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6月 24, 2019 日々雑感(My impressions daily)
<北朝鮮国営の朝鮮中央通信は23日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長にトランプ米大統領から親書が送られてきたと報じた。2回目の米朝首脳会談後、非核化交渉が停滞する中、交渉を再び軌道に乗せるためにトランプ氏が親書で何らかの新たな提案をした可能性もある。
同通信によると、金委員長は親書の内容について、「すばらしい内容が含まれている」と満足の意を表し、トランプ氏の「政治的判断力と並々ならぬ勇気」に謝意を示した。その上で、「興味深い内容を慎重に考えてみる」と語ったという。同通信は真剣な表情で親書を読む金委員長の写真も公開したが、受け取った日付や具体的な内容、伝達方法は明らかにしていない。
トランプ氏は初めての米朝首脳会談から1年となる今月12日を控えた11日、前日に金委員長からの手紙を受け取ったと明らかにし、「個人的で心温まる内容だった」とコメント。また、米誌タイムとの17日のインタビューでも、前日に金委員長からの手紙を受け取ったと発言していた。手紙が同一なのか別のものか不明だが、今回の親書はこれらの手紙の返事とみられる>(以上「毎日新聞」より引用)
中身の発表されない「新書」に一喜一憂する必要はない。それを読んで金正恩氏が喜んだ、ということは日本国民にとって「喜べる」内容でないことは確かだ。
独裁者の喜びは一般大衆にとって歓迎すべきことでないことは明らかだからだ。米国にとって北朝鮮の軍事的脅威は米国本土への軍事的脅威でない限り、取り立てて騒ぐことではない。むしろ米国を支配する軍産共同体にとっては上得意客の日本にポンコツ兵器を大量に売りつける口実になり好都合だ。
イージス・アショア設置が米国のために必要だ、ということが日本国民にバレ始めたのは手痛い。しかし多くの日本国民が防衛省や安倍自公政権と安倍ヨイショ・マスメディアのプロパガンダに騙されて、イージス・アショア設置が日本の防衛に必要だと洗脳されている。
北朝鮮から発射されるミサイルを逸早く探知するには出来るだけ北朝鮮に近くで探知活動するにこしたことはない、というのは「地球は丸い」という常識があるなら解る話だ。北朝鮮から1000qも離れた秋田では、地球の半径が6270qもあることから、発射後の既に陸地から70qも飛びあがった段階でしか探知できない。約北朝鮮から600qも離れた山口でも地上から35q飛び上がった段階でしかレーダーで探知できない。
つまり日本本土へ到来する数分前にしか探知できないこととなり、ミサイルてぜ迎撃するのに間に合わない。なぜなら発射された飛翔開始当時のミサイルは極めて遅く、地上から35qも上昇した段階では加速を得て音速を超えているからだ。ミサイルは600qなり1000qを同じ速度で飛ぶわけではない。あくまでも日本海上で北朝鮮から発射されるミサイルを監視していなければ日本の防衛には無意味だ。そうした簡単な理屈すら理解できないほど日本国民の学力は低いのだろうか。
トランプ氏が金正恩氏に「親書」を出して、金正恩氏がそれを読んで喜んでいる、というニュースに如何ほどの価値があるというのだろうか。少なくとも「核廃棄」や「ミサイル開発放棄」を迫る内容が書いてあるとは思えない。日本にとって報じる価値のない「親書」であることは間違いない。
外交の安倍などと自称して世界を漫遊した成果に何があったというのだろうか。未だに金正恩氏と会ってすらいないではないか。この体たらくで「外交の安倍」などとは笑止千万だ。
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