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7月 31, 2019 日々雑感(My impressions daily)
<ポンペオ米国務長官は29日、中東のホルムズ海峡を航行する民間船舶の安全確保に向けた有志連合の結成について「我々が望んでいるよりも時間がかかるだろう」と述べた。各国との調整が難航していることを示唆した発言とみられる。ワシントンで開いたイベントで司会者の質問に答えた。
欧州諸国は航行の自由を守る独自の枠組みを検討するなど米国と距離を置く。ポンペオ氏は有志連合について「米国は大きな役割を果たす準備がある」と説明したうえで「民間船舶の航行を守るため世界中からの支援が必要だ」と指摘した。
米国防総省高官は、米軍がホルムズ海峡の監視活動に重点を置き、船舶の護衛は各国に委ねる方針を示す。米国は有志連合への資金支援も各国に求めているもようだ。
米欧メディアによると、英国やフランスはホルムズ海峡で船舶を護衛する欧州独自の措置を構想している。イランが敵視する米国主導の枠組みに加わらないことでイランに配慮する。日本も有志連合に参加するかどうか慎重に検討している。
トランプ米政権はホルムズ海峡で民間船舶を対象にした攻撃や拿捕(だほ)事件が相次いだことに対応し、有志連合の結成を提唱する。米国は5〜6月に起きたタンカーへの攻撃にイランが関与したと断定している>(以上「日経新聞」より引用)
ポンペオ米国務長官が中東のホルムズ海峡を航行する民間船舶の安全確保に向けた有志連合の結成について「我々が望んでいるよりも時間がかかるだろう」と述べた、という。その主な理由は「英国やフランスはホルムズ海峡で船舶を護衛する欧州独自の措置を構想している。イランが敵視する米国主導の枠組みに加わらないことでイランに配慮する」からだという。
日本政府も慎重に検討している、というが、そもそもホルムズ海峡を不安定な海峡にした張本人は米国だ。日本などのタンカーが攻撃された事件に対しても、米国は「犯人」はイランだと決めつけて、それらしき右位増まで公開しているが、イランにホルムズ海峡で騒動を起こす積極的な動機がない。むしろ米国側にこそホルムズ海峡で騒動を起こす動機が充分にある。その延長線上に、もちろん「融資連合構想」があるのは言うまでもない。
トランプ米政権は「ホルムズ海峡で民間船舶を対象にした攻撃や拿捕(だほ)事件が相次いだことに対応し、有志連合の結成を提唱する。米国は5〜6月に起きたタンカーへの攻撃にイランが関与したと断定している」というが、策謀の下、自作自演を最も頻繁に行って来たのは米国だ。
そもそもホルムズ海峡が不安定に陥ったのは米国が対イ「核合意」を一方的に破棄したことに端を発している。米イの対立に日本が巻き込まれるのはゴメンだ。米国の戦争屋たちが中東の不安定化にテコを動かそうとしているのだろうが、世界各国は見え透いた策謀にウンザリしている。
イスラム教の宗派対立にかこつけてサウジアラビアとイエメンなどとの対立を煽って来た米国の軍産共同体は責任の重大さに「責任の拡散」を有志連合で策しているのだろうが、「大量破壊兵器の保有」を理由にイラク侵攻で成功した有志連合軍の再来を願っているのだろうが、イラクに「大量破壊兵器」はなかったことが明らかになっている。
つまり有志連合によるイラク侵攻に参加した各国は米国に騙されてフセインを処断した。同じ愚を繰り返さない、というのは少しは知恵がある証拠だ。しかし果たして日本の安倍自公政権に「少しの知恵」があるのかどうか。米国ポチの安倍氏に自衛隊を派遣しない、という選択肢があるのだろうか。日本国民は参議院選でも安倍自公政権に過半数を与える、という馬鹿な選択をしたものだ。
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