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霞が関7月人事本格化 金融庁長官続投か否かが“忖度”試金石
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/254614
2019/05/24 日刊ゲンダイ 遠藤俊英金融庁長官(C)日刊ゲンダイ 蔓延する政権への忖度を打破できるのか――。恒例の霞が関「7月人事」の動きが、水面下で本格化。今年は参院選があるので月内に幹部人事もおおかた片づく予定だが、注目は金融庁トップ人事。“軽井沢の変人”が留任するか否かが、忖度文化の試金石となる。 ◇ ◇ ◇ 「2つの銀行が倒産しない形になって良かった」 昨年8月末の会見で麻生金融相はそう言うと、ほくそ笑んだ。公正取引委員会が「ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)」と十八銀行(長崎県)の経営統合を承認。2016年2月の発表から2年半も「塩漬け」となっていた計画を渋々了承したのだ。 「FFGは長崎地盤の親和銀を傘下に置き、十八銀との統合で県内企業向け融資シェアは7割超に達することに、公取委は独禁法違反を懸念。審査は難航し、異例の3期も務めた森信親前金融庁長官でも決着できなかった」(金融行政関係者) 地銀再編は「国策」だ。麻生氏は昨年3月、「銀行はつぶれても公取委は責任を取らない」と不快感を表明。昨年7月の就任早々、その意をくんで動きだしたのが遠藤俊英長官だ。両行が融資先に計1000億円弱を他の金融機関に借り換えてもらう債権譲渡を条件に統合を後押し。麻生氏の威を借る遠藤長官の根回しに公取委も屈した。 FFGは統合により総資産24兆円、全国最大の地銀となり、地元選出の麻生氏も鼻高々だろう。一連の動きこそ遠藤氏が「忖度長官」と評されるゆえんである。 「官庁トップは1年交代が慣例。遠藤氏も就任当初は『ポスト森』の呼び声が高かった氷見野良三金融国際審議官への“つなぎ”と目されましたが、徐々に独自色を打ち出し、『続投に意欲マンマン』ともっぱらです」(ある銀行マン) ■「気分転換」にムダな国費 遠藤氏は山梨県生まれ。1982年東大法卒後、大蔵省入省。セクハラ辞任の福田淳一前財務次官、公文書改ざんの佐川宣寿前国税庁長官、片山さつき地方創生相ら「いわく付き」と同期だ。 検査局長や監督局長を歴任し、「金融機関への検査が大好き」(金融庁関係者)というから、まるで池井戸潤原作の銀行ドラマの“悪役”。12年前に長野県軽井沢町に引っ越し。新幹線で片道約2時間かけて霞が関に通う“変人”でもある。 本人は今年1月の講演で「空気が冷たくて星空に囲まれると、ものすごく気分転換になる」とメリットを語ったが、月々の定期代は13万1720円。超過分は自腹とはいえ、通勤手当の上限5万5000円の満額が支給される。 さらに金融庁は「自宅に衛星携帯電話を配備するなど緊急時にも連絡が取れる態勢を整備している」(広報室)と説明。金融庁トップの軽井沢暮らしで、ムダな国費が支出されているのだ。 「スルガ銀の投資用不動産向け融資の不正を受け、金融庁の遠藤体制は地銀の不動産融資を過剰に引き締めました。しかし、スルガ銀の問題は『審査のズサンさ』。不動産融資全体を問題視するのはお門違いです。その結果、マイナス金利で利ざやを稼げない地銀をさらに疲弊させています」(建築エコノミスト・森山高至氏) 地銀いじめの“軽井沢の変人長官”を続投させる理由は見当たらない。それでも留任なら、忖度のタマモノである。
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