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漫画雑誌「ガロ」版元の青林堂も弁護士懲戒請求の遠因か 高齢者はなぜネトウヨにはまるのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257061
2019/06/28 日刊ゲンダイ (C)共同通信社 「おまえがバカだからできないんだよ!」「労働組合といったら、みんな左翼」「君たちは左翼の巣窟だと思ってる」「君の名前も当然、公安に知らせてるし」「で、うちもほら、保守だから」 そんな罵声がICレコーダーから延々と流れてくる。これは、ある出版社の幹部が、社員を“叱責”しているシーンだ。録音は約300時間にも及んでいるという。 ネトウヨブログ「余命三年時事日記」が懲戒請求のターゲットにしたのは、朝鮮学校への補助金支給に反対しなかった弁護士だとは限らない。 労働者や労働組合の立場で労働事件に取り組む佐々木亮弁護士も突然、200通もの大量の懲戒請求書が送りつけられ驚いた。2017年6月のことだった。日弁連会長ら弁護士会幹部を中心とした最初の10人に、なぜか無役の佐々木弁護士が含まれていたのである。 昨年、私はその理由を知るとされる人物に会ってきた。青林堂という出版社の元社員で、現在は東京管理職ユニオンに勤める中村基秀さんだ。中村さんは現在、複数の労働事件で青林堂と争っている。冒頭の罵声は、中村さんが記者会見で公開したパワハラの証拠音声の一部である。 青林堂は「余命三年時事日記」の書籍を出版している会社で、佐々木弁護士は、この「青林堂パワハラ裁判」と呼ばれる訴訟で中村さんの代理人を務めている。中村さんは、自分の裁判の代理人だから佐々木弁護士が狙われたのだろうと語っている。 青林堂は1962年創業で、漫画雑誌「ガロ」の版元として一時代を築いたが、内紛や経営交代があり、最近は保守系オピニオン誌「ジャパニズム」を発行するなど路線をガラリと変えている。 中村さんは営業の責任者として働いていたが、組合に加入したことを理由に一時解雇される。解雇は不当労働行為と認定されて取り消されるが、その後も「指導」という名のハラスメントが続けられていたという。 中村さんの主張によると、就業中は携帯電話を取り上げられ、パソコンはあるがネットにはつながっていない、電話も名刺もなく、外出禁止という状態で「自費出版の営業」をやらされていた。個室へ隔離されたり、沖縄への転勤を示唆されたりもしたという。 17年3月には東京都労働委員会が青林堂の不当労働行為を認定して、組合に対する誓約文の掲示という異例の厳しい命令を出したりしたが、結局、中村さんは会社を去ることになる。裁判は現在も続いている。こうした背景のもとで佐々木弁護士は“身に覚えのない”懲戒請求をされたわけだ。 「余命三年時事日記」のブログ主は青林堂との関係を否定するが、本当だろうか? 私は、青林堂に事情を聴きたいと取材を申し入れたが、期限までに回答はなかった。 三宅雪子 ルポライター 1965年3月5日、米国ワシントン生まれ。玉川学園女子短期大学、共立女子大学を卒業後、民放テレビ局に21年間勤務。元衆議院議員。 父は三宅和助元シンガポール大使、祖父は石田博英元官房長官。著書に「福祉と私 〜『支えあう社会』を国政の場から〜」
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