http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/173.html
Tweet |
金融庁レポートはまだマシ?本当の不足額は“3620万円”とも 年金「2000万円不足」時代の生き方
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/256320
2019/06/18 日刊ゲンダイ 老後資金2000万円不足はすでに年金をもらっているリタイア組のシミュレーション(C)日刊ゲンダイ 老後資金は2000万円不足――金融庁の報告書で「100年安心」の年金制度のひどい実態が改めて浮き彫りになった。現役時代にせっせと保険料を納めても、リタイア後は年金だけで安穏と暮らしていけるわけではないという。豊かな人生を送るためには、いったい、どうすればいいのだろうか。 ◇ ◇ ◇ 金融庁の報告書は、夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯をモデルにしている。それによると、年金などの収入が月額21万円ほどで、支出は26万円余り。その差し引きで「毎月の赤字額は約5万円」と分析している。この状態が30年続けば、総額2000万円もの資金が不足するという計算だ。 もっとも、これはすでに年金をもらっているリタイア組のシミュレーション。老後なんてまだまだ先だという人たちは、もっと悲惨だ。共産党の小池晃参院議員の事務所が試算したところ、現在41歳以下の人たちは老後に3600万円も不足するという結果が出た。これは公的年金の給付水準として使われる所得代替率(支給される年金額を現役世代の手取り収入額と比較した割合)から割り出したものだ。 厚労省の「年金財政検証結果レポート」(2014年)で示された標準的なモデルを見ると、基礎年金部分が36.8%で、報酬比例部分が25.9%となっている。これが2043年になると、経済が高成長したケースでも、それぞれ26.0%と24.6%にダウンするという見通しだ。基礎年金は3割、比例部分は6%、それぞれカットされることになる。この分を前出の金融庁の報告書にある年金収入の部分から引けば、月額4万5000円とマイナスになり、30年で総額1620万円。2000万円と合わせて3620万円が不足するわけだ。リポートの見通しにある比例部分は、なぜか2020年の試算となっているので、43年にはもっと下がっている可能性もある。 しかも、金融庁の報告書で26万円となっている支出は、これだけで済まない公算が大だ。モデルケースは家計調査を基にしているが、「支出として計上されているのは生活費だけです。医療費や介護費がプラスされれば、さらに増えるはず。家計調査のアンケートに答えるのは比較的裕福な世帯とみられているので、実際の支出はこれだけ膨らまないかもしれませんが、病気になったり動けなくなったりするリスクを考えれば、不足額は3000万〜4000万円に膨らむでしょうね」(経済ジャーナリストの荻原博子氏)。
だからといって投資に走っても、しょせん素人、うまく転がせる可能性は低い。金融庁の調査では、国内29の銀行で投資信託を買った人の半数近く、46%は昨年3月末の時点で運用損を出していることが分かっている。米中貿易戦争の激化などで投資環境が悪化しているいまは損失を抱えた人が増えている可能性が高い。 「2000万円が足りなくなるからといって、いきなり投資をするのは危険です。退職金を銀行の窓口に持って行って『何を買えばいいですか』なんてやれば、カモにされるだけ。それよりも、もらえる金額の範囲内で生活するように家計を見直すのが先決です」(荻原博子氏) 待っているのは、爪に火をともすような生活だ。
|
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK262掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK262掲示板 次へ 前へ
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。