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2019年 06月 24日 日本がアブナイ!
沖縄慰霊の日に当たる6月23日、糸満市の平和祈念公園では、沖縄全戦没者追悼式が開かれた。
太平洋戦争末期の20年3月、米軍が沖縄への攻撃を開始。日本軍は何とか本州への進撃を食い止めるために、沖縄で徹底抗戦する方針をとった。そこに沖縄の一般住民も巻き込まれ、軍人と合わせて約20万人が死亡。4人に1人の県民が亡くなったとされる。
しかし、6月23日に日本軍の負けを覚悟した司令官が自決して、沖縄での組織的な戦闘は終了したことから、沖縄ではこの日を沖縄戦が終わった日とみなし、戦死者を慰霊し平和を祈るための式典を行なっている。(・・)
今年も安倍首相が参列し挨拶を行なったのだが、県民投票で投票者の7割以上が反対した辺野古移設については一切触れず。(式典終了後の取材では、辺野古の工事を進めると主張してたけど。)
平和の誓いや基地負担の軽減などについて語る安倍首相に対して、今年も「うそつき」「帰れ」などの厳しい野次が飛んでいた。(-_-)
一方、玉城知事は、これ以上、沖縄の犠牲を増やさないためにも、辺野古移設に反対する意向を表明すると共に、基地負担の軽減を強く求めた。また、最後には、沖縄の方言や英語も交えて、平和を願った。<後半に全文をアップする。>
尚、『23日は上皇さまが「日本人が忘れてはならない4つの日」とする「沖縄県慰霊の日」にあたり、上皇さまはお住まいで上皇后さまは病院でそれぞれ黙とうされたという。天皇・皇后両陛下と長女の愛子さまも赤坂御所で黙とうされたという。(NNN6.23)』
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『沖縄「慰霊の日」追悼式、遺族ら5100人参列
太平洋戦争末期の沖縄戦の戦没者を悼む「慰霊の日」の23日、最後の激戦地となった沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園で、県主催の「沖縄全戦没者追悼式」が営まれた。沖縄戦の終結から74年。「令和」最初となる式には遺族ら約5100人が参列し、安倍首相と玉城デニー知事は犠牲者への哀悼の意を述べた。
沖縄戦などの戦没者の名前を刻んだ同公園内の「平和の礎(いしじ)」の前では、多くの家族連れらが手を合わせた。今年は42人が追加刻銘され、総数は24万1566人となった。
沖縄戦は1945年3月26日に始まり、大規模な地上戦の末、推計で約20万人が犠牲となった。同年6月23日に本島南部の司令部壕(ごう)で日本軍司令官が自決し、組織的戦闘が終わったとされる。(読売新聞19年6月23日)』
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『 「うそだ」「言葉は要らない」 沖縄慰霊の日・首相あいさつに厳しい抗議
追悼式で「基地負担の軽減に全力を尽くす」と強調した安倍晋三首相に、会場の参列者からは「うそだ」「言葉は要らない」と厳しい抗議の声が上がった。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設で名護市辺野古沿岸部の埋め立てを進める政府に対し、県民の強い反発が噴き出した形だ。
沖縄戦の追悼式で安倍首相のあいさつに対して怒号が飛ぶのは、移設反対の圧倒的な民意を受けて誕生した翁長雄志(おながたけし)知事(昨年8月に死去)が就任後初めての平和宣言で移設中止を求めた2015年から続いている。
安倍首相の参列は13年から7年連続となるが、今年も辺野古移設には触れなかった。追悼式に出席した県議は「首相のあいさつは毎年ほぼ同じ。本来は厳粛に過ごしたいが、声を上げざるをえないという沖縄の状況がある」と語る。
西原町の女子大学生(20)は「首相は負担軽減の努力をアピールしていたが、辺野古問題には触れず、はぐらかされていると感じた」と話した。【遠藤孝康】(毎日新聞19年6月23日)』
玉城知事の平和宣言、全文を。
「平和希求する沖縄のチムグクルを世界に」玉城知事が平和宣言 英語、ウチナーグチも
戦火の嵐吹きすさび、灰燼(かいじん)に帰した「わした島ウチナー」。
県民は、想像を絶する極限状況の中で、戦争の不条理と残酷さを身をもって体験しました。
あれから74年。忌まわしい記憶に心を閉ざした戦争体験者の重い口から、後世に伝えようと語り継がれる証言などに触れるたび、人間が人間でなくなる戦争は、二度と起こしてはならないと、決意を新たにするのです。
戦後の廃虚と混乱を乗り越え、人権と自治を取り戻すべく米軍占領下を生き抜いた私たちウチナーンチュ。その涙と汗で得たものが、社会を支え希望の世紀を拓(ひら)くたくましい営みをつないできました。
現在、沖縄は、県民ならびに多くの関係者の御尽力により、一歩一歩着実に発展を遂げつつあります。
しかし、沖縄県には、戦後74年が経過してもなお、日本の国土面積の約0・6%に、約70・3%の米軍専用施設が集中しています。広大な米軍基地は、今や沖縄の発展可能性をフリーズさせていると言わざるを得ません。
復帰から47年の間、県民は、絶え間なく続いている米軍基地に起因する事件・事故、騒音等の環境問題など過重な基地負担による生命の不安を強いられています。今年4月には、在沖海兵隊所属の米海軍兵による悲しく痛ましい事件が発生しました。
県民の願いである米軍基地の整理縮小を図るとともに県民生活に大きな影響を及ぼしている日米地位協定の見直しは、日米両政府が責任を持って対処すべき重要な課題です。
国民の皆様には、米軍基地の問題は、沖縄だけの問題ではなく、我が国の外交や安全保障、人権、環境保護など日本国民全体が自ら当事者であるとの認識を持っていただきたいと願っています。
我が県においては、日米地位協定の見直し及び基地の整理縮小が問われた1996年の県民投票から23年を経過して、今年2月、辺野古埋め立ての賛否を問う県民投票が実施されました。
その結果、圧倒的多数の県民が辺野古埋め立てに反対していることが、明確に示されました。
それにもかかわらず、県民投票の結果を無視して工事を強行する政府の対応は、民主主義の正当な手続きを経て導き出された民意を尊重せず、なおかつ地方自治をも蔑(ないがし)ろにするものであります。
政府におかれては、沖縄県民の大多数の民意に寄り添い、辺野古が唯一との固定観念にとらわれず、沖縄県との対話による解決を強く要望いたします。
私たちは、普天間飛行場の一日も早い危険性の除去と、辺野古移設断念を強く求め、県民の皆様、県外、国外の皆様と民主主義の尊厳を大切にする思いを共有し、対話によってこの問題を解決してまいります。
時代が「平成」から「令和」へと移り変わる中、世界に目を向けると、依然として、民族や宗教の対立などから、地域紛争やテロの脅威にさらされている国や地域があります。
貧困、難民、飢餓、地球規模の環境問題など、生命と人間の基本的人権を脅かす多くの課題が存在しています。
他方、朝鮮半島を巡っては、南北の首脳会談や米朝首脳会談による問題解決へのプロセスなど、対話による平和構築の動きもみられます。
真の恒久平和を実現するためには、世界の人々が更に相互理解に努め、一層協力・調和していかなければなりません。
沖縄は、かつてアジアの国々との友好的な交流や交易を謳(うた)う「万国津梁(ばんこくしんりょう)」の精神に基づき、洗練された文化を築いた琉球王国時代の歴史を有しています。
平和を愛する「守禮(しゅれい)の邦(くに)」として、独特の文化とアイデンティティーを連綿と育んできました。
私たちは、先人たちから脈々と受け継いだ、人を大切にする琉球文化を礎(いしずえ)に、平和を希求する沖縄のチムグクルを世界に発信するとともに、平和の大切さを正しく次世代に伝えていくことで、一層、国際社会とともに恒久平和の実現に貢献する役割を果たしてまいります。
本日、慰霊の日に当たり、国籍や人種の別なく、犠牲になられた全ての御霊(みたま)に心から哀悼の誠を捧(ささ)げるとともに、全ての人の尊厳を守り誰一人取り残すことのない多様性と寛容性にあふれる平和な社会を実現するため、全身全霊で取り組んでいく決意をここに宣言します。
御元祖(うぐわんす)から譲(ゆじ)り受きてぃ、太平(てーふぃー、平和)世願(ゆーにげー)い愛(かな)さしっちゃる肝心(ちむぐくる)、肝清(ちむちゅら)さる沖縄人(うちなーんちゅ)ぬ精神(たまし)や子孫(くわんまが)んかい受き取(とぅ)らさねーないびらん。
幾世(いちぬゆー)までぃん悲惨(あわりくり)さる戦争(いくさ)ぬねーらん、心安(くくるや)しく暮らさりーる世界(しけー)んでぃし、皆(んな)さーに構築(ちゅくてぃ)いかんとーないびらん。
わした沖縄御万人(うちなーうまんちゅ)と共(とぅむ)に努(ちとぅ)み尽(ち)くち行ちゅる思(うむ)いやいびーん。
We must pass down Okinawa's warm heart we call "Chimugukuru" and its spirit of peace, inherited from our ancestors, to our children and grandchildren. We will endeavor to forge a world of everlasting peace. I am determined to work together with the people of Okinawa.
※方言及び英語の訳
先人から受け継いだ、平和を愛する沖縄のチムグクル(こころ)を後世(子や孫)に伝えなければなりません。
いつまでも平和で安心した世界をみんなで築いていかなければなりません。
沖縄県民の皆さんと共に努力していくことを決意します。(毎日新聞19年6月23日)』
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先の沖縄戦で多数の犠牲者を出した&戦後も多大な基地負担を強いているにもかかわらず、安倍内閣は、島部の防衛を大義名分にして、本土を守るために、沖縄を要塞化することを計画。石垣島、宮古島に新たな陸自の基地を建設しようとしている。<しかも、宮古島はミサイル基地だ。(-"-)>
そして、早く安倍政権を終わらせないと、沖縄はもちろん、日本全国がアブナくなってしまうと思うmewなのだった。(@@)
THANKS
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