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「入れたい人いない」 白馬の王子、いつまで待つ気なのか 松尾貴史のちょっと違和感
https://mainichi.jp/articles/20190714/ddv/010/070/006000c
2019年7月14日 04時02分(最終更新 7月14日 12時54分) 毎日新聞 =松尾貴史さん作 参議院選挙がかまびすしい。それなのに、投票率は低迷するのかもしれない。 日々、仕事がきつい、休めない、収入が上がらない、働けど働けど我が暮らし楽にならず、と嘆いている人の数は、年々増えているようだ。今の政権になってからというもの、金持ちと大企業を優先する政策や弱者への締め付けが横行し、厚生労働省の国民生活基礎調査によると生活が苦しいと答える人は6割にも達しようとしている。 ところが、選挙については無頓着もいいところで、「興味ない」「入れたい人がいない」「誰に入れればいいかわからない」という人がいまだにいる。本当に暗たんたる思いになる。 生活が苦しいのなら、制度や、用途の優先順位を改善してくれそうな人や集まりに投票すればいい。1度や2度、ひょっとすると3度、「アベノミクス」とやらに期待して投票をしてきたが、どうにも恩恵は無いぞと感じれば別の勢力に期待すればいいし、「あれのおかげでうちは助かる」という人は今実権を握っている勢力に投票すればいい、単にそれだけのことだ。社会保障の財源がない、年金は先細る、と言いながら戦闘機は何兆円も出して買う方がいいという人は与党に入れるのだろうし、ちょっと待てよという人は別の人や党に入れればいい。意思表示の機会を与えられているのに、それを使わずに文句を言う人の何と多いことか。 参議院選挙は政権選択ではないので、政治がおかしいと思えば、「国民がしかっている」という意思表示をしてやればいいだけだ。いつも言うが「入れたい人がいない」という人たちは、結婚相手を選ぶような心境なのか。理想の相手を待ち続けていても、政治家などにと言うと失礼だが、そんなものを期待しても金輪際現れることはない。いつまで白馬に乗った王子様を待てば気が済むのか。 「私一人が投票に行っても変わらない」という人は、まず選挙が何であるかがお分かりではないのだろうからもう一度小学生をやりましょう。僅差で勝敗が決まることも少なくないし、そもそも自分が投票に行かないということは、単に得票が1票減るだけではなく、自分と反対の意見を持っている人の意思表示にバリューをつけてあげることにしかならない。 ましてや、今回は政権選択よりもある意味で大きな意味を持つ選挙かもしれない。この選挙が終わったら、現政権は日本国憲法を変えようとしている。この国が70年以上も戦争をせずにすんできたひとつの背骨である憲法を「どう変えるか」を示さずに、トップの意向に無条件で従う議員を3分の2以上にしてしまうと、あっという間に発議され、桁違いに広告料の「軍資金」を持つ改憲したい人たちの思うがままにことが進んでしまいかねない。 今回の選挙は、強い者による「見下し嘲笑選挙」の様相だ。大きな政党がその議員や候補者に配布した、野党に対するネガティブキャンペーンの冊子はあまりにも愚劣だが、そういう現象自体も投票の参考にしていいのかもしれない。テレビの党首討論で、当の党首は「私はこんなもの知りません。いちいち見ていません」と言い逃れしつつ、内容に即して野党を批判していたのが不思議な現象だったが、そういう違和感も国民には伝わっているのだろうか。 話題が盛り上がっている新興の政党が大手のマスコミから一切無視されていることにも違和を感じるし、選挙区から出ているある政党の党首のポスターにはなぜか党名が記されていないということにも違和感を覚える。今回の選挙は、「世にも不可思議選挙」だ。(放送タレント、イラストも)
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