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今回の参議院選挙では自民党が、57議席、公明党が14議席、与党に与する維新の会が10 議席、立憲民主党が17議席 国民民主党が6議席 共産党が7議席 社民党が1議席 れいわが2議席となった。自民党は9議席減らしたとはいえ、57議席もあり政権は安泰だ。
野党は共闘が一定の成果を得たが、小党乱立の感は否めない。特に立憲・国民・社民は一つの形になる必要があるだろう。れいわが躍進したが、山本太郎代表の主張は、実は共産党が主張していることと変わりがない。しかし、なぜ国民の多くの支持を得たかというと、公約を実現する本気度が他党と違い、国民の期待を背負ったからだ。既存の政党が、どれも支持組織にあぐらをかいている点は反省しなければならない点だ。政権交代には再度野党共闘とそのありかたを見直す必要があろう。
今回の選挙投票率は50パーセントを切った。毎回選挙に行く人たちというのは決まっている。自民党の組織票が全権者の2〜3割ぐらい、公明党を支持する創価学会員、立憲民主党や社民党を支持する組合員と共産党員が1〜2割ぐらい、その他日本の国政を憂えてその時に自分たちの意見を代表してくれる候補所に投票する無党派が1割ぐらいだ。最後の人たちは愛国者で、打算抜きに貴重な時間を割いて選挙に行っている。しかし、この1割ほどの人で政権交代など劇的な変化は起こらない。マスコミが毎回選挙予測を的確にするのもこのためだ。
民主党が政権交代を行った時はおよそ70%の投票率であり、自民党が分裂して政権交代が行われた時もやはりおよそ70%の投票率があった。海外では政権交代が頻繁に行われているが、これは高い投票率に支えられている。
例えば、今回の選挙投票率が仮に70%だったらどうであっただろうか。野党共闘は大成功し、立憲・国民・社民・共産で今より10議席以上は確保できたであろう。れいわ新選組も5〜6議席は固かったのではなかろうか。自民党は大敗して政権は崩壊して、早期に衆議院総選挙が行われたであろう。
選挙は国民の権利であり義務である。例えば、私たちは最低限の生活が保障される権利が与えられている代わりに納税の義務があり、怠ると罰せられる。私たちの日常生活には常に権利と義務の関係がつきまとっているのに、なぜ選挙だけは義務の不履行が許されるのか。
選挙に行かない自由?そんなものがあるだろうか。そもそも学校の生徒会選挙などでも生徒に強制的に投票させ、投票率はほぼ100%であり、50%などということはありえない。そんな自由を認めるなら学校教育自体を見直さなければならないだろう。それに、その自由を得たいのならば、選挙という公共の福祉のために自分の時間を犠牲にしている人たちに金銭的に償うべきだ。
国民の望まぬことでも義務の履行が迫られることがある。例えば、徴兵制となった時に、徴兵を拒否すれば必ず罰せられるだろう。大企業と富裕者が減税され、一般民衆が増税となれば(具体的に消費税)、いかに不平等なものであっても強制的に税を支払わなければならない。権利と義務は裏腹である。それゆえ、権利を放棄して義務を果たさない者たちに、罰金刑を科すようにそろそろ議論しなければならない。
平成に入り、自分は選挙に行かなくても何も問題はない、と考える人が急増し、これが惰性となっている。選挙権を18歳以上に引き下げたが、義務の履行の大切さをおきざりにしたままだ。最大の劇薬は全国民を強制的に投票に行かせることだ。私は政治に怠け切った国民に対してついに怒りを抑えきれなくなった。最大の敵は、政治に対していいかげんに考えて義務を果たさない国民だ。
自民党は国民投票の成立は投票者の過半数としているのだから、これも国民の投票の権利を無視している。これをするならば、選挙や国民投票に行かない国民には罰金刑を科すという義務の履行がなければならない。自民党は自身の都合の良いことだけ国民の権利を主張してはいけない。
野党は選挙に行かない人に罰金を科すことでの世論の反発を恐れてはいけない。なぜなら、反対するのは常日頃選挙に行かない人で、この人たちは決して選挙に行かないからだ。一方、選挙に行く人たちはみなこの意見に賛成だからだ。選挙に行かない人たちは、自身が選挙に行かないことでどうなるのかを、身をもってすぐに知ることになり、罰せられて以降は必ず選挙に行くようになる。
投票率は毎回90%になり、常に政権はドラマスティックな動きになり、それこそ小選挙区制度のメリットがいかんなく発揮される。
もう、そろそろ、このようなことを議論すべき時がきたのではないか。新しい時代には、古い時代の惰性を葬らなければならない。
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