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戦略不在で成果なし…幼稚化に拍車をかける「官邸外交」 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/259956
2019/08/08 日刊ゲンダイ
恐ろしく幼稚な発想の外交(電撃北朝鮮訪問での米韓朝首脳=右。左は、安倍首相に寄り添う今井尚哉秘書官=奥)/(C)ロイター
安倍晋三首相の「得意分野」は外交だということになっていて、先の参院選でも自民党公約の筆頭に「世界の真ん中で、力強い日本外交」を掲げたりもしていたが、考えてみると単に外遊の回数が多いというだけで、レガシーとして語り継がれるような目覚ましい成果は何ひとつ達成されていない。
なぜそうなのか、外交の専門家に問うた。彼の分析はこうだ。
「ひとことで言えば戦略不在。長期の視点に立って、段階を追い、丁寧に駆け引きしながら合意を積み重ねていくという粘り強さがなくて、トランプとゴルフをするとか、プーチンと一緒に温泉に入るとかしてトップ同士で仲良くなれば何とかなるんじゃないかという、恐ろしく幼稚な発想しか持ち合わせない。しかも注意力散漫な傾向があって、ちょっとやってダメだったらすぐに別のテーマに移ってしまい、一つ一つ始末をつけるということができない。これではとても成果など上げられるわけがないでしょう」
確かにこの半年ほどを振り返っても、北方領土は2島返還で参院選前にも決着がつくかのことを大宣伝したのに、プーチンに相手にされず、そこで切り替えて、北朝鮮の金正恩と会談したいと遠吠えに呼びかけたが「厚かましい」と言われてしまった。仕方なくトランプを令和最初の国賓にして、ゴルフだ大相撲だと異常なほどの大接待で盛り上げようとしたが、返ってきたのは、在日米軍経費を5倍にしろとか、農産物輸入の開放とか、まるで日本を属国としか思っていないかのような法外な要求でしかなかった。
前出の専門家は「そのようにすべてがうまくいかず八方塞がりに陥っていることへの苛立ちゆえに、韓国に対する輸出規制という極端な方策に走ったのだろう。慰安婦や徴用工の問題を落ち着いて議論していく環境をつくらなければならないという時に、しかも日朝首脳会談を実現したいならなおさら韓国との連携を深めなければならないはずなのに、落としどころも考えずにすべてをブチ壊すようなことをするのは、子どもじみている」と指摘する。
さらに彼はこうも付け加えた。
「安倍と今井尚哉秘書官の2人だけの“官邸外交”になってしまい、国家安全保障局や外務省が脇に追いやられていることも、この外交の幼稚化に輪をかける一因だろう」と。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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— makx2 (@tsakamaki) 2019年8月7日
〈「安倍と今井尚哉秘書官の2人だけの“官邸外交”になってしまい、国家安全保障局や外務省が脇に追いやられていることも、この外交の幼稚化に輪をかける一因だろう」と。〉
最悪! https://t.co/E2a8HZZE8N
なんでこんな人がいつまでも首相でいられるのか不思議でしょうがない。
— kazuo nozawa (@kazuonozawa2) 2019年8月7日
戦略不在で成果なし…幼稚化に拍車をかける「官邸外交」 https://t.co/JqtCuUypaW #日刊ゲンダイDIGITAL
戦略不在の外交幼稚化に拍車をかける「官邸外交」
— KK (@Trapelus) 2019年8月7日
安倍の「得意分野」は外交だということになっていて、先の参院選でも自民党の公約の筆頭に「世界の真ん中で、力強い日本外交」を掲げたりもしていたが、考えてみると単に外遊の回数が多いというだけで...
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