる。システムが機能しなくなる」と否定する。別の防衛相経験者も「米国を介した情報交換になると、迅速性が失われる」と指摘する。
日米韓の連携の乱れを、ロシアや中国、北朝鮮が突く可能性もある。7月下旬にはロシア軍機が島根県・竹島(韓国名・独島)周辺で「領空侵犯」した事案が発生。日本政府内には「日韓の連携を試した」との見方が広がった。北朝鮮も軍事挑発を活発化しかねず、中谷氏は「本当に対峙(たいじ)する相手はどこか。北朝鮮の脅威で日米韓が連携するしかないが、根本的なことが理解されていない」と語った。
◇米、東アジア安保戦略への影響を強く懸念
悪化する日韓関係に憂慮を示しつつも、具体的な仲介の動きは見せてこなかったトランプ米政権だが、韓国政府によるGSOMIAの破棄決定に関しては、米国の東アジア安全保障戦略への影響を強く懸念しているとみられる。国防総省は22日、声明で「日韓が意見の相違の解決に協力するよう促す」と表明。「日米韓が結束し友好的に連帯すれば北東アジアはより安全になる」としてGSOMIAの重要性を強調した。(同上)』
おそらく米国は安倍内閣に何か言って来ると思うのだが。果たして、安倍首相&仲間たちが、明日以降、韓国にどのように対応するのか。このまましばらく突っ張り続けるのか。日本のTVなどメディアや野党、国民はどのような反応を見せるのか。
しっかり見ておきたいと思うmewなのだった。(@@)
THANKS
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