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シラケ参院選の責任は史上最弱の非力バラバラな野党にある 令和でも止まらない 日本の劣化
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/259290
2019/07/28 日刊ゲンダイ
参院選のチャンスをみすみす逃した2人(左から、立憲民主の枝野代表と国民民主の玉木代表)(C)共同通信社
参議院選挙が終わった。50%を切る低投票率が物語るように、有権者の関心は低く、話題性からいえば、「吉本興業騒動」に完敗だ。なぜ、これほどつまらない選挙になったのか、その責任の多くは野党側にある。
長く政界を見てきたが、今ほど野党が非力でバラバラな時代は、およそ記憶にない。主な野党陣営を俯瞰してみると、共産党は一定の堅い支持を持っているが、「ノビシロ」はない。社民党は消滅寸前、日本維新の会に至っては、内閣不信任決議案が出るたびに反対票を投ずることから見ても、政権与党の補完勢力で、「野党」と呼ぶのは無理がある。となると、残るは国民民主党と立憲民主党しかないわけだ。
確かに立憲民主は議席を伸ばしたが、自民党に警戒心を抱かせるほどの存在というには、ほど遠い。国民民主に至っては、今後の分裂、解党の可能性まで囁かれている。そもそもこの両党、有権者からすれば、「あの民主党政権の残党」としか見えていないのでは? 安倍総理が口汚く「あの悪夢のような民主党政権」と罵るのも、それがわかっているからだ。
なぜ、野党がここまで非力、劣化してしまったのか。有権者から見て、期待感の受け皿にまったくなっていない理由がどこにあるのか。やはり、それは民主党政権の失敗、それに対する有権者の「トラウマ」に起因すると考えるしかない。民主党政権だって悪いことばかりしたわけじゃない。景気・経済の低迷はリーマン・ショックが背景にあったことも事実。だが、多くの有権者が「冒険してみたけど、あの政権交代は大失敗だった」と思っていることは間違いない。問題は民主党政権の残党たちが、それを真正面から受け止め、問題点をきちんと整理、総括し、反省と学習をした上で、外から見ても「出直したな」と思えるような体制を整えることではなかったか。
ところが、形勢不利となったらさっさと逃げ出すやつが続出するわ、揚げ句の果てに小池百合子の口車に乗って民進党を解党した結果、今やそこから生まれた国民民主と立憲民主は「近親憎悪」状態。今回の参院選も、見方を変えれば、本来の「敵」である自公連立政権との闘い、というより身内同士の潰し合いだったといってもいい。結果、国民民主内には、維新との連携や連立入りを模索する動きすら出始めているという。
「安倍1強」はこれで、ますます「ゆるみ、たるみ、おごり」を増し、政治から緊張感がどんどん失われていく可能性が高い。緊張感を持った政治を行わせるためには、政権与党が「警戒心」を抱くくらいの野党が不可欠だ。野党の劣化は政治全体の劣化につながる。野党には、果たしてその自覚があるのだろうか。
伊藤惇夫 政治アナリスト
1948年、神奈川県生まれ。学習院大学卒業後、自民党本部事務局に勤務後、新進党、太陽党、民政党、民主党の事務局長などを歴任。「新党請負人」と呼ばれる。執筆、テレビ・コメンテーターなど幅広い分野で活躍中。
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— けーゆー (@matehangakari_1) 2019年7月28日
ホントにこれ思うわ〜(๑¯ω¯๑)
みんな綺麗事言って
意見が合わないとすぐバラけて
お互いの揚げ足取りばっかで
結局大きい自民党に全く勝てない
もっと仲良く支え合っていこうよ!!!
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— iNewsJapan(日本の政治と経済) (@iNewsJapan) 2019年7月28日
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— 卵かけ ごはん(死ぬこと以外かすり傷) (@egg_rice) 2019年7月28日
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