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隊員の命より…F35A飛行再開は日米防衛相会談の“手土産”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/255507
2019/06/06 日刊ゲンダイ シャナハン長官代行(左)と握手する岩屋防相(写真上)と三沢基地のF35A(写真下)(C)共同通信社 空自三沢基地(青森県)の最新鋭戦闘機F35Aが墜落してまもなく2カ月。これまでにエンジンや主翼の一部は発見されたが、パイロットや飛行データを記録するメモリーは見つかっていない。事故原因は依然、闇の中だが、防衛省は3日、現場海域での捜索を終了。機体ではなくパイロットのせいにして、飛行再開に踏み切るつもりだ。自衛隊員は墜落するかも知れないポンコツ機を強制操縦させられることになる。 ◇ ◇ ◇ 4日朝の会見で岩屋毅防衛相は事故原因を「遠からず絞り込みができる」「安全が確保できると判断できれば、飛行再開をしたい」と言ってのけた。すると、メディアは〈機体の不具合を示す分析は出ていないという〉〈パイロットが機体の上下の姿勢を錯覚する「空間識失調」に陥ったことが事故原因の可能性がある〉と報じた。どうやら、機体ではなく、パイロット由来の事故に持っていく方向のようだ。そもそも、肝心のパイロットやメモリーが見つかっていないのに、原因を特定するのはおかしいが、“パイロット原因説”が浮上するのはワケがある。この問題を取材するジャーナリストの田中稔氏が言う。 「米政府監査院(GAO)は昨年6月、F35について966件の未解決の欠陥を指摘しています。操縦席の呼吸調整装置がすぐ故障し、パイロットが酸欠に至ることも指摘されている。にもかかわらず、空自に配備されたわけですが、配備された13機中5機が機体の不具合で計7回も緊急着陸しています。青森沖の墜落も機体が怪しいのは明々白々。それでなぜ、機体ではなくパイロットということになるのか――。米国に配慮して、機体を“無罪放免”にする意図がミエミエです」 米国製F35は現在、日本を含む各国で390機以上が運用され、年末には500機になる見込みだ。機体原因となると、武器爆買いのお膝元日本から、F35の“ポンコツぶり”を世界に発信してしまうことになる。パイロットのせいでないと米国に顔向けができないというわけだ。 このタイミングでの発表もうなずける。岩屋防衛相が飛行再開の会見をした直後、安倍首相は訪日中のシャナハン米国防長官代行の表敬訪問を受け、続けて、岩屋防衛相とシャナハン代行の日米防衛相会談が開かれている。「F35の件はうまくやっておきましたよ」――。シャナハン代行にとって、F35飛行再開は何よりの日本土産になったに違いない。 ■安倍改憲「9条明記」は大ウソ 「安倍政権は公文書改ざんや毎勤統計など問題が起こると、本質的な原因究明をあいまいにして、再発防止で済ませることが多い。今回もその調子で飛行再開しようとしているのでしょうが、絶対に看過できません。自衛隊員の命がかかっているからです。F35の飛行再開は、〈墜落する危険が高い飛行機に乗れ〉と命じているようなものです。命じられた隊員や家族は、たまったものじゃありませんよ」(田中稔氏) 安倍首相は憲法9条に自衛隊を明記する改憲を目指している。「お父さん憲法違反なの」と言われて、自衛官の息子が涙を浮かべた話を持ち出すなど、自衛隊員や家族に寄り添う姿勢を強調しているが大ウソだ。 「隊員の命より米国」――。F35飛行再開が如実に物語っている。
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- 戦争板リンク:F35A墜落、操縦士の死亡認定 防衛相 (これまで機体の話のみ?) 戦争とはこういう物 2019/6/07 10:59:11
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