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「同日選」自民圧勝 野党壊滅 安倍4選という悪夢の懸念
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/254415
2019/05/22 日刊ゲンダイ 文字起こし 大義なんて関係なく、勝てる時に解散を打つのが安倍首相(C)日刊ゲンダイ 菅官房長官が、野党の内閣不信任決議案提出は解散の「大義」になると発言したことで、永田町では解散風が強まっている。 自民党の二階幹事長も「近頃、こんな風が吹きかけているように思いますから、あらゆる時に備えて対応していきたい」と会見で話すなど、6月26日の国会会期末に向けて、衆参同日選の日程シミュレーションが真顔で検討されるようになってきた。6月19日に党首討論を開催し、その場で安倍首相が解散方針を表明、2日後の21日に解散するケースなどがまことしやかに語られている。 国民から「偽造、捏造、安倍晋三」とまで冷罵され死に体だったペテン政権が、「令和」効果で息を吹き返し、伝家の宝刀を抜いて同日選に打って出ようとは、キツネにつままれたような話なのだが、なんとも剣呑なのは、なーんもしていない内閣の支持率が上昇し、いま選挙をやれば安倍自民が圧勝するとみられていることだ。 21日、東京都内の朝食会で講演した国民民主党の小沢一郎衆院議員は「われわれ野党があまりに不甲斐ない。官邸の主は衆院解散をしたくてムズムズしているだろう」と言い、「現状では(衆参)ダブル選挙が行われれば、絶対と言っていいほど勝てない」と危機感を強調した。 実際、野党はようやく参院選1人区の候補者一本化の調整を本格化させたところで、衆院選の準備にまで手が回らない。いま解散を打たれたらお手上げだろう。 大義なんて関係なく、勝てる時に解散を打つのが安倍の流儀だ。衆参ダブル選の可能性は早くから囁かれていたのに、いったい野党は何をやっているのか。 「数合わせの何が悪い」と言える覚悟 小沢は14日に出演したBS番組でも、今夏に衆参同日選挙が行われた場合は、「立憲民主党も壊滅的になる。このままの状況なら、野党が立ち直れないくらいの壊滅的敗北になる」と警鐘を鳴らし、さらに「ここで野党が壊滅的状況になったら、自民党に勝てるのは半永久的にない」と指摘。野党統一名簿の作成など、野党結集への決断を立憲の枝野代表に促した。 小沢は何年も前から同じことを主張している。バラバラで勝てないことは自明の理なのに、なぜ野党結集が進まないのか。 「ダブル選なら、衆院も参院も野党は壊滅でしょう。参院1人区と衆院小選挙区は、与党側は候補者をすべて一本化している。野党がバラバラで立ち向かっても共倒れになるだけなのは、2012年から7年間の選挙で嫌というほど分かったはずです。野党が全選挙区で候補者を一本化し、1対1の構図に持ち込まないと勝負にならない。それなのに結集が進まず、野党同士でいがみ合って内ゲバをしている姿が、国民から愛想を尽かされて支持率が上向かない原因なのです。自分の身を切ってでも国民のために戦う覚悟がないから、野党結集は数合わせの野合だと批判されるとビビってしまう。小沢氏のように『数合わせの何が悪い、民主主義は数だ』と言い切れるかどうかです。政権打倒が国民のためだという信念があれば、野合批判におののくことはないはずです」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏) そういう覚悟もなく、内向きの批判ばかりしている野党政治家のいかに多いことか。 危機感は相当(国民民主党の小沢一郎衆議院議員)/(C)日刊ゲンダイ
安倍政権がつくり出した「今だけ、カネだけ、自分だけ」のムードは野党にも蔓延している。 たとえ万年野党でも、自分さえ議員を続けられればいい。そういう保身が野党結集を阻み、大局よりも「あいつとは組みたくない」などという私情が優先されてしまう。野党政治家も、真剣に国民と向き合っていないのだ。 岡田前副総理は、参院選の野党候補の顔ぶれについて「相当厳しい」と苦言を呈し、差し替えの可能性に言及。野田前首相も、今月16日の会見で「膝を突き合わせて調整した形跡を感じられない。『(一本化を)決めて良かった』で済んでいて、選挙態勢づくりが進んでいない」なんてエラソーに言っていたが、あなたたちは膝を突き合わせて調整したのか。選挙態勢づくりにどれだけ汗をかいたのか。野田にいたっては、自分の責任を棚に上げて「(衆院選挙区の)空白区があるなら不信任は出せない」なんて言い出す始末。たとえダブル選にはならなくても参院選は確実にあるのに、対決姿勢を鮮明にしなくてどうする。 ここで逃げたら戦えない。“不信任案を提出しない”という選択肢はないはずだ。そこにツケ込まれ、「不信任案を出したら解散するぞ」と令和おじさんに脅されて右往左往の野党は、あまりに情けない。 「自民党だって派閥ごとに政策は違う。考えが完全に一致する人間なんていないのです。野党それぞれが派閥だと考えて、政権を奪取するためにまとまることに注力すべきです。そうしないと、本当に取り返しのつかないことになってしまう。次の国政選挙で自民党が勝てば、半永久的に独裁政治が続き、個人の権利を制限して国のために尽くす自民党改憲草案が現実のものになりかねません。いまの自民党改憲派の考え方は、国家がまず上位にあり、そのために民が奉仕するというものです。そんな国になっていいのでしょうか。国民が権利や自由を失って気づいた時には、野党は何をしていたのだという話になる。この国の民主主義を守るために、野党は受け皿となる選択肢をつくる責務があるはずです」(山田厚俊氏=前出) 公文書改ざんも統計不正もリセット 大阪では、知事と市長のダブル選で圧勝した大阪維新の会の勢いに、これまで激しく対立してきた大阪自民も公明党もひれ伏す展開になっている。対立軸になっていた大阪都構想の住民投票にも賛成することを示唆している。 これは、憲法改正の国民投票に向けた予行演習みたいなものだ。次の国政選挙で安倍自民の圧勝を許せば、野党は壊滅、安倍4選も見えてくる。そうなれば、いよいよ自公維で憲法改正が現実になる。 「この国は瀬戸際にあります。国政選挙で与党が圧勝すれば、公文書改ざんも統計不正問題もリセットされて、一気に憲法改正に向けて動き出すでしょう。総務省統計委員会の点検検証部会の点検では、政府の288統計のうち6割強の178に及ぶ統計に問題があったことが明らかになった。それをメディアは大々的に批判しないし、国民も関心を持たない。公文書も統計も信頼できない国なんて、近代国家とは呼べません。国家の根幹が脅かされているのです。こんな不正がはびこっている現状こそが、リーマン・ショック級以上の危機なのです。まっとうな国に戻すために結集することが、野党の大義ではないでしょうか」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏) 不埒な連中が権力を掌握し、長期にわたって官僚組織を牛耳っている。その結果、不法行為に首相夫妻が関与したことを隠蔽するために公文書が改ざんされ、政策の成果を演出するために統計も不正に歪められた。こんな国は国際社会からも信用されない。そんな日本でいいのか。まっとうな国にするにはどうすればいいのか。 腐臭漂う長期政権を打倒する。その一点で野党が集結するしかない。それが国民のためだという信念と覚悟はあるか。野党の本気度が問われている。
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