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松尾貴史のちょっと違和感:含羞のない「#オロカシズム」 安倍政権、安泰なはずだhttps://t.co/IGjf87I7DA
— 毎日新聞 (@mainichi) 2019年8月10日
喫茶店に入ってきた60代半ばか70歳目前という感じの3人連れ。「無駄に大声なので嫌でも聞こえてしまう」会話の内容は……。 #松尾貴史 さんの辛口コラムです。https://t.co/IGjf87I7DA
— 毎日新聞 (@mainichi) 2019年8月10日
松尾貴史のちょっと違和感 含羞のない「オロカシズム」 安倍政権、安泰なはずだ
https://mainichi.jp/articles/20190811/ddv/010/070/015000c
毎日新聞 2019年8月11日 04時02分(最終更新 8月11日 04時09分)
=松尾貴史さん作
野党第1党の枝野幸男(立憲民主党)代表は、参議院選挙の結果を受けてなのか、それとも選挙前だと支持者が逃げる憂いがあるからこのタイミングで公表したのか、野田佳彦前総理らと連携する考えを示した。政権についていた頃から、与野党の対立軸をぼやかし、腰砕けにし、骨なしにし続けてきた野田氏らと、この期に及んで何をどう連携すると言うのだろうか。現在の悪質な政権の、ある意味で生みの親といってもいい人たちと、一体何をしてくれる気なのか。少しは何かのうねりが生まれるかと期待した瞬間もいくつかあったが、もう見限ろうと思っている今日このごろだ(あくまで個人の感想です)。
有名カレー店で取材会食するために東京・荻窪へ行った。カレーライターの飯塚敦さんとの待ち合わせまで小1時間ほどあったので、駅前の喫茶店に入ってカウンター席でスケジュールの整理などをしていると、どやどやと3人連れが入ってきて、私の斜め後ろのテーブルについた。3人とも60代半ばか70歳目前という感じだ。彼らと私以外に客はいない。会話を聞くつもりはないのだけれど、無駄に大声なので嫌でも聞こえてしまう。
「さて、この度の参院選はどう評価する?」と田原総一朗的なノリで一人が他の二人に問う。
「盛り上がらなかったねー、何というの? 投票率っていうの?」
「野党はだらしない」
「そうそう、立憲はだめだ」
「いや、俺はれいわ(新選組)が許せない。身障者に銭をやるのはおかしい」
気の置けない仲なのだろうけれど、大声で悪びれもせずこういう話をし始める分別盛りをとっくに過ぎた人たち。
「しかしねえ、金持ちからと貧乏人からと、同じ割合で取る消費税は駄目だよなあ」
お、まともなことも言うのだ。
「公明党は改憲が言いにくいから加憲に逃げてる」
「自衛隊が可哀そうだよ、立場ちゃんと明記しねえと。国を守ってんだから」
「今だって海外に行けるってなったんだから、攻撃しちまえばいい」
「そうだよ、日本の国は自分で自分を守れるって見せてやれって言うんだ」
「マスコミは安倍に統制されてる」
どうも、週刊誌を読みかじり、テレビのコメンテーターが言っていることを断片的に覚えて、自らの分析であるかのように出しっこしあっているだけのようだ。
「そもそも韓国は反日だからね」
「しかし日本はダメだ。日本は革命を起こしたことがないからね」
起こしていないから、何がダメなのだろう。その次は続かない。
「◎◎の◎◎(ある党の代表)は性犯罪者だけど、身を切るってのは偉いね」
いや、それは問題発言ですよ。
「安倍は一貫しているよ」
「そういやオバマは銀座ですしも食わずにまくし立てたらしいな」
「あの店で35万円取られた会社員がいる」
これまたにわかには信じがたい話だが、何人分のお代なのだろう。
「日本人はさあ、正月に神社に行くが、その前の日は寺でさ、その何日か前にはクリスマスだって騒いでさ。だから信用されてない」うんぬん……。
間は抜けているが、だいたいこのような流れだった。いや、流れをなしてはいないけれど、とにかくどこかで聞きかじったプチ情報を思いつくままに披歴しあっているだけで、全体的に「つじつまが合わない大会」の様相だった。
人生の先輩方だが、あきれるばかり。さらに上の世代は、戦争の悲惨さや恐ろしさを嫌というほど味わっているのだろうけれど、この世代は違う感覚なのか。恥ずかしげもなくこんな会話を家以外でする含羞のない「オロカシズム」が、この国では意外と幅をきかせているのかもしれない。そりゃあ安倍政権は安泰なはずだ。(放送タレント、イラストも)
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