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HMDなど不具合か…疑われる画像ブレによる錯誤と低酸素症 最新鋭機F35Aはなぜ墜落したのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/256245
2019/06/16 日刊ゲンダイ F35Bは垂直着陸が可能(C)共同通信社 ソ連崩壊後、米国で初めて開発計画が立ち上がったのがF35戦闘機だ。冷戦の終結を反映してか、戦闘機同士の格闘戦能力をあまり重視しておらず、航空自衛隊のF2戦闘機などの従来機に勝てないといわれる。 だが、F35を空自が導入した真の意味は、センサー融合装置にある。AWACS(早期警戒管制機)や海上自衛隊の護衛艦などと戦域情報を共有する、「ネットワーク・セントリック」と呼ぶ作戦能力にたけているからだ。 最大の特徴は機外の赤外線探知装置を駆使した「EO DAS」という光学センサーで、機体の360度視野を確保している。センサーで得られた画像を合成し、敵情報とともにパイロットのかぶるヘルメット・マウンテッド・ディスプレー(HMD)のバイザー内に映し出す。頭を垂れると床の向こうに地上の光景が広がり、はるか遠方に肉眼では確認できない敵のシンボルを表示し、照準も行う。 戦闘機としての死角がなくなるばかりか、天候や昼夜を問わずに画像は鮮明で、垂直着陸が可能なF35Bが自衛隊に導入されると、海自護衛艦「いずも」への安全な着艦が可能だといわれる。 事故機を操縦していた細見彰里3等空佐も、新月に近い暗闇の空で、この画像を見ながら空戦訓練を行っていたはずだ。機体を設計した米ロッキード・マーチン社は、この赤外線画像なら「空間識失調」(バーティゴ)に入りにくいとも説明するが、細見3佐の事故原因は空間識失調と推定されている。 「実際にどのように見えるのかわからないが、仮にそれでもバーティゴに陥ったとして、種々のセンサーは異常な対地接近率に警告を発していたはず」(空自OBパイロット) HMDのバイザーにはくっきりと天地が表示され、従来の戦闘機では計器を見なければわからなかった飛行情報が上下左右どこを向いても明示されるのだから、従来機に比べて情報過多ともいえるほど。ただ、1個数千万円するというこのHMDは、これまで3度の改修が行われている。その理由のひとつが「画像のブレ」。今回の事故が発生した当初、欧州の航空関係者からHMDの不具合を疑う声が上がった。不可解な急降下は、空間識失調ではなく、画像の誤表示による錯誤が理由ではないかというのだ。 F35は全世界で280機生産されているが、HMDの改修以降、同種の不具合の報告はない。それでもそうしたウワサが立つのは、それほどバーティゴに陥りにくい飛行機だという認識ゆえだ。さらに囁かれているのが、機器の不具合による操縦士の低酸素症だ。そう疑われても仕方のない事例が米軍機で相次いでいた。 武田ョ政 ノンフィクション作家 1958年、浜松市生まれ。専門月刊誌「航空ジャーナル」を経て、88年にフリー。オウム真理教による坂本弁護士一家殺害事件の全容をスクープ。大相撲の八百長告発記事で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞」受賞。新著「真・輪島伝 番外の人」を28日に上梓。
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