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今日の天木メルマガ-2島先行返還の賭けは敗北(1)
— 西村佳能(新党憲法9条) (@nishiy2006) 2019年6月1日
きのう5月31日、河野・ラブロフ外相会談が行われ、北方領土問題は何の進展もなく終わった。
当然だろう。
安倍首相が1956年の日ソ共同宣言をもとに2島先行返還の賭けに出て、見事に破れていたからだ。
このことをきょう6月1日の朝日が教えて
今日の天木メルマガ-2島先行返還の賭けは敗北(3)
— 西村佳能(新党憲法9条) (@nishiy2006) 2019年6月1日
大統領の発言の引き金を引いたのは安倍首相だった。
すなわち、その直前の安倍首相の演説の中で、「(平和条約の締結を)いまやらないで、いつやるのか」といったため、売り言葉に買い言葉で、それなら「前提条件なしで年内までに平和条約を結すぼう」
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となったのだ。
これに応じる事は、4島の帰属なくして平和条約の締結なし、というこれまでの日本政府の方針に反することだった。
しかし安倍首相4島返還にこだわることを守旧派と決めつけ島先行返還に舵を切った。
そして昨年11月14日の
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2島返還が達成され、歴史に名前を残す首相になれた。
ところが、今年1月からはじまった平和条約締結交渉でいきなり行き詰まった。
例のラブロフ外相の、「日本側が第二次大戦の結果を認めるのが第一歩だ」と言う発言である。
つまり、
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日米同盟がある限り北方領土は1ミリたりとも返さないということだ。
つまりプーチン大統領ははじめから返すつもりはなかったのだ。
それどころか、日ソ共同宣言をつぶしたダレスの恫喝と同じことを、今度はプーチン大統領が言い出したのだ。
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歴史の逆戻りである。
これを要するに、安倍首相は、これまでの日本の方針を捻じ曲げてでも2島先行返還に舵を切るという賭けに出たのに、見事にその賭けに敗れたのだ。
プーチン大統領にしてやられたのだ。
こうなると、もはや後に続く日本の首相は
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何も出来なくなった。
それはそうだろう。
2島先行返還でもいいと原則を曲げてまで大譲歩しても、それでも返ってこなかったのだ。
もはや切り札は何もなくなった。
あとは北方領土をあきらめるか、第二次大戦の敗戦前に時代を戻すしかない。
1956年の日ソ共同宣言に賭け、そして敗れていた安倍首相
http://kenpo9.com/archives/6025
2019-06-01 天木直人のブログ
きのう5月31日、河野・ラブロフ外相会談が行われ、北方領土問題は何の進展もなく終わった。 当然だろう。 安倍首相が1956年の日ソ共同宣言をもとに2島先行返還の賭けに出て、見事に破れていたからだ。 このことをきょう6月1日の朝日が教えてくれた。 石橋亮介、竹下由佳両記者による渾身のレポートだ。 いまから思えば、昨年9月12日にウラジオストックで「あらゆる前提なしに、年末までに平和条約を結ぼう」とプーチンが言い出した提案がそれまでの交渉を一変したと言う。 このプーチン大統領の発言の引き金を引いたのは安倍首相だった。 すなわち、その直前の安倍首相の演説の中で、「(平和条約の締結を)いまやらないで、いつやるのか」といったため、売り言葉に買い言葉で、それなら「前提条件なしで年内までに平和条約を結すぼう」となったのだ。 これに応じる事は、4島の帰属なくして平和条約の締結なし、というこれまでの日本政府の方針に反することだった。 しかし安倍首相4島返還にこだわることを守旧派と決めつけ島先行返還に舵を切った。 そして昨年11月14日のシンガポールにおける日ロ首脳会談で、「日ソ共同宣言に書かれている内容を完遂する形で平和条約を結ぼう」とプーチン大統領にもちかけ、これをプーチン大統領が受け入れたため、日ソ共同宣言を基礎として交渉を加速させることで合意したかに見えた。 実際のところ、これを見た首相周辺は「安倍首相は一気に賭けに出た」と語り、安倍首相自身も周辺に、「プーチンでなければロシアの世論を押し返せない。これは最後のチャンスなんだ」と有頂天になって周辺に語っていたという。 その通りになれば2島返還が達成され、歴史に名前を残す首相になれた。 ところが、今年1月からはじまった平和条約締結交渉でいきなり行き詰まった。 例のラブロフ外相の、「日本側が第二次大戦の結果を認めるのが第一歩だ」と言う発言である。 つまり、日米同盟がある限り北方領土は1ミリたりとも返さないということだ。 つまりプーチン大統領ははじめから返すつもりはなかったのだ。 それどころか、日ソ共同宣言をつぶしたダレスの恫喝と同じことを、今度はプーチン大統領が言い出したのだ。 歴史の逆戻りである。 これを要するに、安倍首相は、これまでの日本の方針を捻じ曲げてでも2島先行返還に舵を切るという賭けに出たのに、見事にその賭けに敗れたのだ。 プーチン大統領にしてやられたのだ。 こうなると、もはや後に続く日本の首相は何も出来なくなった。 それはそうだろう。 2島先行返還でもいいと原則を曲げてまで大譲歩しても、それでも返ってこなかったのだ。 もはや切り札は何もなくなった。 あとは北方領土をあきらめるか、第二次大戦の敗戦前に時代を戻すしかない。 つまり戦争で取り返すしかないということだ。 賭けに出て敗れた安倍首相のせいで、北方領土交渉はもはや誰がやっても解決しなくなったのである。 ましてや、河野・ラブロフの外相でベルではどうにもならないのだ。 安倍外交は内閣総辞職ものだと私が繰り返す理由がここにある(了) 日ロ平和条約、6月大筋合意断念 「2島」譲歩策実らず https://digital.asahi.com/articles/ASM5046LRM50UTFK00B.html 2019年5月31日19時31分 朝日新聞 共同記者発表を終え、握手する河野太郎外相(右)とロシアのラブロフ外相=31日午後1時28分、東京都港区、代表撮影 安倍政権は日ロ平和条約について6月の大筋合意を断念した。北方領土に関する歴史認識や安全保障問題をめぐり、両国の主張の隔たりが埋まらなかった。ロシアのプーチン大統領が来日して6月29日に行う予定の日ロ首脳会談では北方四島での共同経済活動などの進展をめざす。日ロ両政府は条約交渉を続けるが、長期化は必至だ。 安倍晋三首相は昨年11月、プーチン氏と1956年の日ソ共同宣言を基礎に条約交渉を加速させることで合意。北方四島の帰属を解決し、条約を締結するのが基本方針だが、日ソ共同宣言で条約締結後の引き渡しを明記した歯舞(はぼまい)群島と色丹(しこたん)島の「事実上2島」に絞って返還交渉に臨んだ。大幅譲歩を示すことで解決をはかり、6月のプーチン氏来日時に大筋合意する算段を描いてきた。日本国内では解決に向けた期待感が高まり、政権内には夏の参院選で成果をアピールできるという見方もあった。 ところが、今年1月から始まった交渉でロシアは、第2次世界大戦の結果として北方領土が正当にロシア領になったと認めるよう要求。「日本固有の領土」としてきた日本には受け入れられない主張だった。さらに北方領土返還後に米軍が基地を置く可能性や、日本が米国から導入する陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」への懸念をロシアは繰り返し表明。ロシアにとって日米同盟が安全保障上の脅威になるとした。 河野太郎外相と来日中のラブロフ外相は31日、東京で第4回の締結交渉を行ったが、平行線に終わった。 河野氏は会談後の共同記者発表で「立場の異なる部分については明確に日本の立場を伝えた。会談を重ねる中で、乗り越えるべき課題の輪郭は、だいぶ明確になってきている」と述べ、依然として両国の溝が埋まらない状況であることを認めた。ラブロフ氏も「交渉が活発化しているからといって、我々の立場が近づいているというわけではない」と語った。 両国外相による協議は、6月28〜29日に大阪で開く主要20カ国・地域(G20)首脳会議で来日するプーチン氏との日ロ首脳会談まで行われる予定はない。首脳会談では北方四島における共同経済活動などでの進展をめざす。複数の日本政府関係者は領土問題での大筋合意は「無理だ」と明言した。(石橋亮介、竹下由佳)
(時時刻刻)日ロ交渉、崩れた計算 2島返還、56年宣言に賭けた首相 https://digital.asahi.com/articles/DA3S14038352.html 2019年6月1日05時00分 朝日新聞 日ロ平和条約交渉の経緯と主な発言 日ロ平和条約交渉で安倍政権が6月の大筋合意を断念した。事実上の2島返還に大きくかじを切って決着をはかったが、交渉は開始直後から暗礁に乗り上げた。安倍晋三首相はなぜ交渉に乗り出したのか。なぜ、計算通りに進まなかったのか。(石橋亮介、竹下由佳) ▼1面参照 「プーチン提案」の呼び水 「あらゆる前提条件なしに、年末までに平和条約を結ぼう」 昨年9月12日、ロシア・ウラジオストクで開かれた東方経済フォーラムの全体会合。プーチン大統領が突然言い出した提案が、それまでの日ロ交渉を一変させた。 日本政府は北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するというのが基本方針だった。領土問題の解決を後回しにして平和条約を結ぶというプーチン氏の提案は受け入れられない。なぜこんな提案をしたのか。 「プーチン提案」の引き金を引いたのは、同じ会合に出席していた首相だった。プーチン提案に先立ち、首相は演説。原稿は首相官邸幹部が書いたという。平和条約の締結についてプーチン氏にこう呼びかけていた。 「今やらないで、いつやるのか」 会合はロシア全土に中継されていた。外務省幹部は「プーチン氏は何も言わずにはいられなかった」とみる。 突然の「プーチン提案」について外務省は、平和条約締結を優先するという従来のロシアの立場を繰り返しただけと、冷ややかだった。 しかし、首相は違った。目をつけたのはプーチン氏が提案の中で「1956年の日ソ共同宣言は調印しただけでなく、日ソ双方が批准した」と語っていた点だ。宣言には平和条約の締結後、歯舞(はぼまい)群島と色丹(しこたん)島を日本に引き渡すと明記されている。 首相はプーチン氏との2人だけの会談で「両国が認めているのは56年宣言だけじゃないか。歯舞・色丹以外の名前はどこに書いているんだ」と繰り返し言われていた。首相は2島返還ならば合意できる可能性があると考えた。 2日後の9月14日、自民党総裁選に関する日本記者クラブの討論会。日ソ共同宣言に向けて松本俊一全権委員とマリク全権委員らが行った秘密交渉の記録をすべて読んだと明かし、こう強調した。「プーチン大統領の言葉からサインを受け取らなければならない」。事実上2島に絞って返還交渉を進める「予告」だった。 実際、首相は以前から2島返還を現実的な解決策の一つと捉えていた。官房副長官だった2002年の講演で「2島返還決着論は問題だが、2島先行返還論は必ずしも問題ない」と発言。側近の一人も「4島不法占拠論、4島返還論を唱えてきたのは守旧派だ」と言う。 昨年11月14日、シンガポールで行われた日ロ首脳会談。首相はプーチン氏にこう語りかけた。「共同宣言に書かれている内容を完遂する形で平和条約を結ぼう」。プーチン氏は受け入れ、日ソ共同宣言を基礎として交渉を加速させることで合意した。首相周辺は言う。「首相は一気に賭けに出た」 首相は周辺にこう語った。「プーチンでなければロシアの世論を押し返せない。これは最後のチャンスなんだ」 いきなり暗礁、日米揺さぶるロシア 今年1月から平和条約締結交渉が始まった。 ところが、いきなり行き詰まった。1月14日、モスクワで行われた第1回の条約締結交渉終了後の記者会見。ラブロフ外相は「日本側が第2次世界大戦の結果を認めるのが第一歩だ」と訴えた。 第2次大戦の正当な結果として北方領土がロシア領になったという「原則論」をまず主張し、交渉で優位に立とうとした。 ロシアは、日本と同盟関係にある米国を警戒し、基地問題などで「日本がどの程度主権を持っているのか」(プーチン氏)と疑っていた。北方領土を日本に返還した場合、米軍基地が置かれる可能性や、日本が米国から導入する陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」にも、懸念を訴えた。 さらに、トランプ米政権が中距離核戦力(INF)全廃条約からの離脱を表明したことも、問題を複雑にした。米国が日本国内の拠点に中距離ミサイルを配備する可能性をロシアは警戒する。 ロシア国内の世論の反対も影響した。昨年3月の大統領選直後に80%を超えていたプーチン氏の支持率は、年金の支給開始年齢の引き上げ方針を公表した昨夏から60%台に落ち込んだまま。世論の反対を押し切って領土問題で譲歩する体力はなかった。 それでもロシアが日本との交渉を続けるのは、米国と日本の関係を揺さぶり、日本の経済協力を引き出す狙いがあった。 ロシアは2014年のクリミア半島併合をめぐって主要8カ国(G8)から排除され、欧米を中心とした経済制裁に苦しむ。独立系シンクタンク、政治工学センターのアレクセイ・マカルキン副所長は、「日米間で意見の相違を作り出せれば、それだけでロシアにとっては成果と言える。ロシアにとって、交渉を続けること自体に意味がある」と話す。 6月の大筋合意への期待感は急速にしぼんでいった。ロシアの大手紙コメルサントは3月15日、プーチン氏がモスクワでの非公開の会合で日ロ交渉について「テンポが失われた」と語ったと報道。日本政府高官によると、首相も3月、周辺に「6月に何かまとまるというような期待値を上げないように」と語っていた。
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遠のく北方領土…平和条約交渉「打ち切り合意」の衝撃情報(日刊ゲンダイ)
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