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「反安倍」燎原の火 TVが無視でも広がる山本太郎への共感
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257916
2019/07/09 日刊ゲンダイ 文字起こし これからが本番!(「れいわ新撰組」の山本太郎代表)/(C)日刊ゲンダイ 〈自民・公明の与党で改選議席の半数を超える見通し〉〈自民、公明の与党は改選議席(124)の半数を大きく上回る勢い〉 新聞・テレビ各社が先週末にそろって参院選の世論調査の結果をデカデカと報じた。序盤とはいえ、4日の公示から1、2日しか経っていない上、〈まだ4割の有権者が投票先を決めていない〉にもかかわらず、早々に〈与党過半数〉と決め打ちで報じる大マスコミの“世論誘導”にはいい加減、ウンザリするが、良識ある有権者は現時点の世論調査など全く気にする必要はない。参院選は選挙期間が17日間ある。政令指定都市の市長選(14日間)や衆院選(12日間)と比べても時間はタップリあるのだ。 政党、候補者名が浸透するのは、まだまだこれから。とりわけ、今選挙の「台風の目」として注目を集めているのが、現職の山本太郎が代表を務める政治団体「れいわ新選組」だ。 「1万人から1人1万円ずつで1億円になる」。山本は4月初め、国会内で会見を開き、政治団体の旗揚げと寄付を募ることを公表。当時、会見場に集まった記者はチョボチョボで、ベタ記事扱いがほとんどだったが、アレヨアレヨという間に寄付金が集まり、わずか3カ月で2.5億円を突破。「泡沫」や「キワモノ」と嘲笑していた既存政党や大マスコミも真っ青で、今や無視できない存在になってきた。 1時間ほどかけて持論や政策を説く独特の演説 「いま行われている政治は完全に皆さんへの裏切りだ。20年以上もデフレが続いてきたのは、明らかに自民党の経済政策の誤りの連続なのではないか」「格差は広がり続けるばかり。この資本主義の格差の広がりを是正できるのは、政治という存在なのではないか」「(消費増税という)強制的な物価の引き上げの中で実質賃金は下がり、お金がなくて物が買えないという状況を解消するためには、まず強制的に物価を引き下げる。つまりは消費税減税をまずする。これが何よりも必要だ」 山本の演説スタイルは独特だ。街宣では名前や政党名を連呼するわけでも、耳当たりのいい美辞麗句を並べるわけでもない。落ち着いた口調で、1時間ほどかけて持論や政策を織り交ぜて淡々と説くのだ。時には聴衆に質問したり、逆に問いかけに応じたり。「左翼死ね」とのヤジを浴びせられた際は、「クソ左翼死ねというお言葉をいただきました」と涼しい顔で受け流し、次に「死にたくなる世の中を変えたいために私は立候補している。どうして年間の自殺者が2万人以上いるのか、自殺未遂が50万人以上いるのか」などと切り返す。聴衆から「やめろ」と怒声を浴びせられた途端、カッとなって「この人たち」呼ばわりした安倍首相とは正反対だ。立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)がこう言う。 「有権者が怒りや疑問に感じていることをズバッと言い切る。それも具体的かつ説得力を持った自分の言葉でです。これは、党や支持団体の意向にしばられ、奥歯に物が挟まったような言い方しかできない政治家とは大きく異なるため、無党派層ほど響くでしょう。無党派層の動きはメディアの関心も高く、注目を集めるのも当然でしょう」 無党派層は立ち上がれ(C)日刊ゲンダイ
〈あと2週間、出来る限りれいわ新選組を拡散していきますよ。政治屋達をギャフンと言わせましょう〉〈彼ならアベに対抗できる。アベに対抗できる人に投票しようぜ!彼ならアベお得意のミンシュガーも封殺できるし〉〈国民を見下す今の政治は将来人権すらなくなってしまいます。手遅れになる前に1人1人のちからを!〉 ネット上には、こうした声があふれている。 「れいわ」が静かに有権者を引き付けている理由は山本の演説スタイルだけではない。「れいわ」は今選挙で、候補者10人のうち、9人を比例、残る1人を東京選挙区に擁立。6年前の参院選で東京選挙区から出馬し、議席を獲得した山本は今回、当確の安全ラインを捨てて比例に回り、さらに重度障害者の木村英子氏ら2候補を比例の「特定枠」に入れて自身の比例順位を下げた。いわば退路を断った格好で、比例や特定枠の優遇をめぐって大モメしている与野党候補からみれば、想像もつかない行動だろう。だが、山本は6月30日付のサンデー毎日でこう語っていた。 〈若者は本気で闘ってくれる政治家を求めている〉〈野党各党も対決法案の時には優秀に闘うが、体張ってまで、地べたはいずり回ってまで闘うという姿勢にはならない〉〈徹底的にやってくれる政治家でなければ託すことさえできないことだと思う〉 つまり、山本は政治に対する「本気」の姿勢を実際に示すことで、有権者の共感を確実に手繰り寄せようとしているのだ。政治評論家の森田実氏がこう言う。 「国民は『今だけ、自分だけ』の政治家にうんざりしている。本気で国民生活を考え、命懸けで政治に取り組む人を求めているのです。与野党ともに今の政治家は口先ばかりで何もしない。そういう状況だからこそ、山本の動きが輝きを放っているように見えるのでしょう。棒切れを握り締めただけで何ができるか分からないが、孤軍奮闘している姿がそこにある。それが有権者の注目を集めているのだと思います」 「れいわ」候補者も皆、日本社会の問題に精通 もっとも比例に転じた理由は他にもある。山本はサンデー毎日で〈5000サンプルで世論調査したら、山本太郎が全国比例で出た場合には、投票するという回答が4%を超えている〉と語っていたが、仮に4%以上の票を獲得すれば、比例で2議席を得るのも可能だ。得票率が2%以上となれば政党要件を満たし、政党助成金も受け取れる。決して「目立ちたがり」や「パフォーマンス」で行動しているワケじゃない。現実的なシタタカさも持っているのだ。 候補者も「思い付き」ではない。最初の公認候補として発表した蓮池透氏は拉致被害者の薫氏の兄で北朝鮮問題に詳しく、木村氏や難病のALS患者の舩後靖彦氏は自らの体験を踏まえて障害者政策に精通している。他の候補者もそれぞれ、今の日本社会が抱える問題と向き合い、苦しんできた人たちだ。「拉致問題解決」や「弱者対策」などと叫ぶばかりで、いざとなれば切り捨てる安倍政権の血も涙もない議員や候補者とは、発言の重みも深さもてんで比べものにならないのだ。 「れいわ」支持者の大半は、〈非正規や劣悪な生活、労働環境にいるロストジェネレーション世代の若者〉(サンデー毎日)という。いずれも「自助・自立」を掲げる安倍政権下で社会の日陰に追いやられた人たちで、非正規は今や2000万人、若者世代の貯金ゼロの割合は2〜3割にも上る。こうしたロスジェネ世代が立ち上がれば、「反安倍」の怒りの炎は「燎原の火」のごとく伝播し、安倍政権などあっという間に吹き飛ぶのは間違いない。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言う。 「『れいわ』が狙っているのは、自公政権対野党という既存の硬直化した政治概念、思想にとらわれていない有権者の掘り起こし。政治に無関心、あきらめてしまった、とされる2000万票です。その層を揺り動かすために、従来の永田町的な発想ではない戦い方をしている。そして、徐々に注目され始めたということは、確実に刺激されている有権者層が出ているということであり、投票率が上がれば野党全体の得票も増える。私は(れいわが)大化けする可能性は十分あると考えています」 〈いつの時代も変わり者が世の中を変える〉。戦国武将の織田信長の言葉じゃないが、政権ベッタリで既得権益にまみれた卑しい大メディアが山本をどんなに「キワモノ」扱いしても無駄。言動は凄まじい勢いでネットで拡散し、既存の選挙報道を凌駕するのは時代の流れなのだ。
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