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(首相官邸)
http://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2019/0527usa.html
日米共同記者会見
令和元年5月27日
【安倍総理冒頭発言】
5月1日に天皇陛下が御即位され、日本は令和という新しい時代を迎えました。新たな時代の幕開けに、最も重要な同盟国である米国の大統領御夫妻であり、そして、私と妻の大切な友人であるトランプ大統領とメラニア夫人を初の国賓としてお迎えできることを大変うれしく思います。
トランプ大統領とは、先月もホワイトハウスで首脳会談を行い、メラニア夫人の誕生日を一緒にお祝いいたしました。来月もG20大阪サミットに出席のため、再び来日していただきます。
平和安全法制により、日米は互いに助け合うことのできる同盟となり、そのきずなは盤石なものとなりました。そして、ドナルドとの非常に親密な個人的信頼関係により、日米同盟のきずなはもはや揺るぎようのない、世界で最も緊密な同盟となりました。
令和の新たな時代において、日米は真のグローバルパートナーとして、地域と国際社会の平和と繁栄を主導していきます。この度のトランプ大統領御夫妻の国賓としての訪日は、日米のこの揺るぎないきずなを内外に鮮明にする絶好の機会となりました。トランプ大統領とメラニア夫人の友情に心から感謝いたします。
本日の首脳会談では、最新の北朝鮮情勢を踏まえ、十分な時間をかけて方針の綿密なすり合わせを行いました。日米の立場は完全に一致しています。トランプ大統領とメラニア夫人には、一昨年の訪日の際に引き続き、改めて拉致被害者の御家族と面会していただき、御家族の皆様を励まし、勇気づけてくださいました。何よりも重要な拉致問題の一日も早い解決に向け、次は私自身が金正恩(キム・ジョンウン)委員長と直接向き合わなければならないとの決意です。条件を付けずに金正恩委員長と会って、率直に、虚心坦懐(きょしんたんかい)に話をしたいと考えています。トランプ大統領からも、こうした私の決意に対し、全面的に支持する、あらゆる支援を惜しまないとの力強い支持を頂きました。引き続き日米で緊密に連携しながら、あらゆるチャンスを逃さず、拉致問題の一日も早い解決に向け、果断に行動してまいります。
本日の首脳会談では、エネルギー、デジタル及びインフラ分野を含め、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた日米協力が着実に進展していることを歓迎しました。今後とも、日米で手を携え、この日米共通のビジョンの実現に向けた協力を力強く推進してまいります。豪州、インド、ASEAN(東南アジア諸国連合)、英国、フランスを始めとする関係諸国と、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力を強化、拡大していくことでも一致しました。
トランプ大統領が就任して以来、日本企業は、米国への240億ドルの新たな投資を決定し、これにより4万5000人の新しい雇用を生み出すことになります。大統領が実施した大胆な税制改革によって、自動車やエネルギー関係の日本企業が、オハイオやペンシルバニア、ミシガン、アラバマやケンタッキーといった州に新たな投資を決定しました。世界で最も米国の経済に貢献しているのが日本企業であります。前回の首脳会談からたった1か月の間に日本企業による対米投資は10億ドルも増加しました。旺盛な投資意欲の下、日本企業は対米投資を次々と決定しています。日米経済関係はウィン・ウィンの形で大きく発展しつつあります。昨年9月の共同声明に沿って、茂木大臣とライトハイザー通商代表との間で議論が進められていることを歓迎します。
本日の会談では、トランプ大統領との間で、日米ウィン・ウィンとなる形の早期成果達成に向けて、日米の信頼関係に基づき、議論を更に加速させることで一致しました。来月のG20大阪サミットの際に、トランプ大統領を大阪でお迎えできることを大変楽しみにしています。G20サミットの成功のため、日米協力は不可欠です。引き続きトランプ大統領と緊密に連携してまいります。
昨日のゴルフ、大相撲観戦、メラニア夫人を交えた夫妻同士の夕食会も含め、トランプ大統領とくつろいだ雰囲気の中で様々な話をし、トランプ大統領との友情と信頼関係を更に深めることができました。
ドナルドが、優勝した朝乃山関に大統領杯を手渡したときの館内の盛り上がりと熱狂は、伝統ある大相撲の歴史に新しい時代にふさわしい新たな1ページを刻みました。ドナルド、ありがとう。
明日は、トランプ大統領と共に、横須賀に停泊中の護衛艦「かが」を訪問し、日米同盟の強固なきずなを改めて内外に示したいと思います。
最後に、改めて、ドナルドとメラニア夫人に、新たな令和の時代における初めての国賓として訪日いただいたことに、心から感謝いたします。
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(Remarks by President Trump and Prime Minister Abe of Japan in Joint Press Conference: The White House)[一部抜粋]
https://www.whitehouse.gov/briefings-statements/remarks-president-trump-prime-minister-abe-japan-joint-press-conference-3/
発言
トランプ大統領と安倍・日本首相の共同記者会見における発言
外交政策 公表日:2019年5月27日
[途中省略]
トランプ大統領:安倍総理、ファーストレディと私は天皇陛下の御即位後初めての日本の国賓としてこの非常に美しい国に戻ってきたことを非常に光栄に思います。米国を代表して、私達は皇室に対して今回の丁重な御招待と温かい歓迎に感謝したいです。本当に素晴らしかったです。
メラニアと私は日出ずる国に戻ってきて身震いしています。この素晴らしい歴史的瞬間に立ち会うとともに、新しい御代が始まるこの時に日本の古くからの伝統をこの目で見るのは実に誇らしいことです。 お父様が遺された類い稀なる業績を新しい天皇が続けていくことを私達は楽しみにしています。
昨日、メラニアと私は総理と一緒に大相撲観戦を楽しみました ― 私は大相撲を見たいとずっと思っていました。心からです ― 力士たちは私がこれまで思っていたよりも大きく強かったです ― 非常に印象的で新しい国技館で、私は優勝力士に初めてのアメリカ大統領杯を贈呈しました。それは心に残るひとときでした。
今朝、私達は壮大な皇居で天皇皇后両陛下と一緒に見事な歓迎式典に参加しました。
日本の由緒ある習慣と洗練された文化に私達は深い感嘆の思いで一杯です。今週私達を歓迎し、皆さんの最愛の遺産を味わわせてくれた全ての日本国民に感謝したいです。これは本当に素晴らしい遺産です。
また、今回の訪問は安倍総理と私にとって、私達の親密な友情と両国の友好関係を強化する機会となりました。米国と日本の同盟はこの地域や全世界における安定と繁栄の礎です。
総理と私は、朝鮮半島の平和と安全を追求するために引き続き緊密な協議を続けます。私達のアプローチの本質は力による平和です。そして、これは本当の意味で強力な同盟です。米国と日本の同盟は確固たる鉄壁の同盟です。私たちは平和を望み、安定を望みます。私たちは、金委員長が非核化を通じて国を変えていく機会を得ることを引き続き希望します。北朝鮮は経済や他の面で途方もない可能性を秘めた国です。
また、米国は拉致問題に対する責務を果たし続けており、これが安倍首相にとって最優先事項であることを私は知っています。今日、私は先ほど、愛する家族を北朝鮮に拉致されるという考えられないような心の痛みに苦しんできた日本人家族のグループと2度目の会談を持ちました。米国はこのような拉致被害者を帰国させるための日本の取り組みを引き続き支援します。
また、両国は他にも安全保障についての数々の重要な問題で協力しています。米国は防衛力向上のための日本の取り組みを支持しており、大量の米国製防衛装備品の日本への販売においてこの数ヶ月の間に大きな進捗がありました。私達は世界で最もよい装備品を作ります。
2018年、日本は米国製防衛装備品を世界で最も多く購入した国の1つでした。そして、日本は105機の最新鋭F-35ステルス航空機を購入する意向を発表したばかりです。ステルスというのは、実際に見ることが出来ないからそう呼ばれるのです。日本はこの購入によって米国の同盟国の中で最も多くのF-35航空機を保有することになります。
米国と日本の緊密な安全保障関係は共通の価値観に基づいています。両国の軍隊は世界各地で一緒に訓練し勤務しています。明日、私は日本の自衛隊の傍で駐留している在日米軍の部隊を訪問します。
私は全ての米国国民を代表して、私達の駐留軍人とその家族を親切に迎え入れてくださっている日本国民に感謝したいです。
また、米国と日本は公平と互恵の原則に基づき両国の経済関係の改善に取り組んでいます。私達は現在、両国の経済に利益をもたらす2国間貿易協定を交渉しています。 私たちの目標は対日貿易赤字を減らしたり貿易障壁やあらゆる種類の障壁を取り除いたりすることにより、米国の輸出が本当に公平で非常に深い基盤を築くことです。
ほんの1週間ほど前、米国の牛肉が2003年以来初めて日本市場にフルアクセスするようになりました。私達は近いうちにこの貿易についてさらに多くのことを発表できるよう望んでいます。
そして最後に、今日、安倍首相と私は人間宇宙探査における両国の協力の飛躍的な拡大に同意したことを喜んで発表します。日本は、米国の宇宙飛行士を宇宙に送るという私達のミッションに加わることになります。私達は月に行きます。私達は間もなく火星に行きます。これはとても胸の躍ることです。そして、軍事的な見地ではいま何よりも宇宙が重要です。
これは他の多くのことについての協業を広げるための胸躍る出発点です。
総理、私達の今週の訪問は米国と日本の同盟の強さと両国国民の間の深い友情を感動的に思い出させるものです。あなたの国の歴史のこの重要な瞬間に日本に来られたことは大きな名誉です。この新しい御代の名として、あなたの国は「美しい調和」という意味の「れいわ」を選びました。
米国も未来に向けたこの素晴らしい願望をともに抱くことにします。そして、私達はこの高貴なビジョンを実現するために協力しつつ、この素晴らしいパートナーシップを続けていくことを楽しみにしています。
ご清聴ありがとうございました。
[以後省略]
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