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改憲だけは阻止した参院選 与党過半数でも波乱の予兆<下>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258804
2019/07/22 日刊ゲンダイ 文字起こし “蜜月”演出のため、中東への派兵ー「有志連合」も応じるつもり(安倍首相とトランプ米大統領=左) (C)JMPA/稲葉訓也 この結果でも「信任」と言い張り、居丈高外交、イラン有志連合に突き進む狂気 相手が弱体野党だったから、なんとか自民党は“勝利”したが、自民党は66あった改選議席を大きく減らし、単独過半数も奪えなかった。国民が6年半続く安倍政権に飽きはじめているのは間違いない。 消費増税が実施される10月以降は、景気も一気に悪化していくとみられているだけに、安倍政権は急速にレームダック化しておかしくない。 政権を浮揚させるために、いままで以上に“韓国叩き”と“トランプ隷従”を加速させていくはずだ。 「もはや、胸を張ってアベノミクスの成果を誇れない安倍首相にとって、残された支持率アップのカードは、“韓国叩き”と“日米蜜月”です。参院選の公示直前に、韓国への輸出ストップを打ち出したのも、すべて参院選のためです。実際、世論調査では安倍政権の対応を支持する声が多く、内閣支持率もアップしている。安倍首相は、味をしめているはずです」(自民党関係者) トランプ大統領との“蜜月”を演出するために、アメリカが各国に要請している中東への派兵――「有志連合」にも応じるつもりだとみられている。 開票直後の21日、「アメリカ側の考え方を聞き取りしているところで、それを見極めたい」と、慎重姿勢をみせていたが、トランプ大統領の要請を断れるのか。 「内政と違って外交は、国民から実態が見えづらい。NHKを筆頭とするメディアが“外交の安倍”と褒めたたえれば、国民は“そうなのか”と納得してしまうものです。実際、本当は最初から可能性はほぼゼロだったのに、一時は多くの国民が“北方領土の返還”を本気で期待したはずです。恐らくこの先、安倍首相は、韓国叩きに血道を上げていくはずです。韓国をいじめれば“嫌韓”の安倍支持者が喜ぶと分かっていますからね。参院選の投票日の直前に、河野外相がわざわざ駐日韓国大使を呼び出し、“無礼だ”と言い放ったのも、選挙を意識したに違いありません」(本澤二郎氏=前出) 「当事者」が成治を動かす(「れいわ新撰組」の山本太郎代表)/(C)日刊ゲンダイ 2議席を得た「れいわ」の山本太郎が政治を変える唯一の希望 結局、これからもこの国はペテン政治がダラダラと続く絶望的な閉塞感に覆われることになりそうだが、そんな中、今度の選挙で見えた唯一の希望の光は山本太郎代表率いる「れいわ新選組」の大躍進だ。比例で220万票を集め、2議席を獲得。得票率でも2%を超え、政党要件を満たした。れいわが永田町で大暴れする素地が整ったわけだ。 「今の政治は企業側のための政治で、それによって踏みつけられた人々の声が集結したもの」 テレビの開票番組で躍進の勝因を聞かれた山本はこう語っていた。まさにれいわの戦いは“普通の人たちの静かな決起”だったと言っていい。 山本が4月に政治団体を立ち上げた時、誰がここまで注目されると想像しただろうか。「強制的な物価上昇である消費税は廃止。増税するなら金持ちから取る」「学生を苦しめている奨学金はチャラにする」というブッ飛んだ訴えは、切実な当事者たちに響き、100円や1000円単位の寄付が積み上がった。全国で行われた山本の街頭演説には大勢が足を止めるようになり、寄付金は公示前に2億円を突破。SNSを中心に広がる支持は、文化人も巻き込んでどんどん拡大していった。 公示後の街宣には1000人規模が集まり、他党を圧倒。かつてない社会現象なのに、テレビはれいわが「政党要件を満たしていない」ことを口実にしてほとんど報じないデタラメだったが、政見放送はネットで100万回以上視聴され、これまで選挙に行かなかった層をも確実に動かした。 「自民党の政治はおかしいと思っていても代わりの受け皿がなく、閉塞感が広がっていた。それを打ち破るような新しい発想や行動を示したのが山本氏でした。『永田町の常識は世間の非常識』と言われますが、まさにその非常識を引っさげた勝利でした」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏) れいわが擁立した候補者はまさに永田町の非常識だ。東京選挙区には、米軍辺野古新基地建設に反対する沖縄の創価学会員。比例の特定枠には難病患者と重度障害者。他にも、派遣切りされたシングルマザーに元コンビニオーナーなど、候補者全員がアベ政治に虐げられてきた「当事者」だったのだ。 「あなたは生きているだけで価値のある存在」――。山本が街頭演説で繰り返すメッセージに、有権者は「やっと庶民の心を救い上げてくれる政党が出てきた」と感じたのだろう。新宿で行われた20日の最終街宣で、80代の老婆が「ここに集まっているのは庶民ばかりだね」と目を輝かせていた。 「山本氏のことを『政治のシロウト』と言う人がいますが、とんでもない。比例の候補者に重要な政策テーマの代表たちを並べる。自分を比例3位にしてでも、障害者を国会に送り込む。彼はむしろ抜群の政治センスを持っている政治家ですよ」(鈴木哲夫氏=前出) “れいわ現象”は、永田町の常識に染まった既存野党や大手メディアにガツンとキツイ一発を食らわせた。米国のサンダース現象に通じる「下からの政治の変革」が、日本でも現実のものとなる可能性が出てきた。山本が日本の政治を本当に変えるかもしれない。
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