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くすぶる衆参同日選、焦り募らす野党 候補擁立遅れ、「絶対勝てない」
毎日新聞2019年5月21日 18時55分(最終更新 5月21日 19時21分)
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190521/k00/00m/010/225000c
野党幹事長・書記局長会談に臨む立憲民主党の福山哲郎幹事長(中央)、共産党の小池晃書記局長(左から2人目)、国民民主党の平野博文幹事長(右から2人目)ら=国会内で2019年5月21日午後1時46分、川田雅浩撮影
国政選挙の課題
夏の参院選に合わせて衆院解散・総選挙を行う衆参同日選の観測がくすぶる中、野党が焦りを募らせている。参院選の1人区(改選数1)の候補一本化はようやく大詰めを迎えたところで、衆院小選挙区での候補擁立も遅れているためだ。同日選になれば惨敗しかねないとの危機感も強く、衆院解散を誘発する可能性もある内閣不信任決議案の提出には慎重にならざるを得ないのが実情だ。
立憲民主、国民民主、共産など野党5党派は21日、国会内で幹事長・書記局長会談を開き、参院選で全国に32ある1人区のうち、新たに栃木、群馬(立憲)▽福井(共産)▽山形、福島、新潟、三重、和歌山(無所属)――の8選挙区で一本化に正式合意した。合意発表は愛媛、熊本、沖縄(無所属)に加え、計11選挙区となった。会談では月内に党首会談を開き、更なる発表を目指すことを申し合わせた。
立憲の枝野幸男代表は21日の党会合で衆参同日選に言及し「準備を加速してほしい」と改めて呼びかけた。
しかし、野党内には選挙態勢を不安視する声が多い。岡田克也前副総理は先月25日の記者会見で野党候補の顔ぶれに関し「決まり方を含めて見ると、相当厳しい」と述べ、差し替えの可能性に言及。野田佳彦前首相も今月16日の会見で「膝を突き合わせて調整した形跡を感じられない。『(一本化を)決めて良かった』で済んでいて、選挙態勢作りが進んでいない」と語った。
影を落としているのが、立憲と国民の主導権争いだ。複数区(改選数2以上)での両党の一本化は京都や広島などにとどまり、多くの選挙区で共倒れの懸念が残る。支援労組の連合も立憲と国民で「股裂き」の状態で、組織票が分散しかねない。
さらに衆院の「解散風」が野党の危機感に拍車をかける。公職選挙法などの規定により、21日からは、衆院が解散されれば衆参同日選を日曜日に実施する日程が可能になった。野党は参院選を前に内閣不信任決議案の提出を検討するが、菅義偉官房長官が同案の提出が「解散の大義」になり得るとの認識を示し、神経戦が激化している。
選挙準備が遅れる野党側は気後れ気味だ。衆院289小選挙区のうち、立候補予定者がいるのは立憲が67、国民が56選挙区。両党が競合する選挙区はないものの、計123と全体の半数にも達していない。こうした現状を踏まえ、「空白区があるなら不信任は出せない」(野田氏)との慎重意見も出ている。
国民と合併した旧自由党で共同代表を務めた小沢一郎氏は21日、東京都内での講演で「現状では(衆参)ダブル選挙が行われれば、絶対と言っていいほど勝てない」と危機感を強調。「立憲、社民も含めて、野党が統一体をなして国民に訴えることが必要だ」と語り、野党の連携強化を呼びかけた。【野間口陽、東久保逸夫】
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