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【岩手】元復興相vs元パラ代表 知名度の差より小沢の神通力 2019参院選 全選挙区「当落予想」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257342
2019/07/02 日刊ゲンダイ 知名度アップに奔走する横沢高徳氏(右)、「敵前逃亡」の過去…(平野達男氏)/(C)日刊ゲンダイ
▲△平野 達男65自現 △▲横沢 高徳47無新 小沢王国で新旧対決――。自民現職の平野は、民主党政権時代の初代復興大臣。もともと小沢一郎衆院議員に近かったが袂を分かち、6年前は無所属で当選した。その後、2016年に自民党入りし、今回は初めて「自民」の看板で戦う。 小沢支持者にとっては“裏切り者”だが、参院を3期務めた平野の地元での知名度は圧倒的。自民県連は、1992年以降、27年遠のいている選挙区勝利に期待をかけている。もっとも、組織が一枚岩かというと、そうではなく、わだかまりが残っているという。 「4年前の県知事選で平野さんが“敵前逃亡”したことを、みんな覚えている。当時はまだ無所属だったものの、自民の支援を得て立候補表明までしながら、小沢系の達増(拓也)知事に勝てないと判断すると一転、出馬を撤回。既に2連ポスターを作っていた県議などが被害を受けた。まだ平野さんに抵抗感のある人もいるでしょう」(地元関係者) 野党統一候補の横沢は、モトクロスのライダーだった25歳の時の事故で脊椎を損傷。事故後、チェアスキーを始め、2010年のバンクーバーパラリンピックに日本代表として出場した。引退後、達増知事の後援会に入って活動する中で、政治に関心を持つようになったという。 知名度不足を補うのは、9月に予定される知事選への4選出馬を表明済みの達増との連携。達増は「県民党」を掲げながらも、参院選と同じ枠組みである野党4党への推薦依頼に踏み込み、横沢の事務所開きでマイクも握った。 17年衆院選の比例では野党票が自民票を10万票以上、上回っている。知名度の差はあれ、小沢の神通力が勝りそうだ。 ○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。上段は政治評論家・野上忠興氏、下段は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。
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