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「反社」の不快な響き 白黒に分け難いのが世の中 https://t.co/W8pFUjlibO
— 毎日新聞 (@mainichi) 2019年7月28日
松尾貴史のちょっと違和感:「反社」の不快な響き 白黒に分け難いのが世の中 - 毎日新聞 https://t.co/Hbkwfdf5ds
— 中村憲司 (@kobecco328) 2019年7月27日
ホンマやね。
「反社」の不快な響き 白黒に分け難いのが世の中 松尾貴史のちょっと違和感
https://mainichi.jp/articles/20190728/ddv/010/070/005000c
2019年7月28日 04時02分(最終更新 7月28日 10時08分) 毎日新聞
松尾貴史さん作
テレビの情報番組で、最近頻繁に聞こえてくる耳慣れない言葉がある。最初は、「ハンシャ」「ハンシャ」と言うので「反射」のことかと思ったが、アクセントが違う。話を聞いていると「反社会的勢力」「反社会的グループ」を省略した言葉だということがわかった。
年配のコメンテーターも一緒になって使っているので、結構浸透している言葉なのかもしれない。時事通信社が配信するニュースの見出しにも、「吉本『反社』問題」という言葉が躍っている。
スマートフォンやコンピューターの変換では「反射」「販社」あたりしか出てこないので、それほど一般的な言葉ではなさそうだが、このところ一斉にこの言葉が使われるようになっている。近年は企業などの取引が反社会的勢力との間で取り交わされることを防ぐための「反社チェック」というマニュアルも存在するようで、今年急に使われ始めた表現でもなさそうだ。だが、この様子だと今年の年末に「新語・流行語大賞」にノミネートされるのは確実ではないだろうか。
しかし、この略称には少しばかり違和感を覚える。略称になるときは、それが身近なものである場合と、その対象を軽んじるときに使われることが多い。古くは阪東妻三郎が「阪妻」、青山学院大学が「青学」、名古屋駅が「名駅」、イタリア料理を「イタメシ」、最近ではスマートフォンが「スマホ」などと呼ばれるときは、その身近さゆえの略称だろう。フランス料理を「フラメシ」と呼ばないのは、身近な感じがしないからなのかもしれない。
軽んじられるときは、蔑称になりかねない場合も多い。アメリカを「アメ公」などと言った時代もあるし、日本人のことを「JAP」とばかにする言い方もある。石原伸晃衆院議員が幹事長の時、ニュース番組内で生活保護受給者のことを「ナマポ」と表現して政治家としての資質を疑われたことも記憶に新しい。
新聞や雑誌、テレビのテロップなど、字数に制約があるときにも略される。新聞が全盛だった頃は、ソビエト社会主義共和国連邦を「ソ連」、ロッキード社を「ロ社」などと表記して、字数を稼いだこともあった。セクシュアルハラスメントを「セクハラ」と言うのも同様の理由だろう。この「反社」についても、そもそもはそうだったのかもしれない。「反社会的勢力」を「反社」とすれば、長さは3分の1だ。しかし、口頭で「反社」と呼ぶのはどうにも違和がある。
軽く扱うものでも、身近なものでもあってはならない。口が疲れるなら、「反社会」ぐらいにとどめておけばいいと思うのだが、何か業界用語的、符丁のような感じがして不快な響きだ。
日本で最大といってもいい芸能プロダクションやその所属タレントと反社会的勢力の関わりについて、ここ最近、にわかに取り沙汰され始めた。
芸能の歴史を見れば、テレビよりももっと昔の映画や興行の世界では、一部には持ちつ持たれつという側面があっただろうし、切っても切れない関係も根深いものがある。反社会はもちろん悪ではあるけれど、社会は白か黒かで明快に分けられるものではなく、くっきりと線引きできない有機的な絡み合いもあるだろう。
テレビが公的なメディアだと言うならば、もっと公的な存在である政治家が、反社会的な行為にまつわるもめ事で暴力団関係者から自宅に火炎瓶が投げ込まれたことがあるが、その政治家はいまだ政府の重職に就いたままだ。(放送タレント、イラストも)
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